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【13頭】第91回東京優駿(日本ダービー)追切チェック【分析】

どうも、ゲンコツでございます

日本ダービー後に行われる目黒記念に向けて、東京芝2500mについて記事を書いた影響で、
今回更新が遅れてしまいました、申し訳ございません

そんな最中、どうもダービー前日に厩務員のストライキが起こるみたいで驚きました
昨年もストライキが起こりましたが、調教師や引退された厩務員の方がストを起こした厩務員の分まで働いたらしいですが、
そこまでして賃上げしたくないのかと逆に引いてしまいました

大企業の一部しか大幅な賃上げなんてありませんが、
上がるだけマシという時代はもうとっくに終わっています

わたしは6000円程上がりましたが、1日競馬場に行ったら溶けるような額、GⅠなら1レースで溶ける額じゃ今の物価高に追いつきませんよ(苦笑)

他国に原料や農作物の買い負け、技術力でも負け、日本が世界で勝てるものってあるんですかね?
ありました!日本は世界一の公営ギャンブル大国です‼

多額の税収を得てるはずのに、それはどこに行ってるのでしょうか
私は税金の使い方が〇ソみたいなだけのような気がしてならないのですが...

もやもやした気分の中、それでは東京優駿(日本ダービー)の追切チェックを行いますので、今回もよろしくお願いします


追切チェックの評価マーク

・高評価☆ ・危険★ ・急上昇☆彡 ・評価難☆★

※この評価は「あくまで」追切での評価であり、
他の適性次第で凡走する恐れがあり、その場合は各馬の説明でなるべく触れております

追切場所・追切表現の表記

・栗CW:栗東Cウッドチップコース
・美DW:美浦Dウッドチップコース
・栗坂路/美坂路:栗東/美浦坂路コース
・栗ポリ/美ポリ:栗東/美浦ポリトラックコース
・栗芝/美芝:栗東/美浦芝コース
・単:単走、2/3:2頭/3頭、併:併せ馬
・内/中/外:併せ馬での馬の位置
・前:併走馬相手に先行する、併:ずっと併走、追:併走馬相手に追走する
・先/入/遅:先着/併入/遅れ
・也:馬なり、杯:一杯、強:強め、直線追:直線で追われる
・全体タイム/上がり3ハロン/上がり1ハロン:全T/3F/1F

【人気馬】

☆ジャスティンミラノ

皐月賞をレコード勝ちした反動が気になりましたが、なんと2週前から栗CWで併せ馬で追切を行い、
馬なりでも全T81.4秒、3F36.0秒、1F11.0と非常に優秀なタイムが出ており、
1週前は栗DW・2併・内・追・強め・入ですが、若干手ごたえが悪かったものの、
追切タイムは2週前とほぼ同じと、
皐月賞馬でもレコード決着でも全く緩めることはなく、
ダービーを獲る、無敗の2冠馬を目指す情熱のこもった調整を行っております

今週は友道厩舎の必勝パターン、栗坂路・単・也で折り合い重視で流しましたが、
折り合いはバッチリで素軽い走りで内埒に頼らず駆け上がりました‼

唯一追切でケチを付けるのなら、1週前追切での栗CWのラップの最初の方が相変わらず加速にならないことぐらいで、
もし今回距離延長で負けたりしたら、このラップの踏み方が原因なのかなと思ってしまいます

それでもダービーも堅そうかなと思っていたら、馬主がノーザンファームと揉めてるとかいろいろ噂が流れており、
それがレースに影響しなければいいのですが


★レガレイラ

皐月賞の1週前追切で北村宏司騎手騎乗で1F10.9秒というとんでもないタイムが出ましたが、
あんなタイムが出る追切はやってはいけなかったと反省したみたいで、
今回の追切内容は折り合いに終始し、とにかくガマンガマンの調教を行っています

キレ味がすごすぎる馬ですのでこれで正解だと思うのですが、
他馬が負荷を掛けて速いタイムで追い切っているのに対し、この馬は現状維持に終始するような調整でした

ルメール騎手もダービージョッキーではありますが、オークスに比べると付け入るスキはありますので、
果たして後方でキレ味だけで牡馬をまとめて倒せることができるとは、
いくらルメール騎手でも難しいと思うのですが...


★シックスペンス

スプリングSを強烈なキレを見せつけて勝利したものの、元々体質が弱いのと歩様の乱れで皐月賞は回避してしまいました
中間は全て併せ馬で攻めて、美DWで上がり35秒台、22秒台を馬なりで軽く出しており、
やはりこの馬のキレ味は本物で、スプリングSも超スローペースを経験して勝っていますので、
ダービーも脚を溜めてレガレイラたちとキレ味勝負なら互角ではと思っていましたが、
今週は美坂路・3併・内・也・先でタイムも速く素晴らしいように思えましたが、
最初折り合いが悪かったですし、しかも3頭併せなのに、この馬だけ少し離れて追切を行っているではありませんか...
これでは併せ馬ではなく、馬なり単走で勝手に走っているだけで、
いくら強引に折り合いを付ける川田騎手でも距離を持たせるのは難しいのではないでしょうか

※下の記事でシックスペンスを取り上げたのは失敗だったかあ(今後はちゃんと分析します(反省))



☆★アーバンシック

京成杯2着以来の出走となった皐月賞で大外から追い込んで4着まで頑張りましたが、
皐月賞での追切チェックでも書いたのですが、

ラスト3ハロンの追切タイムは京成杯の当週追切の方が0.1秒速く、
京成杯の時のようなコーナーで差を詰めるような追切ではなく、直線で追い込む追切になったことが若干気になります

この追切の内容通り、GⅠ出走メンバーでは中山の短い直線ではあれが精一杯だったのでしょう

皐月賞とダービーの追切内容は変わりませんが、美DWの追切タイムは皐月賞の時より明らかに速く、上積みは間違いなくあることで、
今回得意の東京コースに替わり、この馬が巻き返せる舞台なのは間違いないのですが、
今回も直線から加速するスピードが若干遅いのがどうも気になります

オークスのような後方で脚を溜めたもん勝ちのレースになれば、ライトバックのように届きそうですがどうでしょうか


★コスモギュランダ

結論から先言いますと、皐月賞とこれまでの厳しい調教の反動が出たのでしょうか?
皐月賞の1週前追切で美DWで一杯に追われ、全T80.2秒は自己ベストを大きく更新し、レースでもモレイラマジックで2着に激走しましたが、
1週前も今週も美DWの追切タイムが遅すぎます(1週前82.7秒、今週87.5秒)
ダービーはモレイラ騎手からミルコ騎手になりますが、ミルコ騎手はつらいでしょうね


☆彡ダノエアズロック

セレクトセールで4億9,500万円という超高額馬、弥生賞惨敗後骨折したものの、
前走プリンシパルSを勝って、なんとかダービー出走に滑り込みました

前走は4本併せ馬を行いましたが全て馬なりで、タイムからしてきっちり仕上げた感じは全くなかったのにもかかわらず、
相手が弱かったこともありますが、着差以上の圧勝でした

ダービーまで中2週ということで、追切でタイムを出したのが今週だけで、
美DW・3併・中・追・也・入という内容でした
レガレイラを倒したアイビーS、休養明けで惨敗した弥生賞、そして前走プリンシパルSで折り合いを欠いていましたが、
今回が一番折り合っていたように思えます‼

ダービーに向いているとは思えないモーリス産駒ですが、堀厩舎、モレイラ騎手なら何とかしてしまうのではないかと思ってしまいます


【1週前追切注目馬の今週の動き】

☆シンエンペラー

1週前追切注目馬の記事はコチラをご覧ください

1週前追切ではこれまで手応えで負けていた同じくダービーに出走するミスタージーティに初めて圧倒する動きを見せて、
これまで幼稚園児とさえ揶揄された幼いこの馬がついに本格化したと興奮しましたが、
今週は栗坂路・単・也でサッと流しましたが、これまで通り頭が高い走りなのは仕方がありませんが、
皐月賞の時の坂路調教に比べ浮き上がるのではなく、推進力が出てきたのはさらに良化しているとは思います
ダービーで勝ち負けできれば、秋以降さらに強くなると考えれば、今後どんなレースに使うのか楽しみでしょうがありません‼


【ゲンコツの個人的に気になる馬】

★シュガークン

1週前追切チェックで、1戦ごとに栗CWでの追切タイムが出るようになり、しかも折り合いも成長していると書きましたが、
今週は栗坂路は完全に流した模様で、全体タイム55.6秒は今週のダービー坂路追切馬の中でエコロヴァルツと並んで最下位...

今年2月にデビューしてすでに4戦、しかも中3週なので今週は流すことは正解ですが、
ラップが14.6-14.0-13.4-13.6と上りも遅いだけでなく、加速ラップにさえならないのは、
キタサンブラックを猛稽古で仕上げた清水久嗣厩舎だけに、1週前に速いタイムを出した反動を気にしたのかのでしょうか


☆★ショウナンラプンタ

高野厩舎はどの馬も栗東坂路主体で調教さら、当然この馬も栗東坂路で何本もやっているのですが、
東スポ杯で速いラップで気持ちよく駆け上がれるものの、
高野厩舎でおなじみの折り合いを意識した遅いタイムでの登坂は見てられないぐらい掛かってましたが、
前走そんな追切でも青葉賞で2着に好走したのには驚きました

今回の追切映像を確認すると、まだまだこれまでで一番折り合っているのではありませんか‼
シュガークン
の追切に不安を感じた私は、皐月賞に出走できなかった馬の中で一気に評価が上がりました

ただ青葉賞の追切映像をよく見てみると、強風で馬が怯えていた疑いがあるのと、
ただ折り合いを意識した調教方法になってからの高野厩舎の馬は厳しい流れのレースに弱いという疑いを私は持っているので、
メイショウタバルがどんなレースをするのか次第というのが気になります


☆ゴンバデカーブース

昨年ダービーを制覇した堀厩舎は、ダノンエアズロックだけでなく、この馬も出走するのですが、
デビュー前の追切ではダノンエアズロックを圧倒しており、
2戦目のサウジアラビアロイヤルCを追込で勝利する器用さ、
体質の弱さでホープフルSは追切後に出走取り消し、なかなか調子が良くならず、ようやくNHKマイルCに出走したものの、
1週前追切で美DW・3併・内・追・直線・強でしっかり追われたのに、
デビュー前追切で圧倒していたダノンエアズロックが馬なりでも遅れるという、
あれだけ調教で動けていた馬が平凡な動きになってしまい、全く仕上がっていないと思っていたら、
パドックでは全体の筋肉、特にお尻がしっかり目立ち、歩様が速いのにイレ込むところもなく、
結果4着とダービーに向けての叩きとしては上々だったと思います

今回の追切はダノンエアズロック同様ダービーまで中2週なので、
美DW・3併・外・先・也・入という内容で、間隔が短いながらも、前走NHKマイルCの1週前追切と同じぐらいのタイムを出てますが、
今回は勝った新馬戦と同じく外から先行する追切を行い、かつての行きっぷりが戻ってきました

結局活躍馬はダートや芝の短距離のブリックアンドモルタル産駒なので、
芝2400mなんて持つわけないとは思うのですが、
ダノンエアズロックよりも高い素質がありますから、私はまだ見限れないのです


☆メイショウタバル

前走毎日杯で逃げて上がり最速でレースレコードで勝利してから中2週で皐月賞に出走しましたが、
大逃げではなく暴走になってしまい、直線の前に脚が止まってしまい最下位に沈みました

1週前追切で栗CW・2併・内・追・杯・遅という、6F78.3秒で一杯に追われた猛稽古をやっていますので、
一杯追う前に馬なりで折り合い付ける練習は諦めたのかとガッカリしました
しかも併走遅れですし、皐月賞の悔しさは秋に晴らしてもらおうと諦めました

今週の追切は馬なりで掛かるんだろうなと思っていたところ、
栗CW・単・也という軽い追切内容でしたが、全体タイム85.1秒と遅い割には意外や意外、掛かることはありませんでしたし、
しかも追切ラップが勝ったつばき賞の1週前追切に似ていることに好感が持てます

よく考えてみたら、皐月賞の当週追切は栗CW・単・也なのに、今回の一杯に追われた1週前追切と同じようなタイムで走っているぐらいですので、
皐月賞の時だけ異常だったのでしょう

ただ気になるのは、最終追いを坂路からウッドに戻したことです

この理由が納得できるものであれば、もう一度この馬を信じようと思うのですが...


☆★ダノンデサイル

1週前追切チェックで、皐月賞は無念の除外で、その悔しさをぶつけるような栗坂路や栗CWでどちらも好タイムを連発していると書きましたが、
今週は栗坂路・単・也で、シュガークン同様、折り合い重視で流しただけでした

当週追切でここまで軽かったことはないのが不安ですが、
ラップが14.5-14.2-13.5-13.3ですので、シュガークンと違って加速ラップですので、内容は悪いわけではありませんが、
まずはパドックで確認しないことにはわからなくなりました


☆サンライズジパング

1週前追切チェックで、栗坂路中心でしたが、ついに栗CWで長めに一杯に追う熱意のこもった追切をやってきたと書きましたが、
前走皐月賞は走らない要因ばかり揃ってました

若駒Sを勝ったものの、弥生賞使えずにぶっつけ本番となり、追切は2週連続栗東坂路で一杯に追われ明らかに急仕上げでした

レースでは最内枠で伸びない内をずっと通らされる恵まれないレースで9着と敗れました

今回1週前追切は栗CW・2併・内・併・G杯で大きく先着し、今週は栗坂路・2併・也・先でした

確かにホープフルSではノットゥルノ、若駒Sではデルマソトガケといったダートの大物と併せ馬するぐらいですから、
追切は元からかなり動くとはいえ、ここまでキビキビ動いている姿を見ると、
ホープフルSで不利を受けても3着に好走した力はフロックではなさそうで、
あとはダービーの舞台が合うかどうかでしょう


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