【約6,000文字】ゲンコツの競馬場観戦記~中山競馬場編~
どうもゲンコツでございます
今回は競馬場観戦記の第3弾「中山競馬場編」です
中京競馬場、そして中山競馬場で秋競馬がスタートしましたが、
中山競馬場に行く予定のある方や、まだ行ったことのない方でも楽しめるように書いていきたいと思います
他の観戦記とは違い、少々厳しいことを書くこともあるかもしれませんが、
それでは最後までお付き合いくださいませ
それでは今回もよろしくお願いします
☆はじめに
中山競馬場、関西人の私は最初どこにあるのかわかりませんでした
中山競馬場の住所が千葉県船橋市古作1丁目1-1にあると知った時も、中山という地名が出てこないので、益々謎が深まるばかり
まあ今の時代ならWikipedia等で調べて、移転前は中山村が所在地だった名残ということで納得はするのと、
船橋はすでに地方競馬場で使われてますし、他にふさわしい地名も思い浮かびませんのでしょうがないのかもしれませんが、
後述しますが実際行き方を調べてみると、特に東京以西から行くとなると、かなり面倒なルートを通ることになるので、
やはり中山競馬場は気軽に行けるようなところではないイメージです
ちなみに今回中山競馬場に行ったのが、今年の中山グランドジャンプ当日で、2008年ダイワスカーレットが有馬記念を制覇した以来、16年ぶり‼
ここまで空いてしまったからこそ、すでに競馬場の概念を超えている東京競馬場のように変貌しているのか、行く前から楽しみでしょうがありませんでした
☆中山競馬場にどう行くか
16年ぶりに中山競馬場に行くということで、普段からも関東に行く際は乗換案内アプリが絶対に欠かせない地方民である私を始め検索すると出てくるのは、
東京駅から京葉線、武蔵野線で船橋法典を目指すというのが一番わかりやすいのは言うまでもないでしょう
ただ前回はそのルートで行ったのですが、東京駅から京葉線ホームまで歩くのがいろんな意味でイヤなのと、
東京駅を降りてから中山競馬場に着くまでずっと混雑し、当然帰りはもっと混雑したことを思い出し、
そのルートを回避するために、今回はどう行けばラクで迷わないかを調べました
西船橋や南船橋、京成本線東中山駅からレンタサイクルなんてどうかまで考えましたが、
慣れない地で自転車を探す苦労と不安、半日で1800円も掛かると考えると、ここは一旦保留にしました
あとせっかく遠出するのですから、中山競馬場だけ行き来するだけはもったいないという思いも出始めました
☆せっかく遠出をするのだから…
当日、私は東京駅で京葉線に乗り換えず上野駅まで進みました
やっぱりどこかに寄り道をしようと思ったからです
そしてたどり着いた先はというと…
着いた先は松戸競輪場でございます!
上野から常磐線に乗り換えて、北松戸で降りて1時間以内で着くという、東京から非常にアクセスが良い競輪場です
短走路の333バンクということでバンクも近く、コロシアム状になってますので、
スタンドからでも非常に迫力があり、見やすさは申し分ありません
この日は競輪開催はなく、場外発売のみ、しかもまだ1レースが終った後でしたので、お客さんは閑散として非常に静かでしたが、
場内も競輪場の中では非常にキレイでしたので、食事を取る場所も充実しており、また行きたくなるような競輪場でした!
昨年のオールガールズクラシック、今年のサマーナイトフェスティバルとビッグレースか開催され、
サマナイは過去最高売上額(約64億)と非常に盛り上がったのも納得です
しかし、今年1月に目を疑いたくなるような掲示がされていたようで、
さすがに誹謗中傷はやってはいけませんが、着席のみ、大声アウトという掲示は将棋やゴルフ以外ではお目にかかれないでしょう
私が訪れたときにはこの掲示は見当たりませんでしたので、さすがにやり過ぎだと判断されたのでしょうが、
アクセス、場内環境を見ればリピートしたくなるような競輪場だと思いますので、
ほんの一部の迷惑ファンに左右されて不信感を持たれる運営だけはやめていただきたいです
☆16年ぶりの中山競馬場は
まずは松戸競輪場を紹介しましたが、本来の目的地は中山競馬場です
松戸競輪場から中山競馬場に向かうには結構時間が掛かるのではと思われそうですが、
松戸競輪の最寄り駅「北松戸」から中山競馬場の最寄り駅「船橋法典」の間は、すぐ近くの新松戸に出れば武蔵野線一本で行けて、1時間も掛かりません
バスと電車で乗り継ぐ京都競馬場と向日町競輪場のハシゴよりもラクです
(そんなハシゴをする人もそうはいないと思いますが苦笑)
16年ぶりに船橋法典の地下道を歩くとさすがに昔に比べると整備されており、
ズラリと並んだ皐月賞と有馬記念の歴代勝ち馬の画像で記念撮影する人もチラホラいて、アミューズメント感を高めてくれます
入口は16年前では考えられないぐらいキレイに整備されており、感動してしまいました
船橋法典口だと競輪場のどこに出るかも記憶になかったので、
地下道からすぐに上がると内馬場に出てきた瞬間は、初めて訪れた感覚とほとんど変わらず感激しました!
ただ一目散にメインスタンドに行きたい時はめんどくさいのですが、
この日は障害G1の中山グランドジャンプですので、大生垣や大竹柵で観たい人ときはすぐに行けます
16年ぶりの中山競馬場ですので、内馬場でずっと過ごすわけにはいけませんので、早速メインスタンドに移動します
メインスタンド外は巨大スクリーン以外は16年前とさほど変わりませんのでしたので、
いよいよ1番気になっていた場内に入りましょう
東京競馬場は直線の沿うように長い通路、階段周辺は吹き抜けになっているため非常に開放感があり、
巨大ショッピングモールに来たような感覚に加え、欧州の雰囲気を思わせる建築ですので、初めて来た方は間違いなく非日常感を得られると思いますが、
中山競馬場は屋根は低く展示場みたいな感じであまり開放感がないのですが、
中央部には吹き抜けにはなっているので、ショッピングモールのイベント広場みたいなイメージです
まあG1当日は人が多すぎて、あれほど巨大な場内がゴミゴミして過ごしにくいのですから、楽しめる余裕はないのですが苦笑
16年ぶりで大きく変わったのは競馬場グルメの充実ぶりです
東京競馬場以外はありきたりで特徴がないので選択肢がない、ただ東京競馬場のG1デーはどこも大行列で楽しむ余裕がないので、あまり食べることはないのですが、
16年経って非常に選択肢が増え、ラーメン屋だけでも何店舗もありましたし、ピザ屋やパスタ屋の専門店って多分なかったと思います
トイレの美化と共にこれは大きな進化だと思います
ただこのときは体脂肪対策と物価高ということで、食事はBASEブレッドとおにぎりとオイコスヨーグルトのみで楽しめませんでした(泣)
☆来場したもう一つの目的
落馬事故で帰らぬ人となられた藤岡康太騎手の記帳をさせていただきました
記帳には1時間近く並び、老若男女様々な方が藤岡康太を惜しんでいました
中には学生の方が制服姿で駆けつけていたのが驚きましたが、それだけ競馬は幅広い層に受け容れられ、藤岡康太騎手がファンに愛されていた証拠であることには間違いありません
馬券相性は悪かったのは私の責任なのはとももかく、大舞台や乗り替わりでとんでもない力を発揮する方が、こんな形で亡くなれたことは哀しみしかありません
改めてご冥福をお祈りいたします
☆グランプリロードができて驚いたこと
記帳後に気づいたときにはなんと9レースまで終っており、慌てて新設されたグランプリロードを通ってパドックに向かいました
メインレースはパドックをしっかり観たいために前のレースから陣取ることが習慣になってたことで、
グランプリロードからの写真も撮るのも忘れてましたし、観戦もできませんでしたので、これは次回の課題となります
余談ですが、グランプリロードでファンの方が調教師の方に声をかけてサインをもらってました
その後気づいたのですが、あれはイクイノックスを管理されていた木村調教師だったのかなと
競馬開催の合間にサインをされていた木村調教師には頭が下がりますが、
グランプリロードでファンと競馬関係者との距離が近くなったのはいいことなのかは一旦保留にします
☆中山グランドジャンプのパドック
中山グランドジャンプは断然1番人気のマイネルグロンが惨敗し、レース後に屈腱炎と判明する事態となりました
追切でいつもと違って石神騎手の手が動いていて大丈夫かと書きましたが、
それでもなんとかなると判断した私は甘かったですし、そもそも出走を決めた陣営もこんなことになるとは思ってなかったでしょう
診断では復帰は来年になりそうですが、来年再びターフに元気な姿で帰って来ることを願っています
(マイネルグロンの掲示板では復帰が早まるとの書き込みが!?)
☆中山グランドジャンプをどこで見たのか
止まーれーのだいぶ前にパドックを離れたものの、馬券をどうするか悩んでしまったため、もう内馬場に行くのは無理と判断し、
直線で大竹柵がしっかり見える位置に陣取ることに
本馬場入場前に着きましたが、ギリギリ埒沿いは確保できましたが、
やはり早め早めの行動をしないと厳しいですよね
次回もし大障害コースを観るならパドックは捨てる必要がありそうですし、早いうちに行っておかないと人垣が何重にもなって見られないと思います
☆勝利者インタビューが終ったと思ったら
勝ったイロゴトシは昨年の中山グランドジャンプを重馬場で勝利しましたので、
今年は去年よりも追切も動いてないし、良馬場なら厳しいかと思いましたが、
そんな浅はかな考えに反して連覇、そして九州産馬初のG1勝利という偉業を成し遂げました
勝利者インタビューで黒岩騎手の障害愛が伝わる素晴らしいインタビューを、
なんとか最終レースは当てたいと思いながらモニターの音声で聞いていたところ、
インタビュー終了かと思いきや、黒岩騎手自ら藤岡康太騎手のことに触れ、インタビューではなく感動的なスピーチに、
ウィナーズサークルでの万雷の拍手だけでなく、私を含めモニターで見てた人も拍手を送っていました
今日は1つも当たりはなくても本当に来てよかったと思いました
(そして最終レースは日曜に引退する勝浦騎手から買って、本当に一つも当たらず終了しました(苦笑))
その後ジョッキーズカメラが公開され、ゴール後「康太勝ったぞ!」と叫んだ黒岩騎手を見て、本当に惜しい人を亡くしたなと心が痛みます
☆帰路をどうするか?
最終レース終了後、負けたストレスで我慢できず鳥千のチキンを食べながら、皐月賞をどう買うか、そして帰路はどうするか色々考えました
帰路は船橋法典から帰るのだけは避けたかったのと、実はこの日は船橋競馬もやってましたので、
船橋競馬場は京成本線が最寄り駅ですので、これは間違いなく京成本線の東中山駅まで行こうと思いました
しかし初めての東中山駅からの帰路ですので、まず競馬場内で出口に迷い、
そして近くの沿道は想像はついてましたが大渋滞…
ラジオを遠距離受信した時、交通情報で平日夕方でも中山競馬場入口で渋滞って情報に耳を疑いましたが、当然競馬開催時なんて渋滞して当たり前です
17時すぎではシャトルバスは出ないと警備員の方も言ってましたし、この大渋滞ではバスで東中山駅に行くという選択肢はなくなりました
もう自分の脚で歩くしかありません
とりあえず大きい道を南下すれば東中山駅があるという感覚で歩くことに
初めて来た場所でも20分以上歩くことは慣れていましたので、正直東中山駅まで歩くなんて余裕だと舐めていました
何軒もの飲食店やコンビニがあり、途中で東側に桜並木が広がった場所もありましたので、景色に飽きることはありませんでしたが、
正しい道を歩いていることはわかっていても、相当歩かないと線路が見えてきませんでしたので、余計にそれが遠く感じた原因だと思います
後から気付いたのですが通称オケラ通りではなく、東側の道が大きい県道沿いを歩いてましたので、余計に時間がかかったようですが、
景色に飽きそうな住宅地の中の細い道をを歩くだけに、どっちにしても帰りでこの距離を歩くのは疲れると思います
ここまで疲れるとは思ってませんでしたので、船橋競馬場に行くことは諦めました
(サイフも時間も余裕がありませんでした)
ようやく東中山駅に着いた時は、いくら17時半を過ぎていても本当にここが中山競馬場の最寄り駅かというぐらい、ホームに人はいませんでした
それだけ東中山から中山競馬場に通う人は少ない=船橋法典に人が集中しているということなのでしょうか
結局のところ、中山競馬場へ都合よく行ける方法はないという結果となってしまいましたが、
ここまで歩いたことで、近くの駅からシェアサイクルで行くという方法は一度試してみたいと思いました
☆まとめ
とにかく駅からかなり歩く競馬場で、なのに東京競馬場よりもかなり狭いので、非常に混雑する時もあります
(特に有馬記念の時は本当に覚悟した方がいいです)
この日はスマホでのネット通信は全く問題なかったですが、東京競馬場のような電波障害はGⅠ当日だと起こるかもしれません
重賞の日は時間と体力を始め、とにかくゆとり持った方がいいです
それでも中に入れば楽しめるスポットは昔に比べ充実してますので、
また来年もどこかのタイミングで行ってみたいものです
今回は非常に長い記事となってしまいましたか、最後まで読んでいただき誠にありがとうございました
今週末は中央競馬3日間開催と競輪の共同通信社杯競輪(G2)開催のため、いろいろと書いていきますので、
また次回の記事でまたお会いしましょう
みんなでいい週末を迎えられますように‼
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