オトナ塗り絵で感じる人の闇
最近、流行っている大人塗り絵。
絵と聞くと、少し子供っぽく聞こえるけれども、大人が本気を出したらそりゃ基本的には綺麗に見えたりするものだとは思う。
特に塗り絵なんて、線画は既にあるのだから実際に色を塗っていくだけ。センスによって、「上手」「下手」はあるかもしれないが、一般の人が書く文にはそう、大差は無いのではないのかと思う。
ついこの前、知人から送られてきた一枚の塗り絵完成画像。
パッと見た瞬間に、「全体的に明るすぎ」「コントラスト強すぎ」「でもまぁ女の子だから基本は上手いね」と言う感想を述べたが、この画像を見ているうちに左下にある花の色合いに闇を感じてきた。
全体的には、黄や赤などの暖色系をベースにしているものの、なぜか左下の部分だけは、青や紫などといった寒色が多く使われている。
彼女は無意識で書いているこの塗り絵。恐らく彼女が子供の頃に書いていたら、暖色系のみで構成された塗り絵になっていたと思う。
オトナになるに連れて、いろんな闇を抱えて生きている。そんな彼女を少し想像した。
オトナ塗り絵には、その人の価値観、生活、生き方などが少し見えるんだなぁと以前よりもオトナ塗り絵に興味を持ちつつ、自分も時間があればやって見ようと感じた。