「さよならテレビ」の衝撃@ポレポレ東中野
この衝撃を、一人でも多くの人に体感してほしい。特に同年代の若い人と、この映画のあれこれを語りたい…!(誰か~)
https://youtu.be/behsENH_bhk(予告編だけでも)
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僕=22歳大学4年生、男。(4月からメディア業界就職予定)
2021年1月27日 ポレポレ東中野にて、「さよならテレビ」を鑑賞。
映画を観終わって僕の頭のなかは、かなり”混乱”していた。
途中までなんとなく感じていた「違和感」がラストシーンで一気に乱された。
その結果「困惑」に近いような、面を食らって頭がクラクラするような、言い表すのは難しいけど、とにかく衝撃を受けた。
では「なぜ」、こんな気持ちになったのだろう?というと、
これについては割と自分の中ではっきりとしている。
この世界にある「現実」と「虚構(ウソ)」の境目が分からなくなってしまったからだ。
この作品はたしかにドキュメンタリーを標榜している。しかし、鑑賞後には何をもってドキュメンタリーといっているのか、どこまでがフィクションで、どこがリアルなのか…。そもそも事実って何だっけ?何をもってフィクションと言えるんだ?
とまあ、何を信じればいいのかが曖昧になって、自分で整理がつかなかったのだと思う。
ただこの感覚は、”メディアリテラシー”をテーマにつくられた映像作品としてもしかしたら狙い通りの反応かもしれない。
とするならば、制作側の術中にまんまとハメられた気がして、ちょっと恥ずかしい…(笑)。
ただ、一日中テレビやスマホ(たまーに新聞)を媒介して膨大な情報を得ている身として、情報との向き合い方を問いただされる109分間だったし、おそらく多くの人びとにも何かを突き付けるインパクトが、この作品にはある。
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以下は一番言いたいこと。
今これだけフェイクニュースが溢れていて、「マスゴミ」と言われるメディアがあって、誹謗中傷が止まなくて、「分断」が起きている世界に生きていて。
情報を自分の中でどう処理するかはおそらくほとんどすべての人にとって重要だ。何を信じて、何を信じないかは自由だけど、「正しく」理解することは大事だと思うから。
だから、一人でも多くの人にこの映画に出会ってほしい。
「フェイク・ドキュメンタリー」を…!!
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そーいえば冒頭部分。はじめは撮影対象が報道局をメインにする予定だったのに、結局は本人の許可が下りなければ撮影できなかったり、仕事のデスクにマイクは付けられなかったり。しかも被写体はテレビ局員といっても、その中心人物3人のうち2人は契約社員だった。だからその時は、「何だよ!テレビ局の正社員は撮れねえのかよ!結局逃げてんじゃん!」って憤った。ただし、あれも全部演出(フェイク)だった可能性も全然ある。だから本当のところは分からない。
(なるほど、これがフェイクドキュメンタリーかぁ……、)