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Essays .Number | #08 記憶は感情のコントラストからできているのではないか。
そんなことを土曜の朝から考える。
コントラストの意味は「対照・対比」。
何かと何かを比べた時に生じるものだが、これはギャップと対比から生まれる差をギャップと読んでもいいのではないかと思う。
喜怒哀楽にはじまるさまざまな感情・感覚は全てこのギャップから生まれるのではないかと最近の私は感じてしまう。
脳科学でよく言われることは、人間の記憶に残っている瞬間はそのときどきのピーク時がほとんどであるそう。
つまり、感情の振り幅が大きいとそのひとの記憶に残りやすいということであるんだと思う。
その振り幅をギャップとするのであれば、記憶に残りやすいかどうかはコントラストの「具合」であるのではないか。
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例えば絵画や写真を心の底から美しいと思うとき、その美しさ「具合」は背景にあるそのひとの感情で左右される。
例えば、哀しい出来事があったり、何か憂鬱な気分だとネガティブな感情の状態で出会う芸術はより輝いて見えて救われるような思いをするかもしれない。
そう思うと「落ちてしまったら上がるだけ」という言葉にも少し現実味を帯びてくるし
良い出会いがあるのであれば、ネガティブな感情があるのも案外悪いものばかりでもないなと思えるかも知れない。
さて、今日は何をしようか。