死ぬほどどうでもいいこと
変な夢見た。
私は中学生で、友達が私について色々聞いてくる人だったので嫌だなあと思う毎日を送っていた。私は私について聞かれたり、話したりするのが苦手なので、いくらいい人でもしんどいなあと思ってしまう。
その日何かの観覧会があって、体育館のアリーナから下を眺めていた。その間も友達は最近どうなのとか、とにかくいろいろ聞いてきて、しんどくて席を立って、トイレに行くことにした。
トイレに行ったら女の子が足首を縛りつけられて全裸で天井からぶら下がっていた。
多分小学一年生くらいの子で、死んでるのかな?と思った。ひもを解いて毛布にくるんだら、ぶるぶる震えだしたので生きてる〜と思った。
ここで友達が追いかけてきて、私がトイレから出たところでばったり会ったとしたら、またこの子についていろいろ聞かれるだろうと思って、それが嫌でどうしようかちょっと悩んだ。女の子がすごくまっすぐにこっちを見てくるので、何があったのかは知らないけどとにかくあったかいところに連れていかなきゃと思った。
音楽室に行ったらストーブがついていたので、木琴の下に隠れながら女の子とじっとしていた。音楽室と体育館は近いので、観覧会を見て騒いでいる人たちの声がよく聞こえた。
友達もきっと悪気があるとかじゃなくて、私のことを心配して聞いてくれているんだろうなとは思う。心配してもらえるっていうのはありがたい話だなあと分かってはいるけどずっとしんどかった。話せば楽になるとか、悩みは分かち合った方がいいとか、そういうふうに心から信じ込んでいる人に何かを言うのはきつい。話したところで解決しないようなことを話して、やっぱり解決しなかったなあと思うのはしんどい。
女の子は私のことをずっと見ていた。私は女の子のことを見る時もあったけど、ストーブの光を見たり、空を見たりしていた。その間もずっと女の子からの視線を感じていた。手を握ったら指が細くて冷たかった。さむい?と聞くと首を振ったのでしばらくじっとしていた。
音楽室のドアが開いて、誰かなと思っていると部活の顧問だった。顧問が女の子のことを抱き上げ、連れて行こうとした。女の子が手を離してくれなかったので私まで職員室に行く羽目になった。これだけ席を外したら友達にまたいろいろ聞かれるだろうなと思って憂鬱になった。
顧問が警察に電話をして、しばらくして女の子は連れて行かれた。児童相談所に行くらしい。
起きたら頭が痛くて二度寝した。