あなたの医療費は何点?
今日中田敦彦のYouTube大学で消費税の話について動画を見ていて
すごい面白いなーって思いながら見ていたんですが
僕は
医療はボランティアじゃなくてお金を取ろうとすると嫌な顔されることの原因は国民皆保険のせいと思っているんですが
その話ととてもつながるなって思ったので話をしようと思います
消費税とは
この動画を見れば1番理解できるのでぜひ観てほしいですが
簡単に言うと
消費税って消費税法っていうもので、
「徴収した消費税は社会保障費にて利用される」というのが記載されているようで
知らなかった笑
消費税って物心ついた時から導入されている状態だったので当たり前にあるものだと思っていたけど
社会保障費に充てるっていうのは結構最近の話だったみたいです
そんな
僕は今社会保障の中の、医療介護の世界で働いているんですが、とても身近な内容だと思ってそれを共有したいと思ったんです
しかも最近医療のお金の話をすることがあって、この動画を見ながら
社会保障についてあんまり知らなかったなーって思ったのと、これって医療費が安く見られてしまう原因と近いんじゃないかって思ったんです
医療が安く感じる仕組み
医療って国民皆保険という仕組みで成り立っているんですが
前にも書いたと思いますが、結局自己負担額が1〜3割でしか負担しないから結構医療とか看護とかのサービスって安く見られるんじゃないかなって思うんです
もちろんそうだと思うんですけど、そんな仕組みってみんな勉強したりしてるんでわかると思うんです
でもそれでも医療はボランティアでとかが当たり前のような感じになるのはもう少し掘り下げたところなのかなって思ったんです
医療費は料金ではなく点数で表示されがち
クリニックなどを受診した時に診察が終わると、お金を支払って明細書や領収書をもらうと思います
そこには実際に支払う料金以外に、なにやら点数が書いてあると思うんです
それが医療にかかる料金なんです
と言ってもピンとこないと思いますし
それを計算している人なんてほとんどいないと思います
僕も計算したことがありません
僕らが見ている明細書の医療費と思っているものは
診療報酬という名前で、医師による診察や検査、看護師による看護などが報酬として支払われるものを言います
そしてそれを換算するときに、それぞれの診察や僕ら看護師の処置などの内容は何点っていうのが決まっていて
1点=10円で計算して、報酬をもらいます
そしてその報酬は、保険会社や市町村などの保険者と呼ばれる人たちが7割、実際に医療を受けた人が1〜3割支払うことになっています
なので、明細書に実際に請求金額として窓口でみる金額は1〜3割の金額のみが書かれているわけです
点数で見せられてもピンとこないし、大体3桁なんですよ
もちろん合計金額がいくらってなったことは書いてあっても内訳の詳細のものは点数だけしか書いてないからわからない
だから視覚的には高そうに見えない
けれど実際はもっと掛かっていたり
いうてしまえば身体障害などにより医療費控除されるとめちゃくちゃ安くなることがあります
インフルエンザの場合
じゃあ診療報酬って具体的にいくら掛かっているのか
これはインフルエンザで受診した時の明細です
請求金額は3割負担で2910円です
検査もしたし、そんなもんかと思いますよね
じゃあ実際の診療報酬はいくらなのか
7310円です
7310-2910=4400円が社会保障費から賄われています
支払うのは高く感じますか?安く感じますか?
社会保障料は高く感じますか?安く感じますか?
他にも見てみましょうか
リハビリで通院する場合
再診加算 78点
特定疾患療養管理料 225点
一般名処方加算 68点
肩関節関節腔注射 80点
リンデロン注 50点
運動器リハビリテーション料 85点
合計 586点
請求金額 1760円
実際の診療報酬は586点✖️10円=5860円です
5860-1760=4100円
高く感じますか?安く感じますか?
これらはみなさんの生活で起こりうるものだと思います
これを高く感じるか、安く感じるかは実際人によって価値観は変わると思うのでどちらが正しいとかではないです
そんな中これはあくまで普通の保険だけを利用している場合ですが
僕が働いている訪問看護では、医療費の中には控除を受けていらっしゃる方もいます
その方がどのくらい金額を安く医療を受けることができているのかを少しお伝えします
訪問看護の場合
訪問看護も病院での診療報酬と同じで、金額が決まっています
簡単に説明すると
訪問看護の場合
基本療養費というものが訪問看護がお家にいったときにかかる費用のことで
それが1訪問で5500円かかります
これだけみると高いですねぇ笑
でもご利用する方はみなさん1割負担の方が多いのでおよそ500円で看護師をお家に呼べるんです
利用者さんはワンコインで看護師を呼べるということです
しかしこれも後期高齢者医療制度なので、社会保障費です
そしてそんな中
心臓を悪くしたり、腎臓を悪くしたり、身体が動かしづらくなったりすると訪問回数が増えます
そうすれば自己負担額も増えますが、社会保障費も増えます
あと生活保護制度で利用されている方の医療費は全額が社会保障費です
なので、月に利用する金額が実際に僕のステーションの利用者さんでもいますが
20万くらいでもそれは全て社会保障費で賄われて、全て税金から使われているということになります
医療が安く感じるわけ
いかがでしょうか?
僕がなぜ医療や福祉が安くみられてしまうのかを考えてみると
国民皆保険により負担額が少ないということはみんな知っているけど
明細書や領収書には診療報酬が点数が表示で、その内訳がいくらか見てもわからない
合計金額のうち請求金額くらいしかみんな見ていないということ
が一個の原因なんじゃないかなって思うわけです
今後どうなるのか
高齢者が増え、医療や介護が必要になるんですが、その社会保障費ってどこから出てんのー?
ってところが疑問になるんです
それが最初に話した、消費税の話に戻るんですが消費税は社会保障費に充てる話のようです
でも、そうでもないかもしれない、実際社会保障費は削減の方向で進んでいるようなんです
というのも、自己負担額を医療でも介護でも1割から2割へ引き上げる話などが進んでいるよう
ってことはですよ
消費税増やしても意味ないやんってなるわけですが
僕が話したいのはそこじゃない
消費税が増えることも気になりますが、社会保障費が削減されるってことは自己負担額が増えることですよね
ってことは、
安心で安かった医療が
安心だけど高い医療となり、しかも高額療養費の見直しなど色々と変更があるため、病気になってしまうことが今後お金がかかる原因となることが
可能性として高くなってきました
しかも、グラフでは医療費や介護費は結構な倍率で上がっているのに比べて、年金はそこまで上がっていないっていうのは
増税はしているけど、社会保障費は削減しているってことは、医療費や介護費は年金から取られているっていうことを表しているんです
なので、未病の状態でしっかりと抑えておかなくてはいけない
これから先、安心でちょっと高いけど健康を買えるっていう状態が大切っていう時代が来ると
そう僕は思ってます
医療は元々高いんです
税金で支払われているので錯覚してしまいますが、現実医療費っていうのは結構高いんです笑
大事なので2度言いました。
なので今のうちから自分の身体がどのくらい健康なのか
そして、受診した時にどのくらいお金が掛かっているのか
などを知っておくことが今できることかと思います
医療費が高いのは高い機器を使用するからですし、お薬もとても安いものとは言えません
まぁ要するに僕が言いたいのは
みんな選挙に行こうって話
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