一人暮らしだとゆずの存在を忘れる
コンビニでゆずピールが売ってたので買ってみた。
一口食べた瞬間、今はなき祖父母の実家で冬になるとゆず湯をやっていたことを思い出した。
大好きなおばあちゃんと一緒にお風呂に入ったっけ。
今は貴重な薪で沸かすタイプで、浴槽の底面が熱くなりすぎるからスノコを敷いて入っていた。
ゆずを浮かべると浴室全体にゆずの香りが広がって、当時は良い匂いだとは思わなかったが、なんとも心地良かったのを覚えている。
あ、今思い出した。
冬の朝、母がよくゆず茶を入れてくれていた。
そんなに好きじゃなかったけど、大切な思い出として引き出しに残っていた。
ユニットバスのお風呂じゃゆず湯をしても癒されないだろう。
こうやって大切な思い出は風化していくのかな。