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生産性を高めるためのTips:「あえて時間をかけている」と胸を張って言えることだけに時間を使う


過去2回、生産性に関する記事を書きました。生産性向上のためにできることとして、個人的なTipsをご紹介します。

生産性を高めたいと思った時に重要なのは、
・「あえて〇〇している」と胸を張って言えることだけに時間を使う
・それ以外のことは、やめるか、どうしてもやらなければならないことはなるべく時間をかけない方法で済ませる
ということです。

「メールのレスの速さ」や「パワーポイントのショートカット」というような「生産性ハック」的な細かなTipsから始めるのは悪手です。確かに、わずかながら生産性向上に寄与するのですが、大幅に生産性を高めるにはより上流の「何をするか、何をしないか」という自分の日々の意思決定メカニズムそのものにメスを入れる必要があるためです。

よく見るのは、時間に余裕がないと言いながら、生活の1つ1つに自然と時間をかけているケース。例えば、移動に時間をかける。目的地が決まっていて、目的地に向かうルートも決まっているのに、ゆっくり歩いたりして、時間をかけて移動している人は少なくないのではないでしょうか。また、自転車でサッと移動するような代替手段を使っていないことも多い。観光地で散歩しているのでなければ、サクサク移動する癖をつけてしまったほうがその前後に時間ができて有益です。

他にも、ご飯も時間をかけてゆっくり食べているというケースも多いと思います。栄養の偏りには気をつける必要がありますが、毎日の食事1回に準備や片付けも含めて1時間というような時間をかけていたら、生活に余裕が生まれにくい。

加えて、時間をかけずに生活を送れるような仕組みにすることに関心が低いケースも多いです。例えば、洋服を全てシワができないものにする。決まった洋服のスタイルにする。乾燥機にかけても痛みにくい素材にする。洋服を選ぶその1回のタイミングで数点気をつけておくだけで、その後その洋服を着る間(多くの場合、数年間)の1つ1つの手間が省けます。

他にも、ものがごちゃついていてすぐに見つからないというのもよくある事例です。一旦全て捨てて必要なものだけまた買い直せば良く、「そもそも、ものを少なくする」「少ないものを、決まった場所に収納する」というルールを持っておくだけで、必要なものを探すという無駄な時間が省けます。

もちろん、生産性だけを追求していってもつまらない人生です。1日のなかでランチを重要視しているなら、たっぷり時間をかけてもよいはず。しかし、「あえてランチに時間をかけている」と言い切ることが重要です。

多くのケースでは、「あえて」時間をかけているのではなく、惰性で時間をかける習慣を持ってしまっているだけです。極端と思えるほどにメリハリをつける。その代わりにこだわりのあるいくつかのポイントだけに全力を注ぐ。こういったサイクルを作ることが最も重要であり、生産性が高く、かつ充実した人生を送る上でのポイントだと考えています。

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