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結果を出すために有効な1つの考え方

結論を言うと、結果を出すためには「ガチャを回し続ける」ことが有効だ。本記事では、この構造を簡単に説明したい。


前提:結果とは現象である

「必ず結果を出す」と言われる人がたまにいるが、この表現はたとえ話であり、真に受けてはいけない。どんな状況でも必ず結果を出すということはそもそも不可能だ

「結果」とは現象である。「結果」というものが、とある人の中に内在しているわけではない。現象である限り、それが発生する条件というものが存在する。条件が整わなければ結果は出ない

「必ず結果を出す」と言われる人は、「結果」という現象が発生しやすい行動を取り続けている人のことだ。必ず結果が出るわけではないが、結果が出る可能性が他の人と比較して高い。この違いは重要である。

つまり、結果を出す人は「結果ガチャ」を回し続けている。ガチャなので、当たりが出ないこともある。しかし、回し続けていればいつか結果が出るという身も蓋もない話だ。

そもそも多くの人はガチャを回すことすらしていない

「結果ガチャ」を回すという運ゲーなのであれば、誰でも結果が出るはずではないかと思うかもしれない。しかし、皆がわかっている通り、実際はそうではない。

なぜなら、多くの人はそもそも「結果ガチャ」を回すことすらしていないからだ。結果ガチャを回すには、打席に立つ必要がある。要は、失敗する(結果が出ない)可能性があってもチャレンジし続けなくてはならない。

しかし、多くの人は失敗を忌避する。もしくは、数回の失敗で「このガチャは辛くてダメだな」と諦めてしまう。結果として、ガチャを回すことを辞めてしまうという構造になっている。

ガチャを回し続けるために必要なのは、精神論ではなく「ガチャの当たり確率向上」

ここで重要なのは、「結果ガチャを回し続けるガッツが必要だ」という精神論ではない。私はそういう類の精神論に関心がなく、実用的でもないと考えている。

ガチャを回し続けてハズレが続けば、そのガチャを回したくなくなるのは当然のことだ。それでもガチャを回し続けようと考えるのはギャンブラーだけである。

重要なのは、ガチャが当たる確率を上げていくことだ。ガチャを回すときに、何度回しても当たりの確率が変わらなければ面白くない。回せば回すほど当たりの確率が上がっていくことがわかれば、もっと回そうという気持ちになる。実際、大半のソシャゲでもそういう設計になっていて、それが消費者を更なるガチャ(課金)へと駆り立てている。

結果ガチャの当たり確率を上げていくには仮説検証が必要

現実の「結果ガチャ」は、ソシャゲとは違ってガチャを回し続けていれば段階的に当たり確率が上がっていくわけではない。よって、意識的に当たり確率を上げていく必要がある。

そのために必要なのは「仮説検証」だ。仮説を立て、その仮説を実践を通じて検証する。このプロセスである。「結果ガチャ」の当たり確率を上げていくにはこの方法しかない。

ソシャゲでも、ガチャの当たり確率はイベント毎に変動したりする。リリース1周年記念の特別イベントでは、通常の2倍の確率で当たりが出る、というような設計になっていたりするのである。

ソシャゲの場合には、そのことがゲーム内で運営から開示されていたり、最近は便利な攻略サイトというものが存在し、そういったところがガチャの当たり確率をまとめてくれていたりする。故に、仮説検証の必要性は低く、情報収集・把握の必要性が高い。

しかし、現実の「結果ガチャ」には「攻略サイト」はない。いつ、どのようにガチャを回すと当たりが出やすいのかは、自分で探り当てていくしかない。故に、仮説検証の必要性が高くなる。「このやり方だと当たりが出やすい(=結果が出やすい)かな」と仮説を立てながら、実践を通じて仮説を検証し、仮説の精度を高めていくのである。「仮説思考」が重要と言われる理由はここにある。

おわりに:結果を出す構造を理解しよう

結果を出すためにガチャを回す。その精度を高めるために仮説検証を行う。この構造を理解して行動するかどうかによって、結果が出せるようになるかが大きく左右される。必ず結果を出せる人は存在しないが、結果を出すための行動を取り続けている「打率の高い人」は存在する。ヒットを高打率で出せる人を目指して、クールに構造を俯瞰的に把握して行動することが重要だ。

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