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本物と贋作の違いは些細なもので、僕が本当に好きなものは足元に響く重苦しいベースと鼓膜を劈くギターと丹田を震わせるドラムと目を潤すキーボードでただ音が鳴るドラムでも低いだけのベースでもうるさいだけのギターでも在り来りなキーボードじゃない
もっと泥臭く、もっと純粋で、もっと希望をもって、もっと憂いをもって、もっと真っ直ぐで、ちょっとひねくれて、それでも誰かを信じていたくて、誰かに愛されたくて、扁桃腺から吐き出すように感情を顕にする
怒鳴り声でも掠れた声でも息が切れていても、社会を信じてられなくて見捨てられた僕たちのために歌ってくれる貴方達を僕は、
僕は見たいんだ