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あゝ青春の勉強会~『ピークアウト』第13話感想~

※本編↓

※前回の感想はこちら↓


■前回の東京アスラズは!!


 ド新人プロ・城丸雪兎を新戦力として加えることになったアスラズ。さっそく顔合わせの食事会を設けるが、肝心の城丸は借りてきたネコのようにウーロン茶をすすってばかり。そしていざ口を開いたかと思えば、半端な知識で高校野球の話題を振って紋吉の地雷を踏み抜く始末で、頼りないことこの上ない。

 一方、紋吉も紋吉で城丸の何が気に入らないのか、トゲトゲしい態度を隠そうともしない。そうこうしているうちに一時は一触即発のムードにまでなった城丸と紋吉であったが、チームリーダー・高原の鶴の一声により麻雀でケリをつけることに。

 現役Mピーカー対新人プロ、互いに意地を賭けて臨んだ半荘は監督・不二子がダントツのトップで紋吉3着、城丸がラス。かろうじて勝ち誇る紋吉であったが、高原は2人に麻雀プロとして人に見てもらって恥ずかしくないような一戦であったか、そのスタンスを問う。

 そして顔合わせもお開きに。帰路につく城丸の背中を見送りながら、不二子は「結果がどうであれ城丸の契約は1年で終了」であることを高原に告げるのであった──。



■やっぱ”瓜子お姉さん”っしょ!!



「えええええっ!?」
「俺雀荘に行っちゃダメなんですか!?」


 栗木さんとの食事中、「Mピーカーは賭け麻雀しちゃダメ」と至極真っ当な注意をされて驚愕するユキト。それではどこで麻雀の練習をすればいいのか……と途方に暮れるユキトに、栗木さんは「勉強会開いたらええ」と提案する。

 さっそくユキトが勉強会の相手にと誘ったのは安住瓜子プロ。

 しかし僕らの瓜子お姉さんはコスプレ姿で絶賛お仕事中……いや待て、コスはコスでもメイドコスなんですか!? 今すぐその雀荘の場所を教えてくれ、頼む!!


 ……ふぅ。


 忙しい自分の代わりに、勉強会に参加できそうな後輩プロに連絡してくれるという瓜子さん。やさしい。これにはユキトもメロメロである。というかメロメロを通り越してバブみを感じておる。オギャリやがれーッ!!


 そんなわけで翌日。勉強会に現れたのは……





レム様~~~~~~~~~~ッ!!!!!!!




■あー、うん。”私服のレム様”がホントに最強ッス。俺は最初から好きだったから。うん。


 勉強会に来てくれたのは、Mピーク選考大会は決勝の舞台で戦った”裏裏セレブ”こと裏瀬レム。私服が可愛い。本当に可愛い。

 そしてレム様と一緒に現れたのが、プロ試験でユキト・棒太郎と一緒の卓だった「私もオリ~~~!!」オリ子ちゃんこと下田まみプロ。再登場してほしかったキャラだけに、ここで来てくれるのは嬉しい!!

 まみちゃんから「同期の星ですよ!!」とほどよいアゲをもらい、まんざらでもなさそうなユキト。青春である。ちょっと前まで旭川でくすぶってた奴とは思えねぇな……。

 この2人だけでも充分満足な勉強会メンツだが、さらにもう一人……。


「間に合ったあーーーーーっ!!」


 ドラゴンの着ぐるみに身を包み、鬼気迫る表情で登場したのは鬼月フミ。プロ歴5年ながらヨゴレ仕事でもばっちりこなす、タフな先輩プロだ。

 というわけでユキト・棒太郎・レム・まみ・フミの5人でやることになった勉強会。麻雀なので当然抜け番が一人出るわけだが、ユキトはここでレム様に後ろ見をお願いする。自分の腕がMピークでも通用するか、「正直な感想をもらいたい」というユキトであったが……。



「これ勉強会だからハッキリ言うけど」



「けっこう下手よユキトくん」



ユキトビジョン


 下手よユキトくん…

 ヘタヨユキトクン…

 ヘタクソ…

 …


 …なんだろう、ゴミを見るような目でレム様から「下手」って言われるとこを想像すると、なんか興奮するな???新たなる芽吹き”である


 さておき、いきあたりばったりで物事を進めがちな性格が麻雀にも反映された結果、レム様から「そのままでMピークはかなりまずいかも」という逆お墨付きをいただいてしまったユキト。さてどうなる!?


■でもやっぱ不二子さんも捨てがたいよね。


 勉強会から1週間。Mピーク新シーズンの開幕式に、東京アスラズのユニフォームで立つユキト。周りを見れば欠伸をしててマイペースな金時、なぜか目に涙を浮かべている紋吉、大ベテランのはずがガチガチになっている大河、そしてヒナたんは笑顔がかわいい。それぞれがそれぞれの想いを胸に、新たなる戦いのシーズンが始まる。

 開幕1日目。監督・不二子から告げられたオーダーは1戦目・愛田ヒナ2戦目・高原星二レム様のドSな視線で性癖を歪められたどうにもまだ自分の麻雀に自身が持てない様子のユキトは、いきなり出番じゃなくて一安心。

 加えてヒナたんがいないとチームの輪に入っていけないユキトは、モニターの前で肩を並べて自チームを応援している高原たちを部屋の隅から眺めるばかり。すみっコぐらしである。

 せっかくMピーカーになったのに、楽しかった仲間たちとの勉強会そしてレム様の豚小屋のブタを見るような視線が忘れられないユキト。自分がいるべき場所は、本当はここじゃないのではないか?


(俺なんでこんなとこいるんだろ…)


 それはおめーがいきあたりばったりでいつも生きてるからだろ!!!

 マジレスはさておき、控室に馴染めていない空気を察したのかユキトの隣に腰を下ろしたのは高原星二。明らかにビビってるのに虚勢を張っているユキトをひとしきりおちょくると、衝撃の一言をユキトに告げる。

 即ち、不二子の計画では1戦目でヒナがトップを取れた場合、2戦目に高原を出すというオーダーを変更して……



「オマエを出すって決めてるんだよね♡」



 急転直下!! ショボいツラでペットボトルをクピクピしてる場合じゃなくなったユキトは、たまらずモニターの前に駆け出す!! 「俺まだ試合出たくねえよォ!!」と情けない顔で紋吉にすがりつく城丸雪兎の明日はどっちだ!?


 というわけで、次回はいよいよユキトのMピークデビュー戦!? さらに他チームからどんな選手が出てくるのかも要チェックだ!!


……まぁこれを書き上げた当日にもう次号は発売してるんだけどね!!

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