HOR期財宝ロイヤル
SGA所属のゲニウスです
今回はアディショナルにて大幅な強化を受けた財宝ロイヤルの解説をしていこうと思います
筆者自身もこのデッキを使って第25期後半戦にてレート杯に出場することができました
下図は筆者のレート戦績です
以前のオクトリスの頃の財宝ロイヤルも気に入っていて、その頃も65%近い勝率を出していました
その頃の記事も残っているので良ければ参考にしてください
https://note.com/genius_/n/n3c7dd051e5a9
1.昔の財宝ロイヤルと何が変わったのか
やはり最も大きく変化したのはオクトリスがロジャーに入れ替わった点です
元々オクトリスがスタン落ちしてしまったことがあまりにも痛く、環境からしばらく姿を消していました
しかし、今回のアディショナルで追加されたロジャーがあまりにも強力であったため再び環境に戻ってきました
では、この変化に応じてプレイの方針をどう変えていかなければならないのかについて説明していきます
①斥候をドローに変換する
以前は空絶の残光が0ppで財宝カードをドローに変換できるため優秀でしたが、それがなくなってしまいました
なので当時は斥候でドローを回すことはppを無駄にしてしまうだけでなく残光に融合するカードも減らしてしまう為悪手でした
しかし今期はその逆です
特に先攻はしっかりと斥候をリソースに変換していかないと手札が枯れてしまいます
また、斥候でドローを回す行為はロジャーと相性がとても良いです
ロジャーが2コスでプレイできる都合上からppが余りやすいので、先5にロジャー斥候で一気にドローを回していく動きは頻出です
②序盤からコツコツと打点を通していく
以前は空絶の残光という2コス8点の超高火力カードがあったのがそれが消えてしまいました
それによりOTKや2ターンに分けて20点を削りにいくことが難しくなりました
ロジャーは毎ターン2点を刻んでくれるカードなので分割リーサルとは相性が良いですがOTKには向いていないです
7ppバルバ砲手旗旗17点(ロジャー付与済み)は最頻出打点ですが、これを通す為に序盤からコツコツと削りを入れていくことが重要です
具体的には序盤の盤面から積極的に相手の顔を詰める、できるだけロジャーの2点を毎ターン出す、グレートシーフの潜伏を実質的な打点に変換する、といったことが大事です
ここからは構築・マリガン・立ち回りについて書いていきます
2.構築
1.確定枠
構築はこのデッキにおいて最も難しいことの一つです
まずは確定枠から紹介していきます
完全な確定枠は本当にこれくらいしか存在しなく、とても構築の幅の広いデッキです
次に、個人的な確定枠を紹介します
2.残りの枠の埋め方
その上でここからどういう方向性で残りの枠を埋めるかについては、環境的にどのデッキが多いかによって別れます
今の環境は大きく2つに別れると思っていて、ENCRのようなテンポデッキとBNmWのようなコンボデッキです
テンポデッキに対してはヴァンガードのような後手を捲れるテンポカードや大参謀みたいな耐久カードが強く、コンボデッキに対しては安定感が高まるフレイアやトニーのようなサーチカードが欲しく、逆にトニーのサーチ先になってしまう大参謀は弱いです
次にそれぞれに合わせたサンプルリストを紹介していきます
そして3つ目がバランス型で、筆者自身は今このリストを使っています(日々環境に合わせて色々と細部をいじりながら)
採用が分かれる枠を1枚ずつ解説していきます
1.トニー
今最も議論されている枠だと思います
結論から言うと自分は入れた方が良いと考えています
このデッキにおけるバルバロスとロジャーはあまりにも強力であり、それをサーチしてくれるのは本当に偉いです
後手の弱さは目立ちますが、それを加味した上でも先攻の強さを評価したいです
しかし、3確かと言われると流石にそんなことはなく、前述した通り後手の弱さやスタッツの低さのような弱点も目立つので、減らすことは考えられる枠です
2.大参謀
なんだかんだパワカです、強い
このデッキの数少ない受け札であり、美技による面処理や先3ポン置きからテンポで相手を破壊することもできます
しかしこのデッキは序盤から終盤まで常に攻め続けたいデッキなので、耐久に寄ったこのカードはあまり相性が良いとは言えません
トニーのサーチ先を絞りたいことも考えると、1〜2枚の採用が妥当だと考えています
3.その他
メタトロン→先手後手問わず序盤においてあまりにも強力なので3推奨
リララ→このデッキの数少ない受け札、ミラーで強力 ゲーム中に複数プレイしたいカードではないので2が妥当
ミカエル→1枚目がデッキから降ってくることが回復と守護突破において重要なので出来れば2枚ほしい
ブレイブヴァンガード→1コスの増量 特にミラー後手で相手のメタトロンを突破できるのが偉い
ペンギンモンク・フレイア→2コス界隈の中で真っ先に減ると思っている2種 どちらを減らすかは前述した環境次第
9/2追記
現在はこのようなリストを使用しています
デッキ的に1コストを計8枚以上欲しく、ヴァンガードよりは汎用性の高いラブロマンスを採用
3.マリガン
全対面単キープ→斥候・刃の盗賊・ロジャー
全対面先行単キープ→トニー
先行セットキープ(先3副船長が通りそうな対面なら)→メタトロン+副船長
先手の各種2コス→1コスやロジャーと状況次第でセットキープ
バルバロス→横2枚が強い時のみ3枚セットでキープ
後述するが、先手は安定重視、後手は上振れ狙いのマリガンをすべき
3.このデッキを回す上で大切なこと
1.財宝ロイヤルは先攻デッキ、だからこそ
大前提としてこの財宝ロイヤルはめちゃくちゃ先攻デッキです
序盤から相手の顔を詰められるという点においても先に7pp8ppに到達できるという点においても圧倒的に先攻の方が強いです
だからこそ意識すべきことは”先攻は負けないプレイ、後手は勝ちに行くプレイ”をするということです
先攻は順当に動けば勝てるので安定重視のプレイをし、後手はある程度相手の択を割り切ったり山上から都合よくカードを引く前提でプレイを進めていきます
例として分かりやすいのはロイヤルミラーの1t斥候です
先攻の場合は手札が枯れて負けてしまうリスクの方が大きいので先1斥候しないであえてパスするが、後手はそんな悠長なことしてたら負けてしまうので積極的にテンポを取りに行くために後手1斥候を投げる、といった感じです
ほぼ全ての対面に対して財宝ロイヤルは先後差がとても大きいので、先後でプレイ指針を大幅に変えていく必要があります
2.数ターン後を想像してプレイする
これはこのデッキに限らずですが、数ターン後の未来を想像しながらプレイすることは重要です
例えば相手の先7を迎えると負けてしまうから気合いで後手6までに勝ちにいく、安定して先7のリーサルを迎えにいく、ライフ20+リララを利用して相手の後手7リーサルを防ぎ先8リーサルを狙う、など自分がどうやってこのゲームに勝つかというビジョンを常に想像しながら戦うのが大事です
4.対面ごとの立ち回り
2.財宝ミラー
言わずもがな先行有利
先攻は序盤のテンポ優位を活かし積極的に攻めていき、7tの分割リーサルを狙う
後手はいかに序盤のライフを高く保つかが大事
マリガンではメタトロン以外の2コスを持つことは絶対にしない
甘えずに1コストやロジャーを探しにいく
リララや大参謀で相手の先7のリーサルを交わしながら気合いで後手7の勝ちを目指す
後手は相手のライフをバルバ砲手の17点まで押し込むのが難しいので、できればOTKを狙いたい
後手4メタトロンからの後手7バルバ砲手旗旗旗(事前に1枚旗用意)を狙うのがOTKとしては最も楽
もしくは副船長で0コスの旗を抱えておいて同じく後手7バルバ旗旗旗
また、先後共に中盤は盤面を空にするのが大事
今期は黄金の小剣が多いことと副船長で財宝カウントを稼ぎたい都合上、相手の盤面が空だと動きづらい
盤面空を継続しながら置き打点にもなれるグレートシーフが強力
3.進化ネメシス
対結晶と同じく序盤の攻めは大事だが、進化ターン以降の盤面干渉能力は非常に高いので、進化ターン以降は盤面からの攻め→バーンダメージ+グレートシーフの潜伏による攻めに移行する
また、シンを投げるターンの回復量は6点しかなく読みやすいので、後手6や先7のシンの返しにバルバロスの疾走+αで勝ち切ることを目指す
4.結晶ビショップ
結晶ビショップは序盤の面干渉能力が低いので、序盤から積極的に殴りにいく意識が大事
先後差がありえないくらい大きいマッチであり、後手はかなり厳しいので前述した”勝ちにいくプレイ”をすることが大事
例えば砲手のような終盤強いカードを無理矢理マリガンでキープすることもある(横次第で)
4.最後に
本記事は以上となります!
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