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わたしはもう頑張らない
勤め先の繁忙期が夏なので、ひたすら働いていました。
夏嫌いにとっては仕事で忙しい方がありがたいのですが、今年の暑さはさすがにこたえまして、終盤すっかりバテました。
バテたお陰でバテずに頑張り続けるベテランさんがよく見えて
自分もこんなに頑張っていたのか(恥
と、げんなりしています。
「頑張る」はエゴ特有の行為だと、以前書きました。
ニュートラルな状態から生まれた動きではないので、余計な力みがある。
無意識に緊張しているわけです。
それは必ず周囲に伝わります。
摩擦が起こり流れが滞ってチームがぎくしゃくしてしまう。
頑張る当人が仕事ができるベテランさんの場合、何でも先回りしてひとりでやってしまうので、他のメンバーの動く余地がなくなります。
経験や能力に差があるんだから仕方ない、と思っていましたが
(↑愚かで傲慢だなぁ自分よ)
すごく不自然なんですね、頑張る動機が。
おまけに十中八九、自分 “が” 仕事をしてると信じている。
あくまで全体の一部に過ぎないんだ、という感覚がないんです。
これをやっていると周りの人間はますます動かなくなります。
だって本当に、何か手伝おうと思っても 1 ミリの隙もないんですもん。
「大なわ跳び」ってありますね?
あれで縄の回転が速すぎて、中に入れない感じです。
超高速で縄を回す人は相手を見下して笑っているのかもしれないし、相手を責めて怒っているのかもしれないし、実は相手に入ってこられるのが不安でたまらないのかもしれません。
けれど、そうやって「こいつは駄目な奴」とジャッジされてしまったら、入る気が完全に失せてしまいますよね。
チームにこんな居心地の悪い思いをさせていたのか、と落ち込んでいるわけです。
そういえば幼い頃の家庭で、学校で、別の職場で、似たような嫌な思いをしたな、と振り返りながら。
次から次へ休みなく動いていると「わたし仕事できる〜♪」とエゴが快感を覚えるのですが、身体は無理に頑張り続けて(無意識の緊張状態が続いて)いますから、じわじわ疲弊していきます。
その不調をどうにかしようと整体を受けてみたり、オーガニックな食事をしてみたり….
そういうループをぐるぐる回るのが果たして望みなんだろうか???
繁忙期の締め括りの日、バテて重だるい身体で、それでも『敬意を払う』を意識しつつ仕事をしてみました。
….いつもの半分くらいのエネルギーで事足りるやんけ(呆然
長年うっすら自覚してはいたものの、今回かなり明確に数値化されて体験できたことで、すんなり決断に至りました。
わたしはもう頑張らない。
頑張らないで在れると、周りが少しずつ動き出します。
地味な作業を嫌い、手を抜くことばかり考えているはずのダメな人が、自ら洗い物をしたりする。
まだまだ粗削りではあるけれど、全体が生き物のようにひとつの有機物として循環し始める。
調和が生まれているんだ(驚
卑小な自我が「こうあるべき」と頑なに握り締めていた調和でなく、大輪の花の蕾がゆっくり開くような、自然界の調和が。
油まみれの騒々しい調理場に突っ立って
「あぁ、美しいな」
とその光景を眺めていました。
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