「グレタ・トゥーンベリ、国連で怒りのスピーチ」について。
環境大臣になったばかりの小泉進次郎のセクシーっぷりと比較され、持ち上げられていたスピーチ。
スウェーデンの16歳の活動家らしいですが、動画を見てびっくりしました。
これほどまでに「イヤな顔」をして話をする人を初めて見たかもしれません。
ものすごくイヤな顔をして話しますね、この人。
もちろんね、彼女の元々の顔の造型のことを言っているんじゃないですよ?
普通にしてたら大変かわいらしいお顔ですが、感情を込めて話すときの、このあまりにも醜い顔。
なんで、こんなに醜い顔になっているのかは、スピーチの書き起こしを読んですぐにわかりました。
この子、怒りと憎しみに燃えていますね。
あなたたちは空っぽの言葉で、私の夢そして子供時代を奪いました。それでも私はまだ恵まれている方です。
多くの人たちが苦しんでいます。多くの人たちが死んでいます。全ての生態系が破壊されています。私たちは大量絶滅の始まりにいます。
空っぽかどうかはあなたの主観だし、あなたの夢が奪われたって、どういう根拠によって?まだ16才でしょ?
多くの人が苦しんでいる状況はあるでしょうが、全ての生態系が破壊され、大量絶滅の始まりにいる、って全く意味がわからない。
なにそれ?
この文章だけ読んだら、「やばいカルトにはまった頭のおかしい人」としか思えません。意味がわからない。
それなのにあなたたちが話しているのは、お金のことと、経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり。恥ずかしくないんでしょうか!
たまにこういう主張をする人がいますが、経済が発展するからこそ、あなたはスウェーデンからアメリカにまでやってこれているわけですよ。
カネが富裕層に偏りすぎているとかって主張ならわかりますが、人類の進化成長と経済の発展は切り離せないもので、この子が持っているだろうスマホだって、経済が発展してなければ、絶対に使えません。恥ずかしくないです。
あなたたちは、私たちを失望させている。しかし、若い世代はあなたたちの裏切りに気づき始めています。未来の世代の目は、あなたたちに向けられている。
もしあなたたちが裏切ることを選ぶのであれば、私たちは決して許しません。私たちはこのまま、あなたたちを見逃すわけにはいかない。
犯罪者を糾弾するかのような言い方ですよね。
独善的で、高圧的で、断定的な態度と物言いです。
そういう彼女の中の思考と内面が、見事に顔に出ています。
だからこそ、本当に醜い。
彼女のスピーチにはね、「私(達)は正しい。お前たちは間違っている。絶対に許さない。」っていう傲慢極まりない「正義だと思いこんでいる独善的主観」しかないんです。
この子、「平和のためなら全員殺す!」ってことを平気でしそうな気がして怖い。
日本でも、「平和を守れ!」ってことを声高に言う人たちほど、非常に攻撃的ですが、「私は正しい。おまえらは間違いっている」という偏向した思考しか持っていないので、「対話」とか「歩み寄り」とかをする気がないわけですね。
そりゃそうですよ、「悪」と対話する必要はないし、「悪」に譲歩をしたり、折り合いをつけたりすることなんて、考えもしないでしょうから。
私は、人を判断する時に「顔」というものを、かなり重要視しています。
こればかりは論理的な説明をするのが難しいわけですが、経験上、「イヤな顔をしている人・イヤな表情をする人」というのは、ほぼ、「イヤな結果」を生みます。
昔は、「顔で人を判断するのなんて良くない!そんなもので人間を判断してはいけない!」って思って、第一印象で「イヤな感じ」がした人とも普通に付き合っていたんですが、結果、結構なろくでもない事案が発生しました。
明確に覚えていますが、それが2回ありました。
それからは、顔の悪い人・イヤな感じを受ける人とは距離を置くようにしています。
ま、それ以降、現れてないですけど。
というわけで、この子のことを讃ええて褒めている人が結構いるわけですが、この子のスピーチは下の下だと思います。
顔とか表情とかっていう論理的でないアレコレは別としても、スピーチの内容が一方的に過ぎるし、「全ての生態系が破壊される」とかっていう、根拠が全く不明なトンチンカン理論を持ち出せれても、どうしようもないです。
そして、憎しみで世界がプラスに変わるとは思えないし、憎しみをぶつけられた相手が、「ごめんね、僕達が悪かったよ!」って思うわけもない。
主張をするのは自由ですが、相手を罰するための主張と、理解と共感を深める為の主張では、全く性質が違います。
とにかく、非常に不愉快で、もう2度と見たくないな、ってことを思う動画とお話でした。