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難しいと言われている演技を取り上げてみる。

演技するうえで、「これは難しい役」というのが存在します。
注目を浴びやすく、世間へ公開すれば上手ければ盛大に評価され、下手だと必要以上にボコボコに叩かれるという演技力が試される役です。
実際のところどんな役が難しいのかは人それぞれです。その難しい役が自分と似ていたらすんなりとできてしまう場合があります。
今回は俳優、声優も含めて演じたら難しいと言われている役を挙げてみようと思います。

■悪役
これは前回も話したけど、悪役は影の主人公であり、悪役の演技が下手な作品はつまらないのです。悪役は上手い人やベテランがやっている場合が多いです。作品によっては主役が素人でもどうにかなってしまう事があるので、その為、敵の方が上手いと言われたりする事が多いです。

■狂ったキャラ、病んでるキャラ
悪役と似ているかもしれないけどこれも結構難しいです。インパクトありすぎて存在感抜群なので注目を浴びやすいです。だからこそ、下手な演技は出来ないのでプレッシャーがかかります。
同時に精神崩壊もしやすい役です。

■病気、障害持ち
そもそも自分が健康だったら、自分がそういう役である事をついうっかり忘れてしまいがちです。症状が重ければ重いほど難しくなります。
何でもする役者は自ら病気になる人もいるとかいないとか…
精神疾患系だとそのまま病んでしまう事もあるので注意。

■二重人格、多重人格
そりゃ違うタイプを一人で演じなければいけないですから。だから一人のキャラを二人以上でやったりする場合もあります。
一人で演じ分けがきちんと出来れば素晴らしいと評価される役です。

■ セクマイ、LGBT系
前回男性がオカマボイスを出すのは簡単だと言いましたが、中途半端なオカマをやるのは簡単なだけです。問題は実写で女性以上に女性らしく、美しいニューハーフとかやりたかったりすると相当ハードル高いです。
また性同一性障害の役も難しいと言われています。
LGBTには色んなタイプがいます。仮に演者がゲイセクシャルだったとして、演じるキャラがバイセクシャルだったらそもそもタイプが違うから演じにくいと感じる事もあるでしょう。

■動かない、喋れないキャラ
一見楽そうだと思うかもしれないけど、これは意外と難しい。実写でずっと動かないでいるというのはなかなかきつい。死体の役は難しいと言われているので、体の一部が動いているのが見えてしまったりすることもある。
喋れないというか鳴き声や喃語とかしか感情を表現できないという制限があり、喋ったらいけないのです。

■動物や人外系
人間じゃないキャラクターだと鳴き声だけで表現しないといけない。
例えば喋れるキャラでもケモノとかマスコットキャラみたいな子も結構難しい。実際にこの手のキャラを素人がやろうとしたらマスコットになり切れていなく、無理している感が非常に出やすい。ただ単に高い声を出せばいいってもんじゃない。特に声だけの演技のボイスドラマだと声だけで人外キャラを表現しないといけないので、これが結構難しい。

■三枚目とかピエロ系
これは某漫画でも取り上げられていた。笑いを取ろうとする役とか笑われる役。とにかく存在感があるし、客に笑いを取るというのは非常に難しい。
また、精神的に病みやすい役の一つだと思います。

■セクシー、お色気担当
男性もいるけどこの手のキャラはむしろ女性が多い。いかにも「選ばれし者」感があるので、誰でもできるわけじゃない。特に俳優は容姿を、声優は演技力を求める。役作りが中途半端で色気のない人がやったらすぐボッコボコに酷評される。下手くそすぎると不快感を覚えるレベル。素人が下手に手を出していい役じゃない。

さて、皆さんはこの中で自分ならこの役は得意!というのはありますか?
この中でやってみたい役があったら積極的に練習してみるのもいいと思います。個人でやる範囲ならどんなに下手くそでも許されますのでどんどんやりましょう。実際にやったら新たな発見を見つけられるかもしれません。

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