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初観戦初勝利初ゴール【長野vs仙台】

2024年10月20日、長野Uスタジアムを会場に、
2024-25 SOMPO WEリーグ 第6節
AC長野パルセイロレディースvsマイナビ仙台レディース
の試合が、14時03分キックオフで開催されました。

到着・席決め

午前中の仕事が終わってから駆け付けたので、Uスタに到着したのは試合開始直前。

いつものクセで、メイン自由席のチケットを買い入場。すぐに後悔することになりますが。
ゴール裏に着いた時には、既に選手が記念撮影中。もうキックオフは間に合わないなと思い、向かった先はグッズ売り場。

先ずは、伊藤有里彩選手プロデュースの「防災ボトル」を買いに。216個限定販売。減ってはいましたがまだありました。サインは梅村選手のものでした。オレンジの袋の中にウォーターボトル、レインポンチョ、カラビナ、小型LED懐中電灯、ホイッスル、簡易ブランケット、ヘアゴム、アルコール消毒シート、絆創膏、氷砂糖が入っていました。
長野市の台風19号被害から5年経過して、そろそろ防災への意識が薄くなるタイミング、良いグッズだと思います。
私は忘れませんけどね。色々。泥まみれの作業、心を病んでしまった子、避難所のおじい、トレーラーハウス、SNSでの無神経な言葉・・・。

そして、2019年10月30日水曜日のナイター試合は、忘れることが出来ないナイターでのマイナビベガルタ仙台レディース(当時)との試合。お互い下位を彷徨う中、長野は日曜日にアウェー西が丘でベレーザに惨敗。中2日でのナイター、避難者に配慮して鳴らし物一切禁止、ワイだけ練習前ハイタッチお見送り。異様尽くしの試合でした。結果はミス絡みで前半に失点し、0-1敗戦。最終戦を勝利したものの入替戦に臨むことになり、2引き分けアウェーゴール差でAC長野パルセイロレディースは降格しました。
5年後の防災イベントの日、奇しくもなのか狙ってなのか、あの日と同じ長野vs仙台の対戦になりました。

もうひとつ買おうと思っていたグッズ「24-25レディース選手カード」400円なので昨年販売された厚みのあるものをイメージしていたらペラッペラ。しかも91mm×55mmは普通のトレーディングカードより少しデカくて、セリアで売ってるキーホルダーに収まらない。色々と不満はあるけど何選手か確保。川船選手は買取りで入手しました、ありがとうございました。

チケットを買ってから気付いたこと。
この試合はスタグルが2店舗しか出ていない。しかも「小林食品」「酒膳処おお井」共にバックスタンド。なで2の山梨でもスタグル常時5店舗以上揃えてるのに、本当にプロリーグの興行なんすかね。外周のスタグルがないので、メインスタンドに行くとスタジアムを半周してバックスタンドに行かないと飲食物が無い。高い金払ってるのに年々扱いが雑になるメインスタンドの悲しみ。
しかも秋冬の試合はホームゴール裏とバックスタンドは西日が当たり少し暖かいのに対し、メインは日影で寒い。あー損した!バックスタンド自由席で良かったのに!と思いながら、バックスタンドで空いている席を物色。まあ一杯空いてるんですけど笑。その中でも空いていた南側、アウェー側に近い方に着席。前半はこちらに長野が攻撃しているので、ゴールが間近で見られるかも。なんて甘い幻想を抱きながら・・・。

前半

久々のバックスタンド。いつもと違う景色。折角だからいつもは見えないベンチ内の様子とか撮っていたんですが。

シュートを吹かしてしまい絶好の先制チャンスを逃す長野。

5年前の試合を経験した選手でこの日も出場したのは、仙台のGK齊藤彩佳選手のみ。長野はこの日リザーブで出場がなかった三谷選手が5年前は先発。後半から出場した川船選手は、5年前は下部組織シュヴェスターの選手としてホームゴール裏のボール係でした。
お互いメンバーはガラッと変わり、仙台は毎年有望な若手を多く獲得して羨ましい限りですが、田畑選手や松窪選手は海外移籍してしまい、ケガ人も多く厳しい状況。昨年チーム得点王の廣澤選手や元長野の太田選手はケガでの長期離脱中でこの日は遠征不参加でした。前の週にはベレーザ4-0仙台も現地観戦しましたが、正直今シーズンは・・・やばいなという感想でした。

前半は下位チーム同士の対戦にありがちな、ミスだらけの凡試合。午後の日差しに照らされて、暖かくなってカメラを持ちながらウトウトすること二度三度。

前半はそのままスコアレスで終了。

後半

他のサポさんと色々話をしたり、こばしょく(小林食品)さんで飲み物を買ったりしながら、メインに戻るかどうか迷っていたんですが、結局バックスタンドの北側へ移動することに。勿論、期待するのは長野のゴール。さすがに空気を読んだのか、長野は中盤の村上選手に代えてFWの川船選手が後半から交代出場。稲村選手が中盤センターに入り、川船選手は左サイド。つまりメインスタンドに近い方。応援してる川船選手が出たものの反対サイドかあ(落胆)ドリブルでど真ん中まで来てくれないかなあ笑

長野の先制点

49分、ワイの希望通り笑、川船選手がサイドからど真ん中を切り裂くドリブル。キャプテンの伊藤めぐみ選手を経由してマイナスのパスに反応したのは右SBの安倍選手。見事なミドルがバーを掠めて決まり、長野が先制。

いつもと逆側なんで、迎える方のリザーブ選手の表情が写真に。これはこれで良いものだ。

いつも撮影してるのはメインの真ん中に近い上から4段目くらいだけど、今回はバックスタンドの手前から3段目。いつもと比べて近い。私の腕のなさとカメラのスペックの無さをある程度誤魔化して、迫力のある写真が撮れた気がする。前半と違って居眠りしてる暇はなかった笑

60分過ぎた頃か、仙台にアクシデント。クロスの処理に低く飛び込んだGK齊藤選手と、長野の伊藤めぐみ選手が接触。

伊藤選手には警告(それほど悪質には見えなかったが)、齊藤選手はその場で数分治療を受けたものの負傷交代に。清水選手が交代出場。

仙台の同点弾

72分、仙台は佐々木美和選手に代えて石坂選手。

この交代から2分も経たない74分。長野のクリアミスが仙台に渡り、右サイドから中島選手のラストパスをダイレクトで石坂選手がシュート。これが決まって長野1-1仙台。

石坂選手は、昨年秋の関東大学女子サッカーリーグ2部最終節、流通経済大学vs武蔵丘短期大学の試合で見た選手。その試合では決勝点をアシストしてムサタンの勝利に貢献していました。既にその時仙台への復帰加入(仙台の下部組織出身)が決まっていましたが、翌年ここでゴール決められるとは。

失点からしばらく仙台が圧倒する時間帯。せっかく良いプレーを見せ始めていたのに、ミスで失点から流れを手放すダメダメ感。ここで長野がベンチワーク。髙橋選手に代えて中野選手。中野選手が左サイドに入り、左にいた川船選手が右に。やったー川船こっち来た笑

それでもまだ攻められる長野。

この状況をひっくり返すのは、やはり背番号11しかいないでしょ(個サポ感)

本当は大きいめぐ(中村恵実選手)も出して欲しかったけど、ドラG記憶が飛んだのか中野選手の後は交代なし。1トップの大内選手の動きが良かった(特に運動量で貢献)のもあるんだろうけど。

決勝ゴール

83分、大内選手が中盤まで下がってのポストプレーで前を向いて中央へ進出した稲村選手が右へスルーパス。
稲村選手は、後半から中央に移り守備的中盤から度々トップ下くらいまで上がってきて攻撃関与。私が稲村選手を初めて見た開志学園時代が正にこんな感じだったんだけど、この日スタンドには開志学園のエンブレムジャージを着た高校生が大勢。遠征途中だったのか、先輩の応援に来てたのかなあ。

オフサイドの心配もありましたが、ここは左サイドの中野選手がDFを押し下げていてオンサイド。守備側としては真ん中や左へのパスも警戒しなければならず、致し方なし。直接のアシストは稲村選手ですが、中野選手も影のアシスト。

こうなったら、もう川船選手に追い着ける選手などいないのですよ。
それでも仙台の松永選手と吉岡選手が良く戻り、外へ少し運んだのもあり角度が若干きつめに。バックスタンドから「撃っちまえ!」と大きな声が聞こえてたら多分私です笑。川船選手もシュートを選択、GKの股を抜く鋭いシュートが決まり、長野2-1仙台。

やっぱり特等席だった笑
ナイスゴール!

この日の入場者数、951人。
日曜日、晴れ、格好の行楽日和の午後。で1,000人届かない。スタグル2店舗といい、入場者数だけでなくスタジアム内外の色々も、アマチュアのはずのなでしこリーグに負けてますよ。私が知るなでしこ1部の鴨川や2部の山梨の方が、試合内容以外で楽しかったと思える要素が沢山あります。防災フェアは良い事ではありますが、告知も広報も足りない。

慣れない時間稼ぎもしつつ笑、このまま長野2-1仙台で試合終了。

試合終了後

長野はリーグ戦2勝目を挙げ、順位は7位に浮上。

仙台はこれでリーグ戦6試合1分け5敗。カップ戦も3戦3敗で、大宮アルディージャVENTUSと共に今シーズン公式戦で未勝利のまま。降格が無いリーグとはいえ、昨シーズンのノジマや長野と同じようにかなり厳しい状況です。去り際の選手たちにコールを送るサポさんの叫びが秋の夕暮れに吸い込まれていく様は本当に切なく感じました。

長野はホームでの勝利なので、素直に喜ばせていただきます。
私、実は今シーズンのリーグ戦ホームゲーム初観戦。
で、AC長野パルセイロレディース、今シーズンホーム初勝利。
更に、川船選手今シーズン初ゴール。
何ともおめでたい日になりました。

川船選手が中学校の頃、3,000~6,000人が来場し(2016年と2017年の長野は当時のなでしこ1部平均来場者数トップ)劇的な勝利に歓喜し、敗戦にも万雷の拍手で選手を励ました長野Uスタジアム。
あの頃の賑わいはもう望むべくもないのかもしれないけど、今の選手も頑張って輝いています。試合以外の楽しみは本当に少なくなりましたが、ちょっくらホームゲームを覗いてみてください。私も運営や体制への反発で今シーズンはサポクラ会員もシーズンチケットもユニ購入も全て見送りましたが、たまに選手を見に行きます。



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