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なでしこリーグ1部再開

2024年9月8日、味の素フィールド西が丘を会場に、
2024Plenusなでしこリーグ1部第17節
スフィーダ世田谷FCvsニッパツ横浜FCシーガルズ
の試合が、16時キックオフで開催されました。


試合前

訳有って、前日も西が丘で試合を観て(WEリーグカップ、ベレーザvs長野)車で帰宅。
そしてこの日も車で西が丘へ。予定より少し遅れて試合の50分前に到着。近隣のコインパーキング空いてるかなと思いきや、9割ほど埋まってた。結構自家用車組がいたのかも。
パーキングから、少し歩いて味の素フィールド西が丘へ。

外周

入り口が、Cゲートしかないこの日の会場設定。なのにスタグル2店舗やチケット売り場、グッズ売り場はDゲート付近に。何でなん。運転中からトイレを我慢し、駐車の後にファミマに行ったらファミマのトイレが行列で西が丘まで来たのに、まさかの意地悪設定笑。最短距離でCからD、そしてチケットを買い(買わないとトイレの場所に入れない)無事ミッション完了。危なかった。
さて、落ち着いたところでDゲート付近を探索。
サッカー・フットサル用品で有名なsfidaの売り場には、じゃんけんをしているスフィーダの背番号5宇内彩来選手が。守備に定評のあるジェフレディースU18出身、群馬時代には有り余るパワーでクリアを場外に蹴り、先輩に怒られたりもしてたり笑。現在はケガで復帰を目指している最中。また豪快なプレーが見られるといいなあ。スフィーダのグッズ売り場で、缶バッジと宇内選手のミニのぼり旗買いました。

軽食コーナーは、元スフィーダの選手が店長さん?の「にこにこキッチンカー」さんが販売。
時間が無かったから現場では気付かなかったけど、インスタやXフォローで50円引きなんてのもやってたり・・・。9/22のWEリーグ、ノジマvs大宮にも出店されるみたいなので、是非立ち寄って見てください。
唐揚げとコーラを購入、場内で席に着いてからいただきました。

スタジアム内

うっかりDゲート入り口から入ってしまい、座りたいメインスタンドアウェー側(Cゲート付近)まで一番遠いコースを歩くことに。
スタジアム4分の3周。昨年の世田谷vs鴨川のAGFフィールド開催といい、スフィーダ世田谷FC開催の試合では何かしらトラップに引っ掛かる私。事前に調べておかない私が悪うございました。

汗だくで所定の位置到着。既にだいぶニッパツサポさんで埋まっている・・・。最前列より少し上に着席。
アウェーのスタメン発表もちゃんとエンブレム表示があり、コール形式でアナウンスしてくれてたのは素晴らしいと思います。

迎え撃つスフィーダ世田谷FC、注目は9番の新堀選手。
圧倒的なスピードと高いシュートスキルを備え、昨シーズンは得点ランク6位、決定率ランク3位。今シーズン、世田谷は3人の選手(新堀、藤原、堀江)が得点ランクに名を連ね、16節まではリーグ2位の得点力。その中でも注目です。

神川監督も注目。一昨年は世田谷を優勝に導き、最終戦がアウェー群馬だったので優勝セレモニーを目の前で見ました。そして昨年の世田谷vs鴨川、2-0から逆転負けを喫した直後でも鴨川の野田監督としっかり握手をしていたシーンも印象的で、リーグ屈指の名将だと思います。おいでよ長野

選手入場・記念撮影

アウェーのニッパツが新井キャプテンを先頭にやや早め、少し後をエスコートキッズと共に世田谷の選手たちが入場。
この日は、昨年優勝した鴨川で活躍しベストイレブン受賞、今年からニッパツに加入した浦島選手の応援に行ったのですが・・・あれ、スタメン発表では名前があったのに浦島選手が見当たらない。

数秒焦って探したら、エスコートキッズの向こうに発見笑。
昨年も鴨川ホーム開幕戦だったか、試合終了後にキッズチアリーディングの引き上げに混ざってたことがあった浦島選手。試合のピッチに立てば存在感抜群です。

ニッパツの新井選手、世田谷の柏原選手、両キャプテンによるリスペクト宣言。この日は各試合会場で行われていたようです。

世田谷の背番号6、金子ゆい選手のリーグ戦通算100試合達成セレモニー。ご家族から花束が贈られました。

後で知ったんですが、ニッパツ背番号8室井選手は長期離脱明け、久々の試合。
昨年序盤の鴨川との試合では、画面にボールが2回?直撃するアクシデントにもめげず笑顔で全力プレーしていた室井選手。元気な印象しかなかったのでびっくりしました。

前半

先ずはホームの世田谷が攻勢。
世田谷FW新堀選手の鋭い突破からのシュートは、ニッパツGK新井選手が枠外へ掻き出す好セーブ、直後のコーナーもキャッチ。

電光石火の先制点

7分、連続して似たような位置でのFKを得た世田谷の直接FK2回目。

FW堀江選手がヘディングで逸らしたボールにいち早く反応したのは新堀選手。ダイレクトで放ったシュートはニッパツGK新井選手の手を弾きゴールの中へ。ホームの世田谷が早い時間に先制します。

技有りの追加点

15分。右サイドからのパスをエリア右手前で受けた新堀選手は、トラップせずフリックで左にいる堀江選手へ。上はフリック直後の瞬間ですが、もうリターンを要求して自分がシュートするイメージを作ってます。凄い。

堀江選手もこれに応えて丁寧なラストパス。
新堀選手はこちらも丁寧なシュートをゴール左隅に決めて本日2ゴール目。堀江→新堀の前線コンビが機能し、15分の時点で世田谷が2-0とニッパツを突き放します。

反撃の狼煙

飲水タイム後も世田谷優勢だった38分。
右サイドのスローインを受けた室井選手がグラウンダーのクロス。これを中央左でFW權野選手が合わせ、ニッパツが反撃の狼煙を上げます。
世田谷にとっては、試合後に神川監督が「この軽率なプレーがこの試合のポイントになりました」と語る通り、ポッカリ穴が空いたような無防備な対応になってしまいました。

不思議なもので、ニッパツにとって2点差で前半を閉塞感のまま終えるのと、相手の緩さはあっても1点返して折り返すのでは雲泥の差。勢いが付いたニッパツはその後も相手陣内で攻勢を見せ、世田谷2-1ニッパツで前半が終了しました。

ハーフタイム

ハーフタイムを盛り上げてくれた、スフィーダ世田谷FCのスタジアムパーソナリティ細田阿也さん。

後半開始前、
ニッパツは26加田選手→7蔵田選手
世田谷は10田口選手→8渡部選手
それぞれ1人ずつの交代。

後半

後半開始から、それぞれゴール前に攻め込むも得点は生まれず。

宇内選手の横断幕。スキが詰まり過ぎ笑

会心の一撃

53分。
世田谷の選手がクリアしたボールをニッパツの權野選手が足に当て、これを拾ったニッパツ10番小須田選手が、35mはあろうかという位置からロングシュート。

余りに唐突でシュートはカメラ間に合わないと思い、ゴール側に先回り。
ドライブシュートのような放物線を描いたシュートは(例えが古い)バーを直撃して真下に跳ね返り、世田谷のGK石川選手に当たって入るゴラッソ。ゴール真後ろにいたニッパツサポさんも大歓喜。石川選手にとっては不運としか言いようがない・・・。

ボールを回収して戻って来た浦島選手。

小須田選手、そしてニッパツにとって会心の一撃。遂にニッパツが同点に追い着きました。

鍔迫り合い

ニッパツは60分、6權野選手→11河野選手、8室井選手→20村岡選手と2人の攻撃的な選手を交代。久々の出場で足が攣っていた室井選手もここまで。

両チーム、公式記録で32.6℃という残暑の中、ギリギリの攻防を見せます。

来場者数783名。なでしこリーグ1部としては、まずまずか。

後半の飲水タイム。

飲水タイム明けの72分、ニッパツは32浦島選手→28田村選手。

世田谷は75分、アクシデントなのか後半から出場の8望月選手に代えて、18宍戸選手。

ニッパツが押し気味の84分、世田谷は22金子麻優選手→23荒川選手。

その直後、シュートブロックのこぼれ球に素早く反応した世田谷の新堀選手が決勝ゴールを決め・・・たかに見えましたが、オフサイド。

86分、守りの時間が多かった世田谷に好機。
右サイドで抜け出した新堀選手のクロスを、中央で金子ゆい選手がトラップ。少し右に流れたところを走り込んでシュートも、GK新井選手が間合いを詰めて渾身のセーブ。

後半アディショナルタイムは5分。

お互い決勝点を奪うことは叶わず、世田谷vsニッパツは2-2の引き分けで試合終了のホイッスルを聴きました。

試合終了後

お互い、勝ち点3が欲しかった試合。その悔しさが両チーム選手の表情や所作から滲み出ていました。

世田谷の神川監督は、笑顔と、時々勝負師の鋭い眼光を織り交ぜながらの試合振り返りインタビュー。

すっかり夕闇に包まれた、味の素フィールド西が丘。
リーグ再開後2試合連続引き分けとなったスフィーダ世田谷FCは、次節アウェーで名古屋との対戦。
1試合少ないながらも首位宮崎との差が6に開いたニッパツは、次節ホームで鴨川との対戦。お互い強固な守備力を誇るチーム同士(この時点で失点数の少なさはニッパツが1位、鴨川が2位タイ)の対戦ですが、昨年の後半戦に行われた鴨川vsニッパツは3-0からニッパツが怒涛の3得点で追い着く意外な3-3ドロー。今シーズンはどんな試合になるのか。

今期得点力不足に苦しむ鴨川(得点数は9位)の中で、前の試合出番がなかった25北沢心愛選手(元AC長野パルセイロシュヴェスター)がどんな活躍を見せてくれるか。前回の鴨川観戦記で書いた通り、テクニックは十二分に通用しています。もうちょい長い時間・・・見たい。放送予定のYoutubeサムネ、なんと鴨川側は北沢選手じゃないですか。公式グッジョブ。出さなかったらスタンドから野次ろうかなと思います笑。

ニッパツとしても、首位追走の為には落とせない試合。月曜日の鴨川戦、そして台風順延の伊賀戦が9/22に決まったので連勝したいところ。昨年は首位を走っていながら秋以降急失速してしまったニッパツ。あの時の悔しさを晴らす為にも気合の入ったホームゲームを期待してます。

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