【宣伝】11月26日の記念試合
11月26日はダブルヘッダー
2022年11月26日(土)、長野Uスタジアムでは1日で2試合が行われます。
①試合目は11時30分キックオフ、②試合目は14時5分キックオフ。
②の試合のチケット、またはシーズンチケット保有者は①の試合も見ることが出来ます。
①AC長野パルセイロレディースOGvsAC長野パルセイロシュヴェスター
9月30日、突如発表された試合開催。
WEリーグ初年度の終了前に引退を発表した池ヶ谷選手と、終了後に引退を発表した泊選手。長くパルセイロレディースに所属・貢献した2人の功績を称える記念試合。OGチームの体力を考慮してか15分ハーフ笑。
AC長野パルセイロシュヴェスターとは?
AC長野パルセイロシュヴェスターは、AC長野パルセイロレディースの下部組織。中学1年~高校3年の6世代が所属します。詳細は少し前に記事を書いたので、お時間ある方はどうぞ。
現在、U15世代は北信越リーグを主戦場にしています。U18世代は残念ながら北信越リーグを脱退してしまい、皇后杯とクラブチームU18選手権が主戦場です。
世代間の比較はレベルも残る人数も違い比較が難しいのですが、現高3世代は多士済々で特徴のある選手が多く残り、過去最高の成績となる北信越制覇を成し遂げました。
かつては、一世代上の川船選手を中心としたカウンター主体のチームという印象もありましたが、歴代監督や先代のGK出身平出監督が守備や組織を徐々に整えていった結果、強豪相手にも粘って繋いで戦えるチームに変貌しました。
守備の中心は、GK中村選手。最初はFW/GK兼務だったと思いますが、同世代のGK薬袋選手の退団(→松商学園)に伴いGKを主戦場に。上背は大きくないですがFP並みのスピードと思い切った飛び出しなどでシュヴェスターを守備のチームと呼べるほどにGKとして成長しました。中学世代のUキャンプも経験したCB関選手(高2)や、長期離脱から戻ってきたCB神津選手も注目です。OGをガンガン削ってほしいです笑。
中盤の要は、CMF大日方選手。ボランチ気味にゲームをコントロールしますが、引退した中村俊輔選手を彷彿とさせるモーションから繰り出すセットプレーの左足は正確で威力もあり注目です。左SMFや左SBの位置でプレーする小林選手(中3)は、元々FWだったこともあり突破力に優れています。また運動量豊富なMF吉池選手(高1)は、国体北信越予選決勝でも選手権北信越予選決勝でもPKで最後のキッカーとなりこれを決めるなど、所謂「もってる選手」。
攻撃の要は、FW北沢選手。昨年までは1つ先輩の川船選手へのアシストに回る場面も多かったのですが、今年は選手権決勝のアルビ戦で見せた角度のないエリアからのシュートが先制点となるなど、自ら決めに行く意識が高くなったように思います。前線で北澤選手を支えるのはMF/FW飯島選手。生粋のドリブラーで、皇后杯北信越予選では0-3から飯島選手がドリブルから反撃の1点を決め、これが後半の攻勢、そしてリベンジマッチの選手権決勝に繋がったと思ってます。
高1世代以下にも国体長野県代表も何人かいて、チームとして見ても今年は面白いと思います。
AC長野パルセイロレディースOGの陣容
対するOGは、11月19日現在で池ヶ谷選手・泊選手を含めた15人が参加予定。
現在もWEリーグやなでしこリーグで活躍する選手は、契約の関係上参加が難しくゼロですが、懐かしい名前が並びました。せっかくなので、入団が古い順に紹介してみようと思います。
◆能本華子さん(2011-2014)
引退後もパルセイロレディース関係の臨時スタッフ(ご本人はバイトと言ってた笑)で何度かUスタでお会いしましたが、選手としては2020年フットサル長野県選抜に選ばれたり、シュロス松本の選手として2021年の皇后杯長野県予選では得点を決めるなど、今でも活躍中。
◆田中菜実さん(2011-2016)
パルセイロレディースの元キャプテン。2016年のホームINAC戦では、コーナーキックに身体を投げ出してのヘディングで反撃の1点を決めました。その年のシーズン終了後に引退。
◆内山智代さん(2012-2017)
個人的な話ですが、多分私がパルセイロレディースで初めて、個人を応援(所謂推し)した選手。キラキラした笑顔もさることながら、2017年アウェーのちふれ戦で見せた強引とも見えるゴールライン際の魂のドリブル突破。ホーム最終戦で決めたゴール。プレーで魅せられました。その年に引退発表。
以降、たまにUスタや関東アウェーでパルセイロレディースを応援する姿をお見掛けしましたが、プレーは久々。ユニ買いました(私情)
◆内山朋香選手(2013-2015)
パルセイロレディース時代は智代選手とのダブル内山として人気だった内山朋香選手。2016年からはアンジュヴィオレ広島でプレー。2019年のシーズン終了後、退団・引退しましたが…
ヴェルディの女子ビーチサッカー部門であるプライアナBSに加入。現在も活躍中で、
前の週には女子オールスターゲームにも出場。プライアナBSは今シーズンの全公式戦が終了しているようで、このOG戦にも出られるようです。
◆池ヶ谷夏美GKコーチ(2014-2022)
本田監督2年目の2014年に加入、8シーズンを長野で戦いました。
引退後も長野に残り、レディースチームのGKアシスタントコーチ、また今回の対戦相手シュヴェスターの指導にも関わっています。
◆横山久美選手(2014-2019※2017-2018は1.FFCフランクフルトにレンタル)
現在、NJ/NYゴッサムFCを10月に退団しフリーの為参加可能に。
NWSL公式サイトには選手の「Hometown」という欄があるのだが、横山選手は「Tama(多分多摩市)」となっています。タマ。
◆牧井毬音さん(2014-2016。背番号22)
長野市出身選手。2019年の群馬FCホワイトスター退団後は、長野県のフットサルチームなどでプレー。
◆泊志穂さん(2015-2017、2020-2022。背番号14)
オーストリア、ドイツでのプレーを経て2020年長野復帰。その後のなでしこ2部ではアウェーで得点を決めましたが、念願のUスタでの得点はありませんでした。今回その念願が叶う可能性も?
◆高須咲帆さん(2015。背番号15)
現在は至学館高校で教員をしながら女子サッカー部を指導されているようです。
◆大宮玲央奈選手(2015-2018。背番号88)
今年4月にオーストラリアでの挑戦は「ひとまずおわり」とインスタで宣言した大宮選手。現在は日本で法人理事に就任するなどサッカー以外にも活動の裾野を広げています。
◆児玉桂子選手(2016-2017。背番号13)
長野退団後、準備期間を経てドイツのボルシアMGでプレー。2019年8月に古巣新潟に戻り同年引退。現在は子育てをしながらFC越後妻有(北信越リーグ2部優勝)のサポートメンバーとして10番を着けてプレーされています。
◆鈴木里奈さん(2016-2019。背番号0)
なぜか背番号ゼロ笑。りなぞーさん。記念試合のメンバーだと、最終年のFWではなく本職のCB起用が有力ですかね。
◆藤村茉由さん(2016-2018。背番号19)
半分池に落ちた動画や奇想天外なイラストで楽しませてくれた藤村画伯。現在は北海道の女子チーム「北海道リラ・コンサドーレ」のU-15を指導。
◆小山由梨奈さん(2019-2020。背番号24)※2019は特別指定選手
2019年後半は9月の伊賀戦とアウェー日体大戦に出場、2020年はなかなか出番に恵まれませんでした。久々のUスタで初ゴールなるか。
◆住永楽夢さん(2020-2022。背番号8)
引退して4ケ月後のWEリーグカップでは、元気な姿をキッチンカー内で見せてくれた楽夢さん。本人曰く「撮影禁止!」😢記念試合の時はそうはいかんぞ~。
②AC長野パルセイロレディースvs日テレベレーザ
数年前までは、何故か年1必ずベレーザに勝ってた気がするパルセイロレディース。2016年はアウェー最終戦で空気を読まず優勝が決まっているベレーザに勝利。2017年は1分け3敗と未勝利だったものの、負けの内2つが1点差(2-3、1-2)。2018年はパルセイロレディースのホーム開幕戦で、終始劣勢ながら鈴木陽選手のアシストで放った國澤選手のロングシュートが決まり勝利。2019年には4月のリーグカップ初戦、桜舞う4月の西が丘で3-0快勝。
しかし、長野が降格した2020年には対戦機会がなく、WEリーグに移行した2021-2022シーズンは皇后杯含め1分け2敗、得点0失点8というフルボッコ。かなり相性の悪いチームではある。
パルセイロレディースは、コロナ蔓延というエクスキューズがあったとはいえ開幕から3連敗中。半月の中断期間中にコロナが治まってメンバーが戻った上で、全力以上の奮起と一発をモノに出来る決定力を見せないと勝利は難しいかもしれない。ここで4連敗となるのか、勝ち点を取り踏ん張るのか。早くも正念場を迎える。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?