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なでしこリーグと入替戦予選と色々
入替戦予選
2024年9月30日、Jヴィレッジ天然芝ピッチを会場に、
2024プレナスなでしこリーグ2部入替戦予選大会 第3節
VONDS市原FCレディースvs南葛SC WINGS
の試合が、11時00分キックオフで開催されました。
入替戦予選の思い出
入替戦予選の観戦は、5年前の上記記事以来となります。
35分ハーフ、同点の場合は即PK、PK勝利は勝ち点2、PK負けは勝ち点1という変則ルール、そして4日連続の試合など過酷で変則的な今大会。
当時応援していた群馬は天王山となった第2戦、記事の通り不可解なジャッジにも振り回され2勝1敗ながら予選敗退。その後当時の監督がステルス解任(リーグ最終戦にいなかったことで初めて知った)、選手が退団など大きな影響がありました。
久し振りのJヴィレッジ
Jヴィレッジ周辺に来るのは、2018年3月以来だから、6年半振り。
JFAアカデミー福島がJヴィレッジに戻って来たことなどもあり、昨年まで静岡県開催だった入替戦予選も、今年から福島県開催に戻るようです。
今回は参加が認められたチームが5チームと少なく、5日間で各4試合の総当たり戦。他は例年通りのレギュレーション。
市原vs南葛(試合前)
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Jヴィレッジには何面もピッチがありますが、試合が行われるピッチ2すぐ近くの駐車場に無事到着。
別の場所で練習を終え、移動してくる両チーム選手の中に、元AC長野パルセイロレディースの上田莉帆選手の姿が。
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ゲーフラとフラッグで応援するVONDS市原FCレディース(以下、市原)のサポーターさん。この試合の観客数は90人。南葛SC WINGS(以下、南葛)のサポさんも結構多く、月曜午前の試合としては賑やかでした。
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市原のリザーブには、元オルカ鴨川FCの市川芽依選手も。
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もうひとり、パルセイロレディースに所属していた大河内友貴選手(長野→リリーウルフF石川→無所属→市原)は、メンバー外でここには不在。寂しいなあと思ったら、連戦の為に次以降の相手チームの偵察(この時決まっていたかは分かりませんが、大河内選手は翌日先発)で隣のグラウンドにいたようです。
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試合開始前の緊張感。
同じ関東リーグ1部に籍を置く両チーム、この入替戦予選でも実力は上位で実質の首位攻防戦でした。
市原vs南葛(前半)
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35分ハーフの為、結構オーバーペースで前半から仕掛けることの多い中、先制したのは市原。20分、再三左サイドで積極的なドリブルを見せていた20番佐藤寿音選手が、角度のないところから決めきりました。
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35分(前半終了間際)、市原がエリア手前で直接FKのチャンス。
なんで壁がこうなったのか分からないんですが(特に市原笑)キッカーのキャプテン9西山皐月選手はファーサイドに低空シュートを選択。
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これが決まって、市原に追加点。
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前半はこのまま市原2-0南葛で終了。
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ハーフタイムも短めの10分。
市原vs南葛(後半)
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前半同様、左サイドからの攻撃が多い市原。ゴールの右側(グラウンド外)に陣取った私としては、近いサイドでの攻撃が多めに。
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この後、一度市原のスローインになった場面で試合がストップ。主審・副審・第4審判の協議の上、市原の直接FKで試合が再開という珍しい場面がありました。
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南葛のシュートがクロスバーを叩く惜しい場面も。
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もうひとつ、珍しいシーン。
55分に南葛の4人見のどか選手が交代も、キャプテンマークを巻いたままベンチへ。あれ、いいのかな?と思いながら見てたら、数分後に主審が試合を止め、急遽南葛ベンチ前で17佐藤幸恵選手にキャプテンマークを巻き巻き。
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スコアは動かず、市原2-0南葛で70分の試合が終了。
市原vs南葛(試合終了後)
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市原はその後、最終戦をレノファ山口レディース相手にPK負けで落としたものの、勝ち点10で首位通過。2位は勝ち点9で予想通り南葛でした。
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試合後の挨拶には大河内選手も合流。上田選手との元長野ツーショット。
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リザーブ入りはしなかったものの、GKコーチのような形で帯同していた大久保佑菜選手(写真左)。松商学園から国際武道大学を経て、市原に加入しています。
なでしこリーグ2部第18節レビュー
9月28日、29日に行われたなでしこリーグ2部は、サマーブレイク明けのリーグ再開でしたが波乱が。
2位と勝ち点1差だった3位のJFAアカデミー福島が、現在最下位と苦しむ福岡J・アンクラスとドロー。2位のFCふじざくら山梨が9位ディアヴォロッソ広島に勝利し、2位と3位の勝ち点差が3に拡がりました。
そして、ホームに4位SEISA OSAレイア湘南FCを迎えた首位の岡山湯郷Belleが5-0と圧勝し、4試合を残して無敗のまま(16勝2分け)優勝を決めました。2年前にアメリカから古巣の湯郷に戻った横山選手を筆頭に、長野で横山選手と攻守の要だった坂本選手ら、WE経験者やなでしこ1部のレギュラークラスを立て続けに補強していたので、2部優勝は順当。あとは横山選手のシュート数と得点数(151本、29得点/18試合時点)がどれだけ伸びるか。なで2の得点数リーグ記録は、多分2015年に長野で横山選手が記録した35得点だと思いますが、これは当時27試合の変則総当たりだった頃の記録。今年、全22試合なのに塗り替える可能性があります。
2024プレナスなでしこリーグ2部 岡山湯郷Belle 優勝決定
— なでしこリーグ (@Nadeshiko_L) September 29, 2024
▼詳細はこちらhttps://t.co/vHlkrhegtu#なでしこリーグ pic.twitter.com/rnJEyfUakz
なでしこリーグ1部第19節レビュー
同週に行われたなでしこリーグ1部第19節も大波乱。
8試合無敗で上位を猛追していた伊賀が、静岡にアウェーで1-3の敗戦。最後に負けた静岡相手に同じスコアで負けるという結構キツい負け方。現在得点ランクトップの土屋選手には2試合で4得点食らうなど完全に天敵。
首位宮崎は、アウェーで日体大相手に1-2敗戦。毎年、シーズン中に突然強くなったり弱くなったりが激しい日体大ですがこの日は強い方。昨年得点ランク上位だった日体大の北沢選手が決勝点。今年はケガで中断前は3試合出場(先発1試合)ノーゴールも、再開後は4試合3得点と完全復活。まだ大学3年生、長野出身なんでパルセイロレディース加入を待ってるパルサポさんも多いですが、あんまり活躍すると他のチームにいただきマンされてしまうのが辛いところ。
2位ニッパツは難敵愛媛に1-0と競り勝ち、宮崎とニッパツの勝ち点差は遂に2まで縮まりました。
そして12位群馬と11位ハリマの対戦は、3-1でホームの群馬が勝利。静岡に0-14の歴史的大敗を喫したものの、次の宮崎戦で1-6と健闘、延期されていた大阪戦で今シーズン初勝利を挙げると、この試合でまさかの連勝。群馬とハリマの勝ち点差は3となり、残り3試合で入れ替わる可能性も出てきました。
なでしこリーグ今後の展望
現在1部最下位の群馬は、界隈で噂されるように存続が危ぶまれている状態です。このまま存続の場合は12位がストレート降格、11位が入替戦(1部⇔2部)に臨むことになるんでしょうけど、群馬が退会する場合はどうなるのか、10月20日の1部最終節前には発表して欲しいのですが、さてどうなるか。
1部優勝争いは、数字上は名古屋にも可能性があるものの、実質宮崎とニッパツに絞られたと見て良いと思います。それぞれの対戦相手は
宮崎:A伊賀、H鴨川、A世田谷
ニッパツ:A名古屋、A静岡、H大阪
意外と難敵が残りました。順位的にはニッパツの最終戦の相手大阪が楽そうに見えますが、6月には宮崎に勝つなど油断できない相手です。
2部は湯郷が優勝と1部へのストレートイン確定。2位争いをする山梨とアカデミーは、例年通りだとアカデミーが2位の場合入替戦無し。山梨が2位の場合は1部11位との入替戦。群馬が退会して2位山梨の場合は山梨もストレートインなのか、群馬を除いた下から2番目のチームが入替戦の相手になるのか。まだ不明です。
2部と参入希望チーム(入替戦予選突破チームの市原と南葛)の入替戦は、ここ2年間は4チームが参加して3チームが残る流れ。ただ、これも群馬の去就に左右されそう。対象となる2部下位は、12位福岡(勝ち点10)と11位つくば(同12)。ただ、10位今治(同14)との差は僅かで、残り4試合でまだまだ変動がありそうです。