初ゴールと100ゴール
2024年3月24日、味の素フィールド西が丘を会場に、
2023-24WEリーグ第12節
日テレ東京ヴェルディベレーザvsサンフレッチェ広島レジーナ
の試合が、14時03分キックオフで開催されました。
試合前
ベレーザフードコート
キックオフ2時間前に着いたものの、北側の駐車場が全滅で本蓮沼駅方面に移動。500mほど離れてますが無事駐車。ちょうどお昼時なので、先ずはベレーザフードコートへ。
以前長野のサポ仲間さんにオススメされた「いきなりステーキ」さんのサーロインステーキ弁当を購入。
キッチンカーには3人のスタッフさん。会計と調理が別にいるだけで回転がかなり速いです。
美味しくいただきました。
ガチャのアクリルキーホルダー400円。
1,000円くじの賞品のクソデカアクリルスタンドに比べると小さいの何の。しかしガチャ系で新加入選手が入っているのはこれだけ。かなり回しました。他の方からの買い取りも合わせ10,000円近い。しかし出ない鈴木陽選手…。
フードコートでも働いていたリヴェルン。『明壽庵』さんのパンの宣伝。
セパタクロー教室や免疫ケア体操にも参加。でかいサンチェくんは広島サポさんの持ち込み?
練習前
曇、無風、気温 17.7℃、湿度 45%。どんよりとした曇り空。
無風の時は若干蒸し暑さも感じるんですが、風が吹くと涼しい通り越してちょっと寒いくらいの微妙な天気。
横断幕手伝えず(ry
早めにアップに出てきた鈴木陽選手と、広島の鈴木ヘッドコーチ、ベレーザの関ヘッドコーチの会話。鈴木HCは過去にメニーナの監督やベレーザのコーチも務めており、古巣対戦です。
サンフレッチェ広島レジーナの選手も、ぼちぼち登場。
今年、ベレーザの中で応援している3選手。理由は過去記事で。
広島の渡邊選手は長野県出身。この試合はリザーブから。
この試合に来たもうひとつの理由、広島で一番会いたかった元長野の10番、瀧澤千聖選手の横断幕。なんと今回メンバー外。何なん!と思ったら、試合翌日に負傷発表。前の試合で痛めたみたいで・・・。今シーズンは会えずか。
広島の選手も続々。
西ヶ丘のメインホーム側は、試合前後はベレーザ、練習と試合終了後にはアウェーの選手が目の前を通るので、両方のチームが見られる有難い場所でもあります。
ベレーザもスタメン組が登場し、ストレッチ。
試合前練習
野田にな選手と田中桃子選手。GKが先行してゴール裏とメインに挨拶。
ほぼ無風。
軽めの練習から。
練習の合間にリヴェルンがファンサ。近い近い笑
望遠レンズを付けてたのでギリギリまで引いた(100mm)んですが、目の前に来ると2枚目な感じに。
フィールドプレイヤーもゴール裏からメインに挨拶し、練習開始。
途中からリザーブ組は集まってパス回し。雰囲気良さそう。
スタメン組の後、リザーブ組のシュート練習。
広島の選手が先に引き上げ。
うっかりボールを取りに行ったら散水に囲まれた中村GKコーチ。
選手紹介
ヴェルディやベレーザのサポの皆さんにはお馴染み?リヴェルンの帽子芸。私は多分初めて見ました。
ここからは、リヴェルンと重ねて電光掲示板をご覧ください。
選手入場・セレモニー
両チームスタメン入場。
リザーブ組は少し遅れてベンチへ。
試合前に、WEリーグ50試合出場を前節達成した宮川選手と木下選手に、リヴェルンから花束のプレゼント。
このタイミングで50試合は、WE全試合皆勤でしょうか。おめでとうございます。
ベレーザのスタメン記念撮影。
広島レジーナ側のスタメン記念撮影。
前半
広島ボールで前半キックオフ。
リーグ再開後、試合序盤で調子が出ない試合も多かったベレーザですが、この日はボールがよく回ります。
主審がプレーエリアに巻き込まれてしまい、ドロップボールで再開。
ベレーザが先制
8分。左サイドから中央に移っていた北村選手にボールが渡り、シュート。鋭い振り足から放たれた弾道が決まり、ベレーザが早々に先手を取ります。
嬉しそうな北村選手。
左サイドから中央にかけて神出鬼没の宮川選手。
広島もカウンターに活路を見出しますが、なかなかゴール前には侵入できません。
不穏な伏線
21分、広島の藤生選手からボールを奪ったベレーザ藤野選手が右サイドからエリア内に侵入しますが、接触プレー。これがノーファールの判定。
これにベレーザの関ヘッドコーチが猛抗議。第4審判と別のコーチがなだめますが収まりません。
29分。広島のGK木稲選手がボールを受けて切り返したところ、そのボールを狙っていたベレーザFW神谷選手のスライディングの右足が木稲選手の足を刈る形になり、木稲選手が転倒。神谷選手に注意が与えられました。
私見ですが、前の広島の接触プレーにはベレーザにPKが与えられるべきだったと思いますし、ケガさせるような悪質なものではなかったにしても、こちらの神谷選手のプレーにはもっと厳重な注意なり警告なり出した方が良かったと思っています。徐々に、試合が荒れていく感じがしました。この雰囲気が、ピッチ外にも影響したように思います。
両者共にチャンスは作りましたが、ホームのベレーザが1-0でリードして前半終了。
ハーフタイム
ハーフタイムのメンバー交代はなく、後半へ。
後半
後半は左から右へ攻めるベレーザ、右から左へ攻める広島。
後半開始早々、カウンターから藤野選手が狙いましたが、このシュートは枠の右へ。
59分、ベレーザは山本選手に代えて土方選手。
荒れ試合
交代から間もない60分。
広島の中嶋選手がベレーザの宮川選手に後ろから足を引っ掛け、宮川選手は転倒。中嶋選手には警告。
正直、この警告が試合全体で1枚目の警告ってのは遅過ぎた気がします。
宮川選手は受け身が取れない倒れ方で肩を強打し、立ち上がれません。両チームの選手が心配そうに見守りドクターもピッチに入った中、広島のゴール裏から聴くに堪えない罵声が。皆が心配している中、メインやベレーザのホームまで届く、信じられない言葉。
言葉を発した人は、望遠でその後の様子を見ていたのですが泥酔していたようです。本人はユニやタオマフもしておらず、広島の応援団体のXアカウントが後日、自団体のメンバーではないと書いていました。その後、広島ユニを着た人と小競り合いになり、警備員が止めに入る事態に。普通なら退場いただくのが筋だと思うんですけど、その後も当事者は普通に同じ場所で観戦してました。有名な方なんでしょうか?
急遽、岩崎選手が交代出場。
試合の中で凄く効いていた宮川選手が急に退き、配置の変更を迫られたこともあってか、ベレーザの推進力が弱まり、同点に追い着きたい広島の攻勢が更に強くなってきました。
68分。
スローインになった後、主審がプレーとは関係ない方向へダッシュ。向かった先はベレーザのベンチ。関ヘッドコーチに警告(C3、異議)。前半からヒートアップしていましたが、抗議の頻度が多過ぎて第4審判から通告があったか。
69分、ベレーザの村松選手が広島の古賀選手を手で引き倒し、警告。
同点PK
74分。抜け出した広島の上野選手に対し、ベレーザのGK野田選手が間合いを詰め、接触。一瞬遅れてPKの判定。
野田選手には警告。正直、PKは分かるけど(上野選手が巧かった)これで警告は厳しい・・・。上野選手も試合後コメントで匂わせてましたけど、上手く獲ったPKでした。
このPKを、上野選手が自ら決めて、広島が同点に追い着きました。
真打登場
79分、神谷選手に代えて鈴木陽選手。
第10節以降、神谷選手と鈴木陽選手はどちらかが先発、後半途中にもう一方が交代出場。11節では途中出場の神谷選手が決勝ゴール。4試合3ゴールの神谷選手と4試合ノーゴールの鈴木陽選手という状況の中で、残り時間は少ないですがチャンスが巡ってきました。
神谷選手は前節のアウェーがリザーブスタートで途中出場し、決勝ゴールが前日の自身の誕生日を祝うバースデーゴール。この日は鈴木陽選手と立場が逆になりましたが、連戦の疲れもあったかなという感じでした。
来場者1,092人。前回のホームゲームよりは100人ほど増えました。
鈴木陽選手が前線で守備を仕掛ける効果か、先に交代出場していた土方選手と岩崎選手も積極的に前に出るようになり、前でボールを奪える分、ベレーザの手数が増えていきます。
広島も、守備力底上げの為中盤に渡邊選手、逆転の為のFWに髙橋選手を交代出場させます。
歓喜の決勝ゴール
藤野選手は、前半から何度も倒されながら、風格さえ漂うプレーでチャンスを作り出していました。87分、中央でボールを受け、左にドリブルと見せかけて切り返し、斜めに右サイドを切り裂くスルーパス。
走り込んだ岩﨑選手が、ダイレクトでゴール中央にクロス。
先発していた山本選手は、ここでトラップしてライン際までドリブルするパターンがほとんどだったので、このダイレクトは結構効果あったと思います。
エリア内に走り込んで来た土方選手が、このボールを胸トラップから即ボレーシュート。
緩やかな放物線を描いたシュートは、バーぎりぎりの高さ。広島のGK木稲選手は「キャッチか弾くか迷ったが、キャッチすると(斜め後ろへのジャンプだったこともあり)自分ごとゴールに入ってしまうと思い、弾いた」という趣旨の試合後コメントをしていました。
木稲選手の身長とリーチがあると、取れるというのもあったのかなあ。もうひとつ、ディフレクティングで上に弾いてコーナーキックに逃れるという選択肢もあったか。弾いたボールをすぐキャッチすれば問題はなかったんですが・・・。
そのボールに物凄い勢いで飛び込む緑の弾丸。ワンバウンドしたボールに鈴木陽選手がダイビングヘッド。GK木稲選手、広島CB2人のカバーも間に合わず、右サイドネットに突き刺さりました。
ゴール以上に嬉しかったのが、チームメイトの喜び方。
中断期間中の大型補強、昨年のなでしこ1部MVP鈴木陽選手と得点王神谷選手は、共にセリアスやメニーナらベレーザの下部組織を経験してこなかった選手(鈴木陽選手は浦和レッズレディースJrユース出身。中継の実況さんが「長野の下部組織出身」って言ってましたが誤報です。本人にそれ言うと怒ります笑)。
メニーナ→ベレーザというエリートコースで育ち、伝統を身に着けた選手たちの中に「異物」(監督がインタビュー記事で言ってたのかな)として迎えられ、神谷選手は3得点する中で鈴木陽選手はここまで無得点。でも、こんなにチームメイトに喜んで迎えてもらえて、ベレーザの一員になってたんだなあと感じ、嬉しかったです。
手前に見える手は、多分岩清水選手です。リザーブ組もお祭り騒ぎです笑
このゴールが、日テレ東京ヴェルディベレーザにとって、WEリーグ通算100ゴール目の記念となりました。
最後の笛が鳴るまで
FKから上野選手のヘディングは、枠の上。
アディショナルタイムは、宮川選手の治療もあったので、長めの6分。
パワープレー気味に前へ前へと圧力を掛けてくる広島に対し、ベレーザも体を張った守備や、時折のカウンターで時間を使い、スコアはこのまま動かず2-1で試合終了しました。
試合終了後
メインスタンドには2度の整列一礼。
メインからバックスタンドへ。
一人目のインタビューは、先制点の北村選手。
バックスタンドへの挨拶を終え、ダッシュで戻ってきた鈴木陽選手と交代。
2人目のインタビューは、勿論決勝ゴールの鈴木陽選手でした。
ゴール裏の歓喜の列に合流。
インタビュー3人目は松田監督。
2人でわちゃわちゃしている菅野選手と藤野選手笑
リザーブ外の選手も合流し、ベレーザWEリーグ100ゴール記念撮影。
ベレーザはこの後、毎回ホームゲームでは10分ほどのサイン会。
メイン、ゴール裏、バックスタンドのどこにサインに行くか選手毎に決まっているようで「貰えなかったサインはまたの機会に~」なんてアナウンスもありましたが、ホーム民でない通いの身はそうも言ってられない。サインはまた今度で、写真を2秒だけ。
ベレーザでの初ゴールの試合、これで撮らなかったら長野から来た使命が半分達成できない笑。まあメインで待ってても良かったのかもしれないけど、良い思い出になりました。ゴールという意味では、この日がようやくのスタート。鈴木陽と神谷千菜の異色の2人(そういえば2人で合計4得点、全てヘディング)が得点を量産し、ベレーザの勝ち点を1つでも多く積み重ねられることを期待しています。