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コブシーズンの準備。

舵取り攻略キャンプ(16)~(17)(コブ編)[3月11日(木)〜14日(日)]

のレポートです。

スキースクール ゲニース ナトゥーア
http://www.hase-ken.com

ゲニース ナトゥーアのレッスンも、いよいよコブシーズンに突入〜〜〜
と、その前の準備をするレッスンが、今週のキャンプとなりました!

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コブ斜面というのは、
以前、ゲレンデにスキーヤーがたくさんいた頃は、斜面いっぱいに自然と不規則に出来上がることが多かったのですが、
スキーヤーの減少とともに自然なコブは出来にくくなり、
また、モーグルスキーというカテゴリーの人気が高まるにつれて、
意図的に作られた、ラインのコブが増えて来ました。

現在の日本のスキー場では、このラインコブばかりになってしまいましたね。

そんなわけで、「コブ」というのはみんなで作り上げたものだと思っている方も多いと思いますが、
本来、コブ斜面というものは、
圧雪車が入らない斜面のコースをたくさんのスキーヤーがいろんな滑り方で滑った結果、自然と出来上がるものでした。

そのように自然に出来上がったコブは、様々な大きさになり、
その出来上がったコブの溝(低い部分)を、自分でラインを探しながら滑るものだったのですが、
ラインコブではラインを探す必要はありません(すでにラインがあるから。。。)。

その代わり、丸い形をしたコブは少なく、横滑りなどを使った滑り方で溝が掘れていくので、角ばった階段のようなコブになりがちです。

ですが、
ゲニース ナトゥーアでは、コブ斜面の溝を滑るときも、丸いシュプールで滑ることを目標にしています。

なぜなら、コブを丸いシュプールで滑る技術は、
整地を滑る時も、新雪(パウダー)を滑る時も、荒れたオフピステを滑る時も、
どんな時でも使える共通した動きを使うからです。

コブだからこれ、
新雪(パウダー)はこれ、
整地はこれ、
アイスバーンはこれ、

というように、シチュエーションによって、その都度技術を変えるのはとても難しいですし、非効率的です。


ゲニース ナトゥーアのコブレッスンは、
丸いシュプールでターンができることを目指していますので、
練習のために作る溝コブも、丸いターンで作り上げます。

写真のように、2本づつポールを立てることで、
一度にスキーの向き変えて(ブレーキをかけて)横滑りをする技術は使えません。

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そうすると、スキーの方向を少しづつ変えるようになるので丸いシュプールの溝コブが出来上がります。

ゲニース ナトゥーアでは、中級者の皆さんにも、
横滑りの連続、という段階は通らず、
最初から丸いシュプールで滑ることを練習していただいております。

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しかしながら、
自然に出来上がったコブ斜面であれば、丸いシュプールで滑るのは簡単なのですが、
最近の、横滑りで出来上がった「ラインコブ」を丸いシュプールで滑るのは、ラインどりやタイミングが至難の技、だったりもします。

ですので、ゲニース ナトゥーアでは、
4月から始まるかぐらスキー場のレッスンでも、コブを練習するときは、
丸いシュプールを描きやすいコブを選びながらレッスンを進めて行きます。

ベーシックな動きに加えて、特にコブを滑る時に必要なのは、
・滑る力
・タイミング
・ライン取り
となります。

まずはしっかりベースの動きを身につけて、
それをコブに合わせて使えるようにして行きましょう。


日本のスキー場に自然なコブ斜面が戻ってくることは、なかなか難しいかもしれませんので、

角ばったラインコブでも、丸いシュプールを描き、
ラインコブでも丸い形に変わっていくように、
丸いシュプールでコブを滑る技術が広がっていくことを願っております!!!

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