チャイナモバイル上場廃止で今後どうなる?実は過去にも上場廃止があった!!
過去の事案を分析
今回の一件は、ニュースでも話題になっていますね。
NY証券取引所 中国の通信会社3社の上場廃止に(2021年1月7日)
まるで初めて中国株がNYZEから上場廃止になったみたいに受け取れます。
しかし、実はニューヨーク証券取引所(NYZE)からの上場廃止は、過去にもあるんです。
本記事: https://moneyworld.jp/news/05_00027612_news
2019年にセミコンダクター・マニュファクチャリング(SMIC)という株も、ニューヨーク証券取引所(NYZE)から上場廃止になっています。
この時もニューヨーク証券取引所(NYZE)から上場廃止され、多くの投資家たちが株を売り悲観的な見方をしていました。それにも関わらず、その後の株価は以下のようになりました。⇓
香港市場に回帰し、香港市場から買い戻した方は、その後株価を5~6倍にすることができました。
ニュースが全てではない
これらの事から言えることは、ニュースを鵜吞みにせず、本来の企業価値から判断して、割安と思うなら買いにいくという選択肢を持つことが重要だということです。
ニュースが出たから「うわ!暴落だ!投げ売りだ!」と狼狽してしまうと、
「売る」ことしか考えていないので、「買い戻す」という選択が出てこなくなってしまいます。
そのため、選択肢を持っておくことが重要だと思います。
セミコンダクター・マニュファクチャリング(SMIC)は、半導体というグロースマーケットだったこともあり、このような株価上昇に繋がったとも捉えることこともできますので、必ず上がるということではありません。
ですが、下のチャートの通り、ニュースで「ブラックロック・ステートストリートがADR3社を指数から除外!」と伝えられていた日が、株価の底だったということは事実です。
その1月10日から株価は20%上昇しています。
私は、この日に、こんなツイートをしています。
https://twitter.com/imagery_tokyo
ピンポイントで予測できたのは幸いでした。
冷静に買い向かえたのは、
・今回の事象はファンダに多大な影響を与えるものではない
・チャイナモバイル等の配当性向や経営自体には問題が無い
という観点から、価格ではなく価値に着目して買いにいけたからだと思います。
今後、短期で株価どうなるかは不明ではあります。
既にある程度上昇していますので、調整が入る可能性もありますが、総じて割安であったと考えたのです。
まとめ
このように、このブログでは株の価格でなく、企業価値から判断するようにしています。
フォロワーさんの中には、底の39HKドル代で仕込めている方もいて、すごいなと思いました!
目先や短期の動きは誰にも予測できませんが、価値ある企業に投資を行えば、中長期では伸びると考えています。
また、楽天証券などはNYSE(ニューヨーク証券取引所)から上場廃止されても、香港市場で取引できます。
チャイナモバイル等上場廃止に関する情報と、ミシェルの見解を以下で詳しく解説しています⇓
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