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これからのこと

蜂須賀孝治

明けましておめでとうございます！
本年もよろしくお願いします。

正式にクラブからリリースがありましたように、2025年からブラウブリッツ秋田の社員として事業部のお仕事をさせていただくことを決断いたしました。

現役引退をして2ヶ月弱ですが、この間、本当に悩みに悩んで、たくさんの人に相談をして、また悩みに悩んで、締め切り期日の夜に決断しました。

これからの自分を含め家族全員の人生のビジョン、生活、仕事、お金、やりがい、気候、周りの人たち、挙げたらキリがないほどの項目を天秤にかけて、毎日毎日本当に悩みました。

本当にありがたいことに引退後からいくつかお仕事の話をいただきました。

その中で最終的には、選手として強化指定選手から12年間お世話になったベガルタ仙台か、現役最後の1年間を過ごさせていただいたブラウブリッツ秋田で働くかの2択に自分の中で絞りました。

ベガルタ仙台では、ここでは書き表せないほどの思い出と経験をさせていただきました。

ファン・サポーターのみなさんから、これまで本当にたくさんの愛をいただきまして、心の底から感謝しております。

そして選手として在籍してる間、一緒に戦ってくれたフロントスタッフのみなさんや仙台のレジェンドOBのみなさんとこれから一緒に仕事をすることがすごく楽しみでした。

また住み慣れた仙台の街で出会えた方たち、街の風景、よく行ったお店、全てが心地よくて何不自由なく生活させていただきました。

それなら、これから仙台で働くこと1択じゃないか？と思われるかもしれませんが、秋田で過ごさせていただいた現役最後のこの一年間が、僕自身にとっても家族にとっても仙台で培った時間と同様に本当に大きなものになりました。

仙台から契約満了を提示されて、いくつかのクラブからオファーをいただいていた中で、「できることなら上のレベルで挑戦したい」「育ててもらった仙台と対戦がしたい」という思いがあり、そこでブラウブリッツ秋田からのオファーが届きました。

そして即決でブラウブリッツ秋田に決めました。

初めて仙台以外のクラブを経験させていただいて、全てが新鮮で新しい刺激が楽しくて、中には苦しい経験や時間もありましたが、それも含めて本当に密度の濃い1年間を過ごさせていただきました。

2ヶ月以上の高知キャンプ、頼もしい仲間たちとの出会い、退場者を出してから劇的逆転勝利(僕が退場しました…)、念願の仙台戦に先発出場し1-0で勝利、現役最後の試合は先発フル出場で勝利、クラブ最高順位のJ2リーグ10位を達成、引退セレモニーを実施、そして引退会見。

本当に一年間だったか？と自分でも疑ってしまうほどに濃い一年間でした。

その時間の中で秋田を本当に大好きになりました。

そして両方大好きなクラブから提示をいただいて、正直、誰か代わりに決めてくれって思ってしまうほどに悩みました。

本当にたくさんの人に相談をさせていただいて、自分の心の奥底の気持ちがだんだんと分かるようになってきて、整理できるようになりました。

そうなった時に仕事に一番重きを置きたい部分として「やりがい」ということに気づきました。

ブラウブリッツ秋田というクラブは、ベガルタ仙台と比べるとまだ小さな組織ではありますが、成長著しくて、これからの伸びしろが本当にたくさんあるクラブだと感じています。

ベガルタ仙台在籍時代に感じたことや学んだことを活かして、自分の力がブラウブリッツ秋田の発展にどれだけ貢献できるのか挑戦したいと思います。

そして秋田に来なければ出会うことのできなかった岩瀬社長をはじめ、ブラウブリッツ秋田のフロントスタッフの皆さん、スポンサー・ファン・サポーターの皆様と共に秋田一体で頑張っていきたいと思います。

仙台で関わっていただいたすべての皆様、これまでたくさんの応援をしていただいて、一緒に戦っていただいて、本当にありがとうございました。

今まで受けたご恩は決して忘れません。

そして今も変わらず仙台も心の底から大好きです。

この決断を人生の正解にできるように、覚悟を持って頑張りたいと思います。

秋田に試合に来られた時やどこかで見かけた際は、「ハチ！」と声をかけてくれたらすごく嬉しいです。

直接、伝えたいこともたくさん伝えてください。

これからは東北のクラブとして一緒に東北をサッカーで盛り上げていけたらと思います。

そしていつかJ1で秋田vs仙台の東北ダービーを開催できますように！！

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蜂須賀孝治
チップを送る価値があると思っていただけるように、そして読む前と読んだ後で心境に少しでも良い変化をもたらすことができるように、記事を書いていきます。