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初発表会でBrahms間奏曲Op.118-2

はっきり言って無謀なチャレンジでした。
選んだ曲はBrahms間奏曲Op.118-2

好きで好きでたまらなかったこの曲を半年以上かければ絶対に弾けるに違いないと疑わなかった私、、、、甘かった~

それまで先生に教わった曲をざっと思い出してみると・・・

初レッスンは、何か弾ける曲を弾いてみましょうとのことで、先生の家の楽譜から辛うじて記憶にあったソナチネ20-1。
リズムも弾き方もひどかった~

それから、先生が曲を選んで下さった。

初めての課題は
・カンタービレ(ショパン)
知らなかったショパンの曲。妙に嬉しかったことを思い出します。
・ワルツ1(グリーグ)
・子犬のワルツ(ショパン)

なかなか仕上がったかも!(今思うと全然ダメですが)
と気を良くした私は

その後、先生に「エルガーの愛の挨拶を弾きたいです」とお願いしてチャレンジ!
しかし、なんとも、仕上がらず・・・・
先生からのお勧めで並行してバッハとギロックを。

バッハは、メヌエット114.115.マーチ122.メヌエット132。ミュゼット126.ガボット816.メヌエット813.など・・・・

ギロックは、森のざわめき・海の風景・伝説・夏の嵐・色褪せた手紙・とんぼ・月の光・秋のスケッチ・ダイアナの泉

その後も、先生からのお勧めの曲と、自分からのチャレンジ曲、基礎練習としてバーナム、ハノンと時々チェルニ(苦笑)を練習していました。

・見知らぬ国と人々について(シューマン)
・トロイメライ(シューマン)
多分永遠に仕上がらない・・・
・亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
・Intermuzzo(ポンセ)
・ワルツ69-1(ショパン)
・ワルツ69-2(ショパン)
・ソナタ331(モーツアルト)
・ジュ・トゥ・ヴ(サティ)
・ヴェネツィアの舟歌(メンデルスゾーン)
・なぐさめOp-30-3(メンデルスゾーン)
・はちどり(ギロック)
・エコセーズD511(シューベルト)
・きらきら星変奏曲(モーツアルト)途中まで・・
・インベンション1.4.10.13(バッハ)
・悲愴第二楽章(ベートーヴェン)仕上がらず・・・
・エチュードアレグロ(中田喜直)
・悲しい鳥(モンポウ)
・タンゴ(アルベニス)
・雨蛙(田中カレン)
・KLEINE STUDIE Op.68-14(シューマン) この曲はリウマチの酷かった頃、先生が選んでくれた大切な思い出の曲
・ムーンリバー(松田昌 編)

ざっと思い出してみたけど、少ないなあ。(記録しておけばよかったなぁ)

と、まあこんな感じの歩みでしたのに、いきなりのBrahms間奏曲Op.118-2は
先生もびっくりされて、「バッハのシンフォニアやってからの曲だけど、頑張りましょう」と応援してくださいました。

先生は、あらゆる方面から、レッスンをして下さって、私も、ガンガン弾いて、頑張ったつもりでしたが、本番は、弾き終わった後、舞台袖で、涙が出てしまうくらい、酷くて、情けなかったです。
「あ~こんなに綺麗な素敵な曲なのに、あんなに練習したのに、なんて酷い。ごめんなさい」といった気持ちでした。

今思うことは、この曲を弾くために必要な技術や表現力が、私の引き出しに持ち合わせていないのに、この曲だけを、いくら練習しても、たどり着けなかったんだなあということ。
そんな当たり前のようなことを、目の当たりにした初めての発表会でした。

ちなみに私の二人前に、息子はショパンのワルツ14番を堂々と楽しそうに、息子らしく華麗に弾いていました。
落ち込む私に、「楽しんで、どんどんこれからも練習して、人前で弾いたらいいんだよ」とあっけらかんとしていたので、その日の夜には、よし、落ち込んでいる時間がもったいないな、また頑張ろうという気持ちに切り替わりました。

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