大嫌いな飛行機?でも好きかも!
私は飛行機が嫌いで、出来れば新幹線のような電車で行きたかった。
最初に飛行機に乗ったのは、営業の3年目くらいの時で、出張で急遽、福岡支店の展示会の手伝いで行くことになった。
(大阪支店の時は必ず新幹線にした。)
私は朝一番の新幹線の指定席を取ろうとしたら、上司から「何やっている!!!」「バカかお前!!!」今でいうとパワハラ連発の言葉が飛んでくる。
「総務に行って飛行機を取ってもらえ!」と言われ、新幹線は中止になった。
得意先は全国の小売店相手の商売だったので、営業の場合は北海道担当になれば、結構な割合で飛行機を利用しないといけなかった。
私はいつも羽田に来ると、ここにまた帰ってこれるだろうかと、お祈りまではしなかったが、したいくらいだった。
企画に配属されると、ますます飛行機に乗る機会が増えて、困ったものだと思っていた。
支店に出張の時は、必ず誰かしら上司と一緒だった。
よく上司に言われたのが「君と来る時は、いつもよく飛行機が揺れるよ!」
それもそのはずで私の経験では 2・3度、CAさんの機内サービスが中止というのがあった。
この時の天候は、真っ青な晴天で揺れるイメージはいつも全くなかった。
揺れるだけであればまだしも、機内サービス中止の時は「エアーポケット」に落ちることがあり恐怖だった。
普通500~1.000mぐらい落ちる時(急降下)があるようだ、聞くところによると3.000mほど落ちることもあるらしい。
エアーポケットに落ちると、よく聞いた言葉が「口から心臓が出てきそう」という表現をよく聞いた。
「おっしゃる通り!!!」
このような感じのトラブルは福岡支店に行く時がとても多くて、いつも晴天の日だったように思った。
この落ちることでいうと、昔 TDA(東亜国内航空)があってローカル線を数多く持っていて、国産機であるYS-11中心だったように思う。
この飛行機は乗った感じが大型バスに乗ったような感じで、飛行機に乗っているような感じには思わなかった。
記憶だが、YS-11の着陸の仕方がいつも怖かった、飛んでる高さのせいか揺れも多かったようだ。
簡単に言うと、窓を見ているとよくわかるのだが、階段を下りるような感じで、急にどのくらいかわからないが降下する、またしばらく進んでまた、降下する、これを何度か繰り返して、飛行場まで降下して行ったように思う。
この降り方がいまいち気分が良くなかった。
記憶では、北海道の女満別空港だったり、青森空港では山の上の方に作った飛行場だったので、機内からは何もないところに降りていく感じに見えて、怖い思いをしたのを覚えている。
あと覚えている飛行機はJALのDC-10、この飛行機は羽田を出発するときの飛行角度が凄かった。
他の飛行機は上昇してしばらくすると、大きく左旋回したり、右旋回したりするのだが、JALのDC-10はロケットに乗ってるように(よくは知らないが)かなり上昇してから旋回する、当時から疑問でいまだに理由は分かっていない。
米軍との空域問題があるのだろうけど、羽田上空界隈は、結構、狭い空域(飛んで良い空域と飛ぶのは禁止という空域があるようだ。)らしいと聞きます。
日本国内なのに不思議に思いますね?
DC-8は姿がとても綺麗でスマートな飛行機だった、私の感想。
B-747(通称:ジャンボジェット)は福岡支店に行く時に多く利用した。当時福岡から帰る時、上司の命令で早めに空港にいってジャンボジェットの一番前の席を取りに行っていた。
割と取れてゆったりして帰ることができた。多分国際線で、ファーストクラスに使っている機材ではなかったかと思う。
当時は早いもの順で座席が取れた。
その他、飛行機の姿が綺麗だったのがB-727、DC-9この辺は地方都市に行く時に乗っていた。
もう一つ B-737があって、これはチョットずんぐりむっくりで可愛いスタイルだった。
海外出張では、当時すべての航空会社でもB747(国際線の花形で最大で500人近く乗ることが可能だった。)で、椅子は今よりはゆったりしていたような気がする。
今の状況とは違い、特に帰りの便の後方は空席が多くあった。
お尻と足のためによく歩き回ることができたものである。
50・60年前の羽田空港の滑走路はまだ2本(現在4本あり)しかなかった。
羽田に戻ってきて、窓から川崎の臨海工業地帯の夜景を左手に見ながら着陸する時は、無事戻ってこれたという安心感のせいか、ライトがいつも輝いているのが見えて、とても綺麗だと感じたものである。
この工場の夜景の映像は、物凄くハッキリと頭に張り付いている。
印象的だったのが、数は少なかったが高い煙突あり、その煙突の先から、ろうそくの炎のようなものがゆらゆら見えるのがとても綺麗に感じました。
ただ毎回ではなく、多分滑走路(A・B滑走路)が違う時には見ることが出来なかったのだと思う。
川崎の臨海工業地帯の夜景を撮りに行けるバスツアーがあるようなので考えてみようと思った。
昨年の国際線の往復はB-777だった。
偶には揺れたがほとんど問題なく帰ってきました。
多分、飛行機自体の改良などが進み、40~50年前とは雲泥の差があるのだと思う。
とても安心しているところです。
今回は取り止もない話を読んで頂き感謝申し上げます。