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「没後 100年 中村彜展」と「ソール・ライター展」最終日、両方掛け持ち

1月13日(月)成人の日・休日
 茨城県近代美術館で開催されている「中村彜展」を見に行くことにしていた。ただ交通費が¥9.000掛かるので思案していた。
 私のPinterestの「Tsune Nakamura 中村彜 」Pinでは31枚の絵画を集めてある、主に肖像画(自画像も多い)が多い印象の画家でした。
 31枚の絵画を見て好きな画家であると思っていた。

 前日の12日に行くことを決め、行く準備をして寝た。

 13日朝5時に目が覚めた、布団の中で何故か、忘れているような感じがして、スマフォのメモ帳を調べると「ソール・ライター展」と書いてあった。
 スマフォにショートカットしてあったので、そこを開くと、なんと!今日13日が最終日だった。

 元々の予定は「中村彜展」が14:00から学芸員によるイベントが開かれるので、それに間に合うように、のんびりと旅行気分で各駅停車で行く予定でしたが、急遽「ソール・ライター展」にも行くことにしたので、用事をすぐに済ませ早めに家を出た。

水戸まで各停で行きました、流石に遠かった。

 帰りは特急に変更、所要時間は来るときの半分以下でした。


 中村彜展はとても良かったです。

 色々な美術館から貸し出しを依頼した苦労が分かるような内容でした。「中村彜」の絵画が118点にルノワールの絵画が1点と、それはこれだけ集まればさすがに壮観でした。
 肖像画が多いと予備知識では分かっていたが、静物画か多いのにはびっくりした。
 ルノワール、セザンヌ、シスレーと、模写していた作品も見ることが出来ました。 
 3人の影響を受けたと思われる絵画も色々ありました。
 根気よく研究されたいたのがよくわかりました。

 余計な話ですが、10点ほど見たあたりで私の頭ので「この人、絵がうまい人だな!」と素人の私が思ってしまった。
 これも余計な話ですが、今回は写真はダメでした。パフレットの絵画の撮影もSNSに乗せるのはダメとのことでした。
 残念!私だけ見るのはもったいない気がして。
 
 日本ではどこの美術館も、ダメなことが多い。
 著作権についてはよく理解しているとつもりですが、もっともっと開放した方がいいと思う。
 いま美術館は大入り満員で、ホクホクなのだろうけれど来場者の多くは我々高齢者であることが多いように思う。
 でも我々は先がそれほど長くはありません。
 今からお客様予備群を育て置かないといけないです、それにはまずは子供たちです。
 これから背負っていく子供たちに、もっともっと美術品を見せて感性を豊かにしてあげる必要があると思う。
 美術に興味を持ってもらうことが重要だと思います。

 私もここに来て初めて中村彜の作品の一部分を見られたわけだが、ここに来なければ、Pinterestだけではこれだけの数の作品は見られません。

 横須賀美術館でもそうだったのだが、朝井閑右衛門が気になっていて、色々捜してみたのだが見つからなかった。
 しかし横須賀美術館には、彼のたくさんの作品が展示されていた。
 びっくりして職員の人に聞いてみると、全て美術館の所蔵品であることが分かった。
 だからweb上で探しても見つからなかったのが納得できます。
 webでは数点しか見れない画家でした。

 美術館の所蔵品というのはわかるが、亡くなった方の絵画は日本国民のみんなの財産という考えは、お持ちでいらっしゃるでしょうか?
 日本や世界においても、知られていない画家がたくさんいらっしゃると思います。彼らは知られないままで終わってしまいます。

 中村彜は結核で37歳で亡くなるわけだが、病床でも力作をいくつも描かれたようだ。
 この日一番感動した絵画は、病床でベッドに横たわる自画像です。
 その目の表現が凄かった
 3枚あるのだが、どんどん弱っていく自分が正確に表現されていたのだと思う。
 3枚のうち1枚は多色使いだが、もう一枚は少ない色で表現されていた。

パンフレットに使われている、「やせ細った骸骨を持った自画像」も、とても素晴らしかった思った。

このパンフレットの上部に
「やせ細った骸骨を持った自画像」
撮影ダメの絵画がありました。

 初めて知ったことがありました。

 中村彜と新宿中村屋の関係です。
 新宿中村屋の創業者の相馬夫妻は、彼を非常に支援していたということで、新宿中村屋の敷地内にアトリエも構えていた。

 現在も「中村彜アトリエ跡」として保存されているそうです。

 そう言えば、新宿中村屋には「中村屋サロン美術館」というのがあって、以前「Rey Kamoy 鴨居 玲」展を見に行って、あまりにも圧倒される何かを感じたので、そそくさと一通り見て出てきたことを思い出した。

 好きな画家なのだが、あまりにも衝撃だったので次回、絵画を見に行くのをためらうほどであった。

 さて次は「虎ノ門ヒルズのソール・ライター展」に行こう。

JR特急ひたち70号13:53水戸発全席指定に乗った。これもまたビックリ、何十年ぶりかに特急に乗った。

 皆さんはご存知でしょうが、いまは車掌さんの社内検札はないのです。
すべて座席の上部に、座席分だけついているLEDの色で、色々分かるようになっていました。すごい!感心してしまった。

LEDの色が、赤・・・・・使用中(予約と切符を持っている。)
      黄・・・・予約あり(次以降に乗る人がいる。)
      緑・・・・空席  (予約も何もなし。)
 車掌さんもこれを見ればOKな訳です。

 でも電車の揺れは同じだった。

 虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの下まで到着。16:00現在。
3階到着、15人ほど並んでいた。

ここまで読んで頂き、感謝です!
ありがとうございます。

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しゅうぼう
パリに向け日々精進してまいります。