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「宇宙人3人だった。」
チョット棚を整理していたら、2011/3/11・12の東京新聞の朝刊が出てきた。それと一緒に震災から4か月後の2011/7/11の東京新聞の朝刊、見開きで「ACジャパン」の広告のコピーが出てきた。
それが上の画像に見れられるものです。
震災の2週間後に、サントリーのCMがあって、下記にある2曲を、多数の歌手や俳優がバトンリレーで歌ったCMでした。
この2曲は1960-61年に作られたもので、全部同じ作曲家・いずみたく、作詞家・永六輔、歌手・坂本九で、その当時においても約50年前の曲でした。
当時は感動もしたし、慰められたものだった。
当時この御三方は、私の表現でいうと「宇宙人に間違いない。」と言っていた。歌詞にしても、曲にしても、歌にしても人間離れしたものでした。
この言葉(歌詞)は何一つ難しい言葉はなく、普段私たちが普段使っている言葉だった。
それなのに大勢の人たちに感動を与え、勇気が少しでも持てるような魔法のような力を持った言葉(歌詞)だった。
ひとつは曲調も明るくなるタイプ、もうひとつはしんみりしていて、かすかな希望を持てるタイプの2曲だった。
歌い方にも坂本九の工夫が随所のあったことを、TVの特集で見た記憶があります。
こうして今、note(他にもさまざまなプラットフォームがあるけれど)で自由に書く場を与えられているのは、実はとても恵まれたことなのだと改めて感じているところです。
しかし言葉は難しい。
普通の言葉でも、言葉は不確かで繊細です。
それは、人の意図としていることを超えてしまい、良い意味にも悪い意味にも、あるいは何の感情も残さないようにも化けてしまう。
そして時には、言葉は発した人の手を離れ、一人歩きしてしまい、収拾できなくなってしまう。
言葉は本当に難しいものです。
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拡大コピーしてる感じもあるので、よくはわかりません。
こうゆう広告があったのは記憶にあります。
「上を向いて歩こう」 最後の部分の歌詞
上を向いて歩こう
涙がこぼれないように
泣きながら歩く一人ぽっちの夜
一人ぽっちの夜
「見上げてごらん夜の星を」 こちらも最後の部分の歌詞
見上げてごらん夜の星を
僕らのように名もない星が
ささやかな幸せを祈ってる
こんな言い方は非常に失礼なことだが、ひとつひとつの言葉自体その辺にある言葉、しかしこの言葉の並べ方は幾通りもあるはずなのに、最終的にここに落ち着かせる魔法は何処から来るものか、不思議でならない。
やっぱり、どっかの星からやってきた「宇宙人3人」だったのかもしれない。
長々と読んで頂き感謝の限りです。
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