この世は優秀なおばちゃんパートさん達に支えられている。と錯覚してしまう話し。
自分がパートで働き出して気づいた事がある。それは、『世の中って実はめちゃくちゃ優秀なおばちゃんパートさん達によって支えられてるのではないのか?』という事である。
おばちゃんパートさん達恐ろしく有能説。
今まで8年間病院で働いてきた。
パート勤務の方々もいたが、大部分が国家資格持ち専門職の正社員さん達である。(そしてパートさん達も実際は専門職の正社員で長く働いてからのパートに転化した場合が多数)そんな中で働いてきたので、今年の夏から近場のドラストで働き出した私にとって密にパートさん達の中で働くのは初めてであった。
私は、求人の文字通り休みやすい、子育て世帯に優しい仕事という文面と近場というだけで、近所のドラストで働き出した。
最低賃金ではないが時給1000円にも満たない仕事とはどんなものなのか経験した事なかった私は、資格もいらないし、人の生死に関わりこともないので、あまり肩に力を入れず働き出せるだろうと少し安易な気持ちで働き出した。
周りもきっとふわふわしながら楽しく働いているだろうとも思っていた。
が!
そんな事はなかった。何なら皆仕事もだが、人格も良くむしろ優秀過ぎて逆に恐縮した。
レジ仕事、荷物の受け取り分配、棚詰め、雑用、諸々…この仕事全て臨機応変に動き、こなしている。しかもインカムをつけて、常に依頼や指示を聞きながら動いている。(この間にお客様から直接対応を求められたりもする)もちろん短時間なので休憩はない。4時間ぶっ通しで業務に励んでいる。そして何よりも人間関係が良く業務中のチームワークがすこぶる良いのである。(もちろん、正社員さんや登録販売者さん達もシゴデキ感)
この様な現状を目の当たりにし私は少し恥ずかしくなった。ゆるふわて働けると思った過去の自分を殴りたくなった。と同時に、『いや、もっと専門職でバリバリ働けるポテンシャルを持ってるじゃん!』『何でここいるの?島から出たらいいのに!』(ここは南の島)と思ったりもした。
しかし、どうだろう。今のこの環境だからこそ、この優秀さを保てるとい事もあり得る。
4時間という短時間で休み取りやすい、融通が効くためこの時間だけに全力を出せるのかもしれない。それ故に長く働けて、この職場のノウハウを蓄積できたのかもしれない。
だか、それだけではない物を感じる。長年パートで働くおばちゃん達の優秀さは本人達の気質にもかなり大きく起因する様な気がするのだ。地頭と言えばいいのか。これは何なのか?
ここは沖縄に近い南の島。島外に出るハードルが高い。本土にいて他県にいくのとは訳が違う。船と飛行機のみの移動手段。加えて今の50代が若い頃はプロペラ機しかなく、便数も少ない。某島出身の歌手が以前、言っていたが当時島外に出る事はまるで一生帰れない様な覚悟が必要だったと言っていた。
つまり何が言いたいかというと、
元々優秀さを持っていたおばちゃん達は島外に出る選択肢もなく、大起業も職も限られてる観光がメインのこの島でそのポテンシャルをパートに全力でつぎ込んでいるのではないか?という話しである。(優秀ではあるが家の事情だったり地理的なことだったり時代であったりと、様々だか、何だったら女性特有の性差的なものだったりもありそうだ。)
こう考えると低い時給で働いていることが、少しもったいない気もする。しかしこれだけの人材をパートで。
私はパートを下に思って言っているのではない。この給料でこれだけの仕事をこなしている人達が素晴らしいということと、逆にこれだけの給料で求められている事の多さに少しの憤りを感じているのだ。(おばちゃんパートさん達の時給をもっと上げてくれ!!)
ともあれ、島のおばちゃんパートさん達最高で有る。
仕事が出来る人達の中で働くことの素晴らしさを噛み締めながら、仕事がまだ完全には出来ない私は毎日ぐふぐふニチャニチャしながら(コミュ障)優しいパートさん達に助けられながら働いている。
ありがたいかぎりだ。
本当におばちゃんパートさん達!
いつもありがとう御座います!
マジで助かってます!
これからもよろしくお願いします!
(最後に、これは余談かもしれないが、この考えはあくまでもとある一部のドラストの現状しか知らない私の主観的な考えで、全南の島のおばちゃんパートさん達に当てはまる訳ではない。それは注意して頂きたい。
というかそもそも、優秀さの感じ方は人によって違う訳で…何ならパート始めて数ヶ月のやつが長年パートしてきたおばちゃん達を何評価しとんねんという…
何様目線?…というか…何か色々すいません。)