【ローン中だけど大丈夫？】家を売る流れと失敗しないための注意点5つを紹介！

家を売ると決意したものの、何から始めればいいか迷っていませんか？
特に、「ローンが残っているけど大丈夫？」「売却って難しそう…」など、不安や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
結論から言うとローンが残っていても家を売ることはできます。
しかしながら、家を売る期間を優先するか、金額を優先するかでやり方が変わってきます。
初めて家を売る方で、まだ何から手をつけていいのか分からない方のために家を売る流れと失敗しないための注意点を簡単に説明します！

家を売る方法は大きく分けて3つ

家を売る方法には大きく分けて「仲介」「買取」「個人売買」の3つがあります。
それぞれ順番に簡潔にご紹介します。

仲介

仲介とは、不動産会社に買主となる方を探してもらう方法で、一般的といえます。
専門知識がなくても不動産会社の方が対応してくれるので売る側の手間が少なく安心でしょう。
売りたい価格も不動産会社の方と相談して決めることができます。
ただ、少し時間がかかるので、とにかく早く売りたい方には向いていません。

買取

買取とは、不動産会社に直接買い取ってもらう方法です。
買主を探さなくてもいい分早く売ることができます。
しかしながら、かなり相場よりも低い価格で買い取られることが多いです。
まだローンが残っている方には向かないでしょう。

個人売買

個人売買とは、不動産会社を介さずに販売を行う方法です。
仲介手数料がかからないことがメリットではありますが、あまり一般的とは言えません。
なぜかというと、様々な書類の作成や手続きを売主本人が行わなくてはならず、専門的な知識も必要となってくるからです。

家を売る流れ7ステップ

ここから本題である、家を売る流れを紹介します。
ここで紹介する流れとは1番一般的である「仲介」での販売の方法です。

①事前準備

家を売ると決めたら、まずは下記3つを事前に準備しておきましょう。

・家を購入した時の書類(図面や築年数が載っているもの)
・ローンのある方はローンの残債が分かる書類
・いつまでにどの価格で売りたいかの希望を決める

事前に準備しておくと、査定や売却契約時などの手続きがスムーズに進みます。
書類をそろえながら、目標の売却金額や期間をしっかりと決めておくとよいでしょう。

②査定を依頼

家の売却額を決めるには査定をしてもらわなければ始まりません。
ネットで検索して3社以上に査定をしてもらうと良いでしょう。
本気で売ると決めたのであれば、ネットだけで査定してもらうよりも、実際に訪問してもらうほうが良いでしょう。
担当の方の雰囲気を知ることができますし、詳細な査定をしてもらえるからです。

③不動産会社との契約

査定が終わったら、どこの不動産会社と仲介の契約を結ぶのかを決めます。
「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3つがありますが一般的には「専任媒介契約」で1つの不動産会社と契約してパートナーのように販売を進めていくことが多いです。
「1つの不動産屋だけで契約して買主はちゃんと見つかるの？」
と思う方もいらっしゃると思いますが、「レインズ」という全国の不動産会社が見れるサイトや住宅情報サイトに掲載されるので問題ありません。

④販売活動

不動産会社が色々な所へ掲載する、写真やオススメポイントなどが載った書面を作成してくれ、販売活動がスタートします。
「専任媒介契約」では売主への報告義務があるので、定期的な不動産会社からの報告を聞き価格の設定などを見直しを行います。
売主が実際にやることとしては、「購入希望者の内覧の対応」です。
もちろん、不動産会社の担当者も同行します。

⑤売買契約

買主が決定したら、不動産会社を通じて購入申込書を受け取ります。購入申込書の内容に問題がなければ、売主、買主、不動産会社が立ち会い、書面への記名押印や前金の受け取りなどの契約を行います。

⑥物件引き渡し準備

売買契約が締結した後、引き渡しまでに必要な書類や鍵一式などを準備します。

⑦精算と引き渡し

売買代金の残金の受け取りや固定資産税の精算などを行います。
また、抵当権の抹消も重要です。
抵当権とは金融機関から融資を受ける際に不動産を担保に設定される権利のことです。
こうした、売却する家のすべての精算を終わらせたあとに引き渡しとなります。

家を売る際に失敗しないための注意点5つ

一生に一度あるかないかの経験で、大きな金額が動くので後から後悔するのは避けたいですよね。
売主にとって1番良いのは「早く、高く売れる」ことなのではないでしょうか。
スムーズに売却を進めていくための注意点を5つ紹介します。

①複数の不動産会社に訪問査定を依頼する

不動産会社の依頼は1番慎重になるべきです。
なぜなら、不動産会社の担当者の腕にかかっていると言っても過言ではないからです。
実際に会ってみて「この人なら任せて大丈夫！」と思う人を選ぶと良いでしょう。

②内覧の時は印象よく対応する

購入希望者が内覧に訪れる際は、あらかじめ日程と日時が知らされているので、お部屋をきれいに掃除して片付けておきましょう。
購入後のイメージがつきやすくなります。
購入希望者は、物件の状態だけでなく売主の印象も含めて見ているので良い印象を心がけましょう。

③売る前にリフォームしない

「きれいにした方が査定が上がるかも！」と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そのリフォームした金額が売れる金額と見合わない場合があります。
まずはリフォームせずに不動産会社に相談しましょう。

④価格を少しだけ高めに設定する

購入希望者と価格の調整をすることがあるので、価格を少しだけ高めに設定するのが良いでしょう。
ですが、相場をはるかに上回る金額で設定してしまうのは余計な時間と労力をかけてしまうのでよくありません。
また、途中で値上げすることも良くない印象を与えてしまいます。
不動産会社と相談し、適切な価格で売るようにしましょう。

⑤売買契約書の内容を隅々までチェックする

売れればそれで終わりというわけではありません。
売買契約書には、買主と相談の上決めた内容が記されています。
例え口頭で話したとしても、書面に載っていなければ取り決めが無効になってしまいます。
後からトラブルになることを防ぐために、きちんと隅々まで目を通しましょう。

まとめ

ローン中の方でも残金を割らずに家を売ることが可能です。
ご自身が期間や金額などのどこを優先したいのかを明確にすることが大事です。
まずは信頼できる不動産会社の担当の方を見つけることがオススメです。
焦らずに十分に計画を立てて売却を成功させましょう！