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団塊ジイさん五拾三次旅日記 第5話。

口絵写真は、
金谷宿・島田宿間に横たわる
あの、越すに越されぬ大井川。
画面左、大井川橋をてくてく渡る。
遠くかすかに見えるのは富士山か。
(島田市金谷東の大井川西岸にて 10月14日9時54分)

第5話は、
掛川宿〜丸子(まりこ)宿間、2泊3日の旅。

東海道の旅も見付宿(磐田市)を過ぎ
日本橋まで道半ばを越えた。
まだまだ遠いけれど、ゴールを一歩ずつたぐり寄せている。
そんな手応えを感じる。
第5話は、最初の宿場町大津宿から数えて
28番目、掛川宿からスタート。
旅慣れて、秋晴れの空の下、
足や体の疲れもなく、気分よし。
自分なりの旅のリズムもとれてきた。
酒も旨いし、快調。


愛され続ける店がある町は、いいなあ。

どこの町にも定食屋はある。
ここ掛川宿にも。
この写真の定食屋「キネマ食堂」。
きっと創業者が映画好きだったんだな。
安くて、旨くて、大盛りで、
評判がいいらしい。
それが、もうすぐ創業100年。
見上げたもんだ!

今日は、掛川大祭でお休み。
商売より祭りだぜ、って心意気かな。

(掛川市下俣にて 10月12日15時24分)

祭りをみんなで楽しめる町は、いいなあ。

通ってきた袋井宿も、
ここ掛川宿も、
秋祭りが地域の手作りで行われていた。
おじいちゃんも子どもらも
みんな生き生き楽しそうだ。
こうやって地域の絆を受け継いできたんだな。
こんな街に住んでみたかったな。

(掛川市掛川にて 10月12日15時32分)
夜になっていよいよ祭り本番
威勢のいい掛け声や祭り囃子が響く
(掛川市連雀にて 10月12日18時21分)
家々に祭りの飾り物。地域の一体感が伝わる
とはいえ、この家は飾りすぎじゃないか?!
(袋井市袋井にて 10月11日15時59分)

道中の「No.1朝バイキング」決定。

下をご覧あれ。
ドーミーイン掛川の朝バイキング。
ヤセの大食い、超マンプク‼️
お昼が浮いたよ。

満腹を抱えて掛川宿を出た。
今日は、日坂(にっさか)宿に至る急坂を登る予定。

ビフォー!
(掛川市仁藤町のドーミーインにて 10月13日7時40分)
アフター!
(掛川市仁藤町のドーミーインにて 10月13日8時9分)
(掛川市仁藤町のドーミーイン掛川にて 10月13日9時22分) 
(掛川市伊達方にて 10月13日10時26分)

楽しんだもん勝ちだね!

上の写真。
掛川宿のはずれ。ゆるやかな登り坂で、
またもや、祭り屋台の引き回しに行きあった。
行き交う車は延々とつながり、
屋台がにぎにぎしく、わがもの顔で通過するのを
辛抱強く待っていた。

日坂宿手前。行く手を阻む急坂に息が切れた
体感的には、東海道の急坂No.1
(掛川市日坂にて 10月13日12時11分)
日坂宿から金谷宿に抜ける街道で
道中初めて石畳の道に遭遇
(島田市菊川の菊川坂にて 10月13日13時58分)

リベンジ餃子。

金谷宿を抜け、大井川を渡り、
島田宿から藤枝宿に向かう道中で
遅めのお昼。
浜松で食べ損ねた餃子に、ようやくありついた。
うまい! 
食べきれないと思ったのに、平らげた。

(島田市阿知ヶ谷の「浜松餃子・五味八珍」島田店にて 10月14日12時56分)
藤枝宿中心部に入る。筆遣いに味があるな
(藤枝市青木にて 10月14日14時33分)

藤枝宿に一泊。
翌朝、岡部から丸子へ向かう。
開店前のこの糸店、昭和の香りが!
と思ったら、実は
大正4年(1915年)創業だそうです。
100年以上、町の人たちの暮らしを
紡いできたんですね。

(藤枝市本町にて 10月15日9時6分)
さすが、サッカーの街 藤枝だけのことはある
(藤枝市本町にて 10月15日9時11分)

何もなかった一日の、積み重ね。

「おーい火事だ〜カンカンカン」 
岡部宿で見つけた非常板。
手作り感あふれてる。
しかも屋根付き。

(藤枝市岡部町内谷にて 10月15日10時52分)
岡部宿を抜け、難所
宇津ノ谷峠にさしかかる
(藤枝市岡部町の宇津ノ谷峠  道の駅近くにて 10月15日12時1分)

こちら、400年以上続いている飲食店でござる。

岡部宿から宇津ノ谷峠を抜け、
丸子(まりこ)宿に着いた。
とろろ汁で有名な、ここ丁子屋は
なんと慶長元年(1596年)創業。
安土桃山時代ですぞ、おのおの方。

(静岡市丸子の丁子屋前にて 10月15日13時33分)

以上、第5話は、掛川宿〜丸子(鞠子)宿間、3泊4日の旅でした。

(延べ12泊27日)


10月12日〜10月15日(あわせて4日間)の行程

第6話は、2025年2月1日土曜日公開予定です。
以下、11話まで各話一週間ごとに公開します。


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