いつまでも「行ってらっしゃい」を言いたい
私は、3人目育休復帰のとき、部分休業を利用した働き方をした。
1日に、最大2時間とることができ、子どもが小学校3年生まで取れる。(→最近、就学前から小学校3年生までに変更された。)
1人目2人目の時には制度を利用しなかった。
でも、3人目の復帰で利用しようと思ったのは、小学校に通う上2人に「いってらっしゃい」と言いたかったからだ。
「小1の壁」という言葉があったり、最近では小学校を早く開けようと動きがあったり、子どもが小学生になると生活が少し変わる。
小学校は、子どもの足で15分ほど。小学校が開くのは、8時。あまり早く登校させないでくださいの通達。
家を出るのは、7:40頃。
仕事に間にあうように家を出るなら7時出発。
40分間の小学校低学年だけで過ごす時間。自分で鍵をかけて出発…。
保育園生だけなら、保育園は7時すぎには預かってくれるので、問題ない。
どうするか、職場の人にも聞いたけれど、小学校が遠いところにあったから、一緒に家を出ることができた人や、だいたいは、おばあちゃんがいた。
実家が近くて小学校にいくまで預かってもらっただった。
近くに頼れる人はいない。
わが家の選択は、私が3人目の制度を使って部分休業をとるだった。
もしかしたら、子どもたちだけで準備して行けるようにできたかもしれない。でも、そうしたいかというと、私の気持ちはノーだ。
私は「行ってらっしゃい」と見送りたい。
今までの子育てに関する制度はだいたい、就学前までのものが多い。
それはつまり、小学校に上がれば大丈夫でしょう。と世の中は判断しているってことじゃないかと思う。
今4歳。3人目が小学校にあがったら、どうするだろう?
制度を遣うとお金は当然減額される。でも、上の子ども達も中学生になりお金のかかる時期に入る。小学3年生まで使える制度だが使うだろうか、と先のことを考える。
今か未来か常に選択を迫られる気がする。
年々中学校では、遅刻する生徒が増えてきているように感じる。
前までは「遅刻はだめだ!次からは遅れないように!」という厳しい言い方も、今では、「どうした↗」と優しくよりそう。
「お腹いたかったー」とか「寝坊したー」とか理由は様々だが…時間を守るとか、学校にくるとかの意識があいまいになってきているのも感じる。
いつも同じ子、同じメンバーだからだ。
ただただ面倒くさかったんだろうとわかるが、
「よくきたねー」と優しい声をかけ、受け止め、受け入れる。
ただ、自分の子どもと重ねてしまうことがある。
子どもが中学生になったら、きっと親の私達の方が家を先にでる。
遅刻してくる生徒の中には、親が先に家を出て、起こしてくれる人が誰もいないことも多いからだ。
中学生だから、親の言うことはとっくに聞かないかもしれない。
でも、自分の子どもが遅刻しているか知らないまま、家を先に出る未来が自分にもやってくる。
まとめ
私はきっといつまでも「行ってらっしゃい」を言える生活を望んでいる。小学校も中学校も高校も…。そんな考えは甘いのだろうか。そんな仕事ってないのだろうか。当たり前を当たり前に望んでいる気もするし、子離れできない親のような気もするし…。