![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163781250/rectangle_large_type_2_faf29b0b4f3abb167affafc793481f71.png?width=1200)
私にとって意味ある研修
先生には、研修がある。
1年目、2年目、10年目…などの節目の研修。
担当している分掌の研修。
夏休みに自主的に行う研修。
講師を呼んで自分の学校で行う校内研修…。
復帰1年目。
復帰した私に、「ママ先生の子育てと仕事の両立」に関する研修の参加募集がきた。
どのように家事育児をしているのか、仕事と両立するための工夫や、悩んでいることの交流といった内容。
欠席か参加か書いて、提出することになっていた。
職場には同じようなママ先生がいない中、試行錯誤でなんとかやってきた。
先輩ママ先生もいるけれど、その当時は忙し過ぎて覚えていないとか、近くに実家があって、実家に手伝ってもらっていたとか、状況はそれぞれ違うが、ぜひ聞いてみたかった。他の先生方が私が感じるように大変なのか、どうやって工夫しているのか、少しでもラクになるのか、知りたかった。
でも、私は、欠席に◯をつけて提出した。
コロナ前のオンライン研修も整っていないとき。
職場から離れたところでの研修。
午後の授業を誰かにお願いし、出発しなければいけない時間の研修。
研修が終わったあと、保育園に迎えに間に合うかどうかも考えなければいけない。
子どもの慣らし保育、熱で、他の人にお願いする授業。
お迎え前までに終わらせなければいけない仕事のやりくり。
すべてに疲れていたんだと思う。
本当の本当に知りたかったけれど、疲れていた私はいろいろな調整をしなかればならない研修が、誰のためを思った研修なのか…
と心の奥底にしまった。
1日研修もあった。
研修の中に知り合いの顔を見かける。
お昼近くのカフェで昼食を一緒にとる。
話題は、ママ先生の働き方。みんな子どものいるママ先生だ。
急な休み、職場の理解、持ち帰る仕事、言えないぐちなど、それぞれの話を聞きあい、昼休みがあっという間に終わった。
次の日、校長に研修の報告。
「昨日の1日研修でためになった、学んだことはなにか」と聞かれた。
正直、研修の内容は何も覚えていない(研修を用意した講師のかたごめんなさい)
でも、一部を取り上げそれなりに答えた。
本当は、昼に話したママ先生の話が1番の収穫だった。
でも、そんなこと言えなかったので、心にしまった。
職場でも子育ての話ばかりにならないように他の雑談もできるように気を遣う。でも、仕事と子育てしかしてないので、話題がなかなかない。そもそも職場にいる時間に仕事を終わらせないとと120%でやっている。雑談の時間はない。それでも、大変なことも共有したいけど、配慮されていることも多く、職員室で大きな声では言えない。
今の職場は女性の先生が少ない。ママ先生は私1人。若い先生や再任用の先生方。気軽に子育てのことを雑談できる同僚や時間がないのは苦しいことなのかもしれない。
今ではオンラインでの研修も主流になった。
まとめ
ママ先生やワーママが仕事を続けるってたくさんの支援と仲間が必要だ。続ける、続けないの2択ではないのかもしれない。続けたければ、非常勤の道もある。私は先生をやりたいのか、やりたくないのか…?