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未来は明るい

重たくならないといいなと始めた記事が、暗い話ばかりになってしまった。
もちろん楽しかったこともかわいかったこともたくさん。

授業をしていると、突然、「先生、保育園から電話です」連絡があります。
この後の授業どうしよう?と、瞬時に本当に数秒の間にあれこれ考える。

その時、
👩「先生、帰っていいよ。子どもが熱でしょ。早く帰って〜。」
👨「僕たち自分達で大丈夫だよ!ねっ!」

後日
👩「先生、子ども大丈夫だった?お母さんって大変だね」

こんな会話は何度もありました。心配と思いやりと、自習!自習、ラッキー‼︎の気持ちも隠さないところが憎めない。

👩「先生、お母さんて大変だね。先生やって、子どものお世話して、帰ったら、ご飯作るんでしょ!」
大人でさえ、仕事から帰ったらどんな時間を過ごしているのか、相手を想像して思いやることが難しいことも、私の働き方から何かを感じてくれているみたい。

👨「えっ!?じゃあ、先生って3つの仕事をしてるってこと!?先生と保育士と料理人!?大変じゃん。」
私自身、まるで3つの仕事をしているかのような日々…。さらに、家事が労働としての認識されないというか対価がないようなもやもやした日々…。
そこを、男子生徒が仕事ととらえてくれたことへの驚きと、これから家事育児への注目度も変わり、価値観の変わる明るい未来を見た気がしました。

「そうだね、みんなのお母さんもね。」なんて笑いあった日々。

5年後の「ごめんなさい。」もありました。
指導場面の多いある男子生徒。指導してもへりくつが返ってきて、心を通わせる実感がありませんでした。卒業式の日まで、追い回して話をして、身だしなみを整えて参加させた卒業式。

成人式を迎える年。OBとして部活に参加し、その後、職員室を訪ねてきました。

「久しぶり。元気だった?」と迎えると
45度のお辞儀。「中学校のときはすみませんでした!!」
第一声。
中学時代の姿が残る私。ん??ふざけてるのかな…?なにか企んでる…?どうした…?なんて、眼の前の光景を受けとめるのに少し時間がかかりました。

よくよく話をしてみると、本当に反省しているよう。あのときの、学年の先生方一人ひとりに謝りたいこと。もう、すでに、転勤や退職で学校を去った先生には、会えないことを残念に思っていること。中学生のときの自分はこどもすぎたこと。そんな話をしてくれました。

日々の会話も、数年後の出来事も印象に残ることがたくさんあります。


まとめ

卒業後、一度も思い出さないかもしれない。それでもいいのかもしれない。それでも、いつか届け、誰かに届け、一人にでも届け、と思ってかける言葉や姿勢や向き合い方に、応えてくれるときがある。
たくさんの思いがつまる学校というところでしか、経験できないものがあることを私は知ってる。


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