なぜ今、人材育成の経験を共有するのか
人材育成の現場で学んだことを共有したい
こんにちは。20年間、人材業界で様々な企業の人材育成や組織開発に関わってきた者です。
私の経験は、主に以下のような機会から得られたものです:
企業の採用支援での候補者との対話
研修講師として接してきた受講生たちとの学び合い
組織開発コンサルティングでの気づき
人材育成プログラムの開発と実践
ただし、これらはあくまで個人的な経験と解釈に基づくものです。HR領域は正解が一つではなく、企業文化や状況によって最適解が大きく異なります。そのため、私の見解はあくまで一つの視点として受け止めていただければと思います。
変化の時代だからこそ見えてきた普遍的なもの
20年間、数多くの企業と人材に関わる中で、最も強く感じているのは「変化の中にある普遍性」です。
働き方改革、デジタル化、価値観の多様化...。確かに環境は大きく変化しています。しかし、その中で変わらないものも見えてきました。
支援現場で気づいた3つの真実
「できない」は「まだできない」という一時的な状態
ある製造業の研修で、40代のベテラン社員が新しいデジタルツールに苦手意識を持っていました
3ヶ月後、その方が若手社員の相談役になっていました
重要なのは「できる・できない」ではなく「やりたい・やりたくない」だと気づきました
成長には「安全な失敗」の場が必要
ITベンチャーでの新人育成支援時、完璧を求めすぎて萎縮する傾向がありました
「練習試合」的な場を設定することで、挑戦する文化が生まれました
失敗を許容する環境が、実は最も早く成果を生み出すことを学びました
「個」を活かす組織が強い
画一的な育成施策を導入した企業で、予想以上の離職が発生
個人の特性や志向を活かせる柔軟な仕組みに変更したところ、定着率が改善
「みんな同じ」より「それぞれの良さ」を活かす方が、組織は活性化します
これから共有したいこと
このnoteでは、以下のような内容を具体的な事例とともに共有していきたいと思います:
研修現場での「うまくいった施策」と「失敗から学んだこと」
企業規模や業態による「育成アプローチの違い」
時代の変化に応じた「新しい育成の視点」
現場で見てきた「人が育つ瞬間」のエピソード
ただし、繰り返しになりますが、これらはすべて個人的な経験と解釈に基づくものです。皆様の状況に合わせて、参考になる部分だけを取り入れていただければ幸いです。
最後に
このnoteが、人材育成に携わる方々との対話のきっかけになれば嬉しいです。皆様の経験や気づきもぜひ共有していただき、互いに学び合える場になることを願っています。
次回以降、具体的なテーマに沿って、現場での経験と学びを共有していきます。