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Vol.3 英語を英語のまま理解する:音読、モノマネ、塊で理解

こんにちは!Hi!你好!Ciao!Merhaba!

前回では、英語の音が少しずつ耳に入ってくるようになったところを書きました。
では、英語を英語のまま理解するにはどうしたら良いのか?

以下の内容は、決して私のオリジナルではありません。
英語耳や他の本にも記載されている内容と思います。
ただし、英語ダメダメ人間が、どのような心持ちで続けたのか、
そのプロセスでどのような変化があったのかを読み取っていただければと思います。

本題ですが、最も効果があったのが、
同じ音源を何度も何度も繰り返し聞くこと、
そして音読です。

まずは、興味のある題材を選びます。
自分が知りたい!理解したい!と思う題材です。
できれば、話し手の情熱や呼吸、聞き手の反応のようなものが生き生きと感じられる演説が良いです。

当時、大学生の私は、Appleが好きで、iPodの購入を検討していました。
その時、Steve JobsのStanford大学の卒業式のスピーチに偶然出会いました。
一度聞いてみました。何を言っているかわかりませんでしたが、非常に魅力的でした。それは、音や呼吸など、リズムがよく、心地よかったのだと思います。

すぐにiPodを購入して、音源をダウンロードし、大学への通学路、隙間時間で何度も何度も聞きました。すると、少しずつ、内容がわかってきました。「少しずつ」と書きましたが、本当に少しずつです。

単語がはっきり聞き取れているわけではない。でもなんとなくわかる。ぼんやりとイメージできる。

そして、数十回聞くと、ところどころ自分で真似できる箇所が出てきます。
音源を聴きながら、かぶせるように、自分でも言ってみる。カラオケのハモる感じです。笑
後から知ったのですが、これはシャドーイングというトレーニング方法らしいですね。

ここで、忘れないように言っておきますが、
絶対にスクリプトは見ないでください!

相変わらず、文章の意味はわかりませんが、モノマネができる部分が増えてきます。この時、発音だけでなく、息継ぎ、リエゾン、途中の咳払い、笑い声も徹底的に真似しましょう。映像を見て、身振り手振りもです。

「息継ぎ」のポイントは結構重要です。
なぜなら、「息継ぎ」と「息継ぎ」の間は、文章の塊だからです。
単語でぶつ切りせず、この塊として、耳に入れましょう。

完コピできるように、徹底的にやります。
英語と考えず、音楽と思えばいいです。
意味はわからなくて良いです。放置しましょう。

重要なので、もう一度。
完コピできるように、徹底的にやります。

モノマネですので、日本語に翻訳するとか、単語とか文法とか一切考えていません。
一つの音源を、これでもか!というくらい何度も、何度も。

どのくらい経過したかはっきり言えないのですが、
半分くらいは、内容が理解できるようになりました。
そして、この時気づきました。

あれ?日本語に翻訳していない。でも意味がわかる。

これが、自分にとって、英語を英語のまま理解している 初めての経験でした。
ちなみに、英単語がわからないと、理解できないのでは?と心配される方がいると思いますが、心配はいりません。義務教育でやっているので、皆さんの英語潜在力はばっちりです。自信を持ちましょう。笑

続きていると、とても面白くなり、何度もモノマネしました。
そのうち、空で言えるところも出てきます。口、顔、身体の筋肉が覚えているのです。
英語という意識はなく、ただ音として発している。そして、その情景がイメージできる。

100回、200回繰り返し聞いたでしょうか。
もうこれ以上、自分にはモノマネできない となったら、いよいよスクリプトを見ます。
すでに音は、ばっちり身体に入っているので、スラスラ音読できます。
そして、最後までよくわからなかった部分(音としては言える)が、
「あ!こう言ってたんだ!」とスッキリ爽快!笑
文字の助けもあり、さらに理解が深まります。くれぐれも日本語に翻訳しないように!

次は、スクリプトを見ながら音読。慣れれば、最初の単語を見て、残りは空で言ってみる。一段落 空で言えるところもあるでしょう。
ここまで来れば、飽きてくると思いますので、そうなれば、次の音源を探しても良いでしょう。
JFKのwe choose go to the moon とかおすすめです。
この段階では、自分の興味に合わせて、いろいろなものに手を出しても良いでしょう。


この一連の私の経験をまとめると、こうなると思います。
・自分が興味ある音源一つだけを、何度も繰り返し聞く。色々なものに手を出さない。
・スクリプトは見ない。
・徹底的にモノマネする。できるところから声に出してみる。
・モノマネする過程で、耳が慣れてきて、英語の語順のまま理解し始める。
・意味が映像やイメージとして浮かぶ。
・「息継ぎ」と「息継ぎ」の一つの塊で、意味が分かり始める。
・わからないところは、放置する。無理に理解しようとしない。
・日本語に翻訳しない。
・最後の最後に、スクリプトを見る。
・一つを徹底的にやったら、次の興味あるものを聞いてみる。
・勉強ではないので、楽しんでやる!笑


いやー、熱く語ってしまいました。
ここまでくると、英語の習得が本当に楽しくなります。
英語の音が、耳にストレスになりませんし、歩きながら、音源を聴いて習得できます。英語の音やリエゾン、国ごとの違いがわかってきます。

様々音源を聞いていると、知らない単語やフレーズに出会います。
ただ、発音や英語の耳ができているので、文字で起こすことができます。
音として脳みそ、身体に残っていますので、
「あれ?どっかで聞いたぞ」ということも頻発に起こってきます。
とても不思議な感覚です。
そして、辞書を使って、気になる単語やフレーズを調べます。

ここまできていよいよ単語力の強化です。
皆さんが最も興味あるところでしょうか。
・単語が覚えられない
・文字がいっぱいある単語をどう記憶したらいいのか
・単語帳で昨日見た単語を、翌日すっかり忘れている
・どうやって、記憶力をつけるのか。年取ると覚えられないのでは?

次は、単語力強化について書きます。
上のような思い込みや悩みが、少しでも解決できれば、嬉しい限りです。


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週1から2回のペースで発信していきます。
英語ダメダメ人間による英語の習得の実体験を綴っていきます。
手法だけでなく、内面の変化も書きます。

英語習得で、お悩みの方、困っている方は、個別相談行いたいと思います。
方法は、メール、オンライン会議などを考えています。
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