Young Thug 釈放/過去と未来
2022年5月Young ThugはRICO法によって起訴され900日以上収監され2024年10月30日司法取引によって釈放されました。そんなYoung Thugの人生をまとめました。ぜひ最後まで読んでみてください。
Young Thug
Young Thugことジェフリー・ラマー・ウィリアムズは1991年8月16日ジョージア州アトランタで生まれました。11人兄弟の下から2番目でかなり貧困の家庭で育ち父はギャンブル中毒でドラックディーラーをしてなんとか生計を立てていました。
幼い頃からまともに食事をしたことがなかったYoung Thugは痩せ細っておりそのスタイルの良さを活かそうとレディースファッションを好んで着用していたそうです。そして洋服を買うためにギャンブルや犯罪に手を染めるようになりました。
また学校が終わると近所を徘徊しケンカに明け暮れていました。9歳の頃には兄が目の前で射殺され、違う兄は殺人罪で逮捕されるなどかなりハードな環境で育ってきました。
ラッパー初期
中学3年の頃教師の腕を折って拘置所に送られそこで出会った友達と遊び感覚でラップを始めました。
拘置所を出た2010年からレコーディングを始めます。2011年からラッパーとして本格的にキャリアスタートし同年には自主制作でミックステープ「I Came from Nothing」をリリース。その後2013年にはグッチメインの1017Recordsにサインし、同年末にデビューミックステープ「1017 Thug」をリリース。
このミックステープは、 音楽雑誌complexの2013年ミックステープランキング1位を獲得し徐々に注目を集めていき翌年2014年バードマンのレーベル「cash money records」とマネジメント契約を交わしました。同年にXXLフレッシュマンに選出され、さらに翌年2015年には「Barter 6」「Slime Season」「Slime Season2」と次々にミックステープをリリースしていき、大金を稼ぎ家族1人1人に車と家を購入しました。
YSL(Young Stoner Life)
2016年にYoung Thugが「YSL Record」を設立しました。YSLは家族や仲間を全員億万長者にしたいと願い設立されドラックディールや犯罪に手を染めることをやめYSLでラッパーとして生まれ変わろうとしました。そしてYSLにはGunnaやLil keedなどがサインしました。
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2018年にYSLから初のコンピレーションアルバム「Slime Language」をリリースしBillboard 200でも上位にランクイン。そして翌年2019年にはYoung Thug初のアルバム「So Much Fun」をリリース。
アトランタのみならず全米でヒットを連発していったこの頃のYoung Thugの勢いは凄まじかったです。さらに2021年には「Slime Language」の続編である「Slime Language2」をリリースしDeluxe版もリリースされYSLはアトランタでもっとも影響力のあるレーベルに成長していきました。
そして、2021年10月2nd Album「Punk」をリリース。アトランタ新世代のパイオニア的存在にまで上り詰めました。
しかし事態は一転し2022年5月YSLはギャング組織として起訴されました。
裁判中であった2023年6月にMetro Boominがエグゼクティブ・プロデューサーを務めたアルバム「BUSINESS IS BUSINESS」をリリース。
裁判は長期化しジョージア州における過去最長の裁判となりました。そして、900日以上の監修されたのち2024年10月30日に釈放されました。
まとめ
YSLを全米トップレーベルまで押し上げたYoung Thugの今後の動きに注目が集まります。個人的にはYSLとしてアルバムを期待しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。