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トラップミュージックをストリートからフェスまで押し上げたMigosの軌跡

生い立ち

Quavo(クエイヴォ)Offset (オフセット)Takeoff(テイクオフ)の3人組ラップグループであるMigos。3人が育ったのはアトランタ北部の郊外、Takeoff(テイクオフ)の叔父がQuavo(クエイヴォ)で、Quavo(クエイヴォ)とOffset (オフセット)は従弟とかなり近い関係性の彼らです。
Migosがどのように活躍しトラップミュージックをストリートかフェスまで押し上げたのか解説していきます。

インデペンデント

Lil wayneやGucci Maneなどのサウスの音楽を聞いて育った彼らは2008年にQuavo(クエイヴォ)とTakeoff(テイクオフ)で「Polo Club」というラップグループを活動し後からOffset (オフセット)が入りにMigosが結成されました。
結成当初はトラップハウスでミックステープを制作していき、2012年に発表した「Bando」がアトランタでローカルヒット。

それをきっかけに2013年アトランタに設立されたレーベルQC(Quality Control)と契約を掴みMigosはQCのスタジオで本格的にキャリアをスタートしました。QC(Quality Control)は当時設立されたばかりで今ほどの影響力はありませんでしたが、Migosの活躍により人気を得ました。

キャリア

2013年「Versace」がスパイラルヒットし後からDRAKEがリミックスしたことによりMigosは一気に知名度を獲得します。

「Versace」というワードを連発していくのがクセになります。
その後も勢いは止まらず「Fight Night」、「Freak No More」などヒット連発。

そして2016年「Bad and Boujee」 ft Lil Uzi Vertをリリースしこの曲は彼ら初の全米1位を獲得。

彼らはアトランタのみならず全米で人気を獲得し一気にスターダムへと駆け上がりました。

そして、2017年1月にアルバム『Culture』がリリースされ、全米1位を獲得。
翌年2018年1月アルバムに続編『Culture II』がリリース。またしても全米1位を記録する。『Culture II』からは楽曲「MotorSport」「Stir Fry」「Walk It Talk It」などがヒットし、『Culture II』からシングルチャート100位以内に14曲ノミネートされビートルズと並び世界的にも人気を獲得していきました。
2019年と2020年はアルバムリリースはなく2021年6月待望のアルバム『Culture』三部作のラストとなる『Culture III』がリリース。
順風満帆といえるキャリアの中問題が多発していきます。

解散疑惑/Takeoff(テイクオフ)の死

まず、Offset (オフセット)がレーベルと曲の権利関係で揉め、2022年10月にはQuavo(クエイヴォ)とTakeoff(テイクオフ)の二人で『Only Built for Infinity Links』をリリース。Offset (オフセット)は事実上脱退したと思われました。
さらに悲劇は訪れ、2022年11月1日Takeoff(テイクオフ)が何者かの銃撃により死亡。Quavo(クエイヴォ)も一緒に路上でダイスゲームを行っており、Quavo(クエイヴォ)にケガはなくTakeoff(テイクオフ)は不運な形でこの世を去ってしまいます。

このTakeoff(テイクオフ)の死をきっかけにOffset (オフセット)とQuavo(クエイヴォ)は仲を取り戻し、BET Awards '23にてOffset (オフセット)とQuavo(クエイヴォ)はパフォーマンスを披露し数年ぶりにTakeoff(テイクオフはいませんが2人はMigosとしてメディア出演となりました。

最後に

Migosの活躍によりレーベルQC(Quality Control)がここまで成長し、トラップミュージックがストリートかフェス世界規模へと発展していきました。
今振り返るとMigosが与えた影響は計り知れません。RIP Takeoff(テイクオフ).

最後まで読んでいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに。






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