
Metro Boominキャリア解説
生い立ち
Metro Boominは1993年9月16日 5人兄弟の長男として生まれ小学3年の頃親が離婚、母とともに生活し始めます。
7歳の頃からHIOHOPを聞き始め興味を持ち、13歳の頃母からパソコンをもらいビートメイクを始めます。
高校生になると本格的にビートメイクをしTwitterでアトランタのラッパーにビート提供をし始めます。さらに、週末になると母の運転で約10時間かけアトランタのスタジオに行きアトランタのラッパー、Future、Young Tuhg、21 Savage、Gucci ManeやMigos、らとセッションしながら仲を深めていきました。
キャリア初期
大学でビジネスを学ぶアトランタのモアハウス大学に入学、大学1年の頃にはFuture とのコラボ 「Karate Chop」がバイラルヒット。大学との両立が難しく中退しビートメイクに専念していきます。
2013年初のミックステープ『19&Boomin』をリリース。
客演にFuture、Young Tuhg、Gucci Maneと豪華なミックステープとなりました。
翌年2014年には、Future「Monster」,Future&Drake「What Time to be Alive」,Travis Scott「Rodeo」のプロデューサーを務めました。アトランタのみならずアメリカ全米で活躍し始めます。
アトランタ&Metro Boomin
2016年21SavagaとのコラボEP『Savaga Mode』をリリース。
Metro Boominのダーティーなトラックに21Savagaのささやくフローがマッチし話題となりました。
その後もNAVやKodakBlackなどともコラボしアトランタトラップミュージックの重要人物となりました。
翌年2017年ハロウィンには21Savaga,Offsetとのコラボアルバム『Without Worning』のプロデューサーを務めトラップミュージックを代表するアルバムになりました。
Boominati Wordwideと悲劇
2018年自身のレーベル「Boominati Wordwide」を設立し、このレーベルからデビューアルバム『NOT ALL HEROES WEAR CAPES』をリリース。
客演にKodakBlack、Travis Scott、Drake、21Savaga,Offset、Young Thug Gunnaなどが参加ビルボード1位を獲得しました。
2020年21SavagaとのコラボEP「Savaga Mode」の続編である『Savaga Mode2』をリリース。
アトランタトラップとメンフィスやオーケストラなどの要素を取り入れたEPとして好評となりました。
プロデューサー、ビートメーカーとして数々の功績を残してきたMetro Boominでしたが2022年に悲劇が起こります。
父親が母親を殺害し父親は自ら命を絶ってしまいました。幼い頃からシングルマザーとして育てられ学生の頃にはMetro Boominの音楽キャリアをサポートしていた母親の死は彼にとって残酷な結末でした。
この悲劇後メトロは2枚目のスタジオアルバム『Heroes Villains』をリリース。
21Savaga、Travis Scott、 Future、Young Thug、 Gunna などが参加。このアルバムは1曲目からビートが繋がっていてアルバムで1曲のようになっています。
世界的なプロデューサーとして
翌年2023年には「スパイダーマン」の映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のオリジナルサウンドトラックのプロデューサーを務め世界的にも知名度を獲得しました。
2024年にはFutureとのコラボアルバム『We Don't Trust You』『We Still Don't Trust You』をリリース。この2つのアルバムはKendrick LamarとDrakeのビーフでも話題になりました。
まとめ
簡単にMetro Boominのキャリヤを解説しました。母のサポートによってプロデューサーとしてスタートし21SavagaやFutureなどとともにアトランタのトラップミュージックを牽引してきました。Metro Boominがいなかったらアトランタのここまでの勢いはなかったと個人的に考えます。これからも数々のヒットがMetro Boominの手によって作られるでしょう。
今回も読んでいただきありがとうございました。
こちらの記事もぜひ読んでみてください。
次回の記事もお楽しみ。