会社経理での失敗談 #01チェックしたはずなのに
こんにちは。
ここでは一般中小企業の経理マンとして働いている私が、これまで仕事で失敗したことを共有していきます。
新人経理の方やこれから経理を目指される方の、反面教師としてお役に立てればと思いますので、よろしくお願いします。
ではさっそく書いていきましょう。
#01チェックしたはずなのに
第1回から不穏なタイトルですね。
今回は経理の大事な業務のひとつ、銀行振込に関する失敗を書いていきます。
今日び多くの企業は、経費や買掛をネットバンクから振り込んでいます。
流れとしては、請求書等を受け取り、そこに記載されている情報から振込データを作成、上長承認を経て期日までに振込、というパターンが多いのではないでしょうか。
今回の失敗は、そのうち振込データ作成に関するものです。
基本的にネットバンクではよく使う振込先の情報を登録しておくことができ口座番号や名義をポチポチ入力せずとも、ワンクリックで振込データが作れます。
一方で新しい取引先や、振込先が変わった相手については、ポチポチ情報を入れていかなければなりません。
ただこちら、口座番号はランダムな数字の羅列ですし、口座名義もカタカナ表記で見づらいためよく入力ミスが起こります。
そのため振込データについては、作成後に見直しチェックすることが必須の工程となってきます。
経理に配属されたての私は、この見直しチェックで漏れを出すことがたまにありました。
自分では気を付けて口座番号や名義、金額等を見ていたつもりなのですが、どうにも確認が甘く、他の業務に追われていたことも手伝って雑なチェックになっていたのです。
そこで一度、確認作業は遅くてもよいから100%を目指すべき、と認識を変えてみました。
チェックミスがあれば他のメンバーに迷惑も掛かりますし、どうせミスの分仕事が増えるのです。
それならばゆっくりでよいから、集中して一つ一つ確実にチェックしていこうと考えたのです。
その結果、チェックミスは段々と減っていき、今ではほぼ無くなりました。
また面白いことに、チェック時間も他の業務に追われていたときより短くなりました。
確実なチェックを心掛け続けることで、集中力や正確性が増したからかもしれません。
Φ今回の教訓Φ
そんなわけで何かしらのチェックをするときは、時間の許す範囲でしっかり確実にチェックすることをお勧めします。
具体的にはサイゼリヤの間違い探しをやっているときぐらいの集中力です。仕事も間違い探しくらい楽しくできたらいいですね。
ではでは。