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こどもの言葉支援資格「言語認知発達支援士」
はじめまして。一般社団法人言語認知発達支援士代表の 松本尚也を申します。言語聴覚士というリハビリの国家資格をもち、子供から大人まで言葉や食べることへのリハビリを行っています。
今回こどもの言葉の遅れなどを支援するための新たな資格「言語認知発達支援士」という資格を作りました。今回のnoteでは資格を作った経緯などを書かせていただきます。
目次
こどもの言葉への支援が足りていない
言葉の力、コミュニケーションの大切さ
言語認知発達支援士という新しい光✨ – 資格の詳細
言語認知発達支援士資格で学べること/メリット
言葉でつながる喜びをすべての子どもたちへ
1. 子どもの言葉への支援がたりていない
言語聴覚士として、言葉の発達に課題を抱える子どもたちを多く見てきました。言葉が出ない、うまく伝えられない子どもたちは、周りの人に理解してもらえない孤独を感じています。
言語発達障がいは目に見えにくく、誤解されやすいのが現状です。
養成校で講師を務める中で、小児分野で働きたい学生の声に応えられないことも課題でした。養成校では言語聴覚士全般の知識は教えるものの、小児分野に特化した教育は不足しており、卒業後の就職も難しい状況がありました。
このような子どもたちと未来の言語聴覚士の現状に危機感を抱き、「言葉の発達に課題を抱える子どもが多いにもかかわらず、専門的な支援が不足している状況を変えたい!」と考え、当協会を設立しました。
2. 言葉の力、コミュニケーションの大切さ
言葉は人と人をつなぐ大切な架け橋です。言葉を通して、私たちは気持ちを表現し、相手の気持ちを理解できます。しかし、言葉の発達に課題を抱える子どもたちは、発語の遅れ、言葉の理解が難しい、コミュニケーションが苦手といった困難を抱え、日常生活、学習、社会性に影響を受けます。
「もっとうまく伝えたいのに…」子どもたちは、言葉にならないもどかしさ、伝えられない苦しさを抱えています。周りの大人に理解してもらえない状況は、大きなストレスとなります。
だからこそ、私たち大人ができることはたくさんあります。大切なのは専門的な知識を持ち、子どもたちの気持ちに寄り添い、理解しようとすること。言葉でうまく伝えられない子どもたちの「声なき声」に耳を傾け、寄り添う。やりたいけどけどどうしたらいいのか..根本から仕組みづくりができないか考えました。
3. 言語認知発達支援士という新しい光✨ – 資格の詳細
「治療」や「訓練」だけがコミュニケーションを伸ばす唯一の方法ではありません。従来の支援は専門家による治療や訓練が中心でしたが、支援を必要とする子どもたちの数に対して専門家は不足しており、日常生活の中で子どもたちを支えることは難しい側面もあります。
そこで私たちは、「専門家だけでなく、子どもの周りの全ての人が言葉の発達を支えられる社会」を目指し、新しい資格「言語認知発達支援士」を創設しました。
言語認知発達支援士は、子どもたちの「声なき声」に耳を傾けるサポーターです。言語聴覚士のように治療や訓練を行う専門家ではありませんが、専門的な知識を持って、家族、保育士、教師、療育スタッフなどを支援します。例えば、家庭でできる簡単な遊びや声かけの方法をアドバイスしたり、保育園や学校での支援方法を提案したり、保護者の不安や悩みに寄り添ったりします。
4. 言語認知発達支援士資格で学べること/メリット
言語認知発達支援士の資格取得を通して、発達心理学・言語発達学の基礎、様々な言語発達障害の特徴と支援方法、子どもの認知発達と支援のポイント、家庭や保育・教育現場でできる具体的な支援方法、保護者支援と関係機関との連携、最新の研究動向と事例紹介などを学びます。
また、学びやすさを考慮し、WABテキスト(紙テキスト希望の方は別途用意あり)と動画を組み合わせたEラーニング方式です。
資格取得のメリット
体系的な知識・実践的なスキルの習得
支援者としての自信の向上✨
キャリアアップの可能性
支援者同士のネットワーク構築
5. 言葉でつながる喜びをすべての子どもたちへ
当協会を設立したのは、「支援を受けられずに苦しんでいる子どもたち」「言葉の発達支援に携わりたいと思いながら機会に恵まれない人々」「言葉の悩みを持つ子どもたちと、支えるすべての人への道しるべがほしい」という想いからです。
言語認知発達支援士の普及活動を通して、専門知識を持つ支援者を増やし、子どもたちと支える人たちの助けになりたい。言葉でつながる喜びをすべての子どもたちへ。この想いを胸に活動を続けます。
詳しくは下記よりお待ちしています。
公式HP:http://lcdsa.jp
アドレス:info@lcdsa.jp