言語認知発達支援士開講します①なぜ今必要なのか
現在の日本では、言語発達に支援が必要な子どもたちに十分な支援が行き届いていません。支援の量も質も、まだまだ理想とは程遠い状況が続いています。
「先生、うちの子、言葉の発達が遅いんじゃないでしょうか...」 「お友達との会話が苦手で、心配で仕方ありません」
保育・教育現場では、このような切実な相談が日に日に増えています。3歳児健診でも、言葉の発達に関する相談が大きな比重を占めるようになり、現場の保育士や教師たちも、適切な対応の難しさに直面しています。
また、このような子供たちが通う通所施設どでも言葉に関しては専門的に教えられるスタッフが非常に少ないのが実情です。
「支援が必要な子どもたちのために、私たちに何かできることはないだろうか。今までとは違う方法で、この課題に向き合う必要があるのではないか」
この思いが、言語認知発達支援士という新しい資格制度の創設へと導きました。
■現場が抱える課題 保育・教育の現場では、次のような課題が日々顕在化しています。
・言葉の発達に不安を抱える保護者の増加 ・発達障害への理解と支援の必要性の高まり ・個別支援の重要性と時間的制約のジレンマ ・専門家との連携体制の不足
特に近年、コミュニケーションの形が多様化する中で、子どもたちの言葉の発達をどのように支援していくべきか、現場からの切実な声が届いています。
■なぜ新しい資格が必要だったのか
これまで、言葉の発達支援は主に言語聴覚士が担ってきました。しかし、医療・療育の現場だけでは、支援を必要とするすべての子どもたちをカバーすることは困難です。
子どもたちが最も長い時間を過ごす保育・教育の場で、適切な支援を提供できる人材が求められています。しかし、現状では
・発達支援に関する体系的な学びの機会が限られている
・実践的なスキルを習得する場が少ない
・保護者支援のノウハウが不足している
という課題を抱えています。
■言語認知発達支援士に込めた想い
この資格は、「すべての子どもの言葉の発達を支える」という理念のもと、次の3つの目的で設計されています。
早期発見・早期支援の実現 日々の保育・教育活動の中で、発達が気になる子どもに早期に気づき、適切な支援につなげる力を育てます。
実践的スキルの習得 現場ですぐに活かせる具体的な支援方法を、理論と実践の両面から学べるカリキュラムを提供します。
チーム支援の実現 保護者、専門家、他の支援者との連携を円滑に進められる知識とスキルを身につけます。
■現場の声から生まれた資格
現場で活かせる資格にするため、保育・教育現場の先生方への丁寧なヒアリングを重ねました。
「もっと専門的な知識を身につけたい」 「具体的な支援方法を学びたい」 「保護者への伝え方を知りたい」
これらの声に応えるため、言語聴覚士を中心とした専門家チームが監修し、現場で本当に必要とされる知識とスキルを体系化しました。
■これからの展望
言語認知発達支援士の誕生は、子どもの発達支援における新たな一歩です。保育・教育の現場に、より専門的な視点と実践力を持った支援者が増えることで、子どもたちの健やかな発達を支える体制が強化されていきます。
次回は、言葉の発達支援が子どもの未来にどのような影響を与えるのか、具体的な事例とともにお伝えしていきます。
現在、言語認知発達支援士開講にあたり早期申し込みを受け付けています。
一緒に子供たちの言葉を支える支援を行っていきましょう。
詳しくは下記よりお待ちしています。
公式HP:http://lcdsa.jp
アドレス:info@lcdsa.jp