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2020年7月に読んだ本

先月に続いて。


AI時代の人生戦略「STEAM」が最強の武器である

「STEAM」とはScience, Technology, Engineering, Art, Mathematicsを組み合わせた単語。これからの時代、いわゆる一般教養が必要になりますよーという話。

Technologyは仕事柄参照する機会が多いんですが、科学や芸術、数学なんかは正直あんまりで、とっつきやすく面白い本があれば教えてください。
もともと興味はあるので、それぞれ1冊ずつでも手に取って読んでみようと思います。


TikTok 最強のSNSは中国から生まれる

日本でもぐいぐいきてるTikTokについて。

TikTokは中国のバイトダンス社が展開するショートムービー型のSNSで、5Gなんかとも相性が非常に良く、Instagramの次にくるSNSとして注目されている。

YouTubeと対比的に見てTikTokが「レコメンド型」の設計である点や、裏側の機械学習の精度によって新規参入者でも一定のインプレッションを得やすい点など、「流行る仕組み」にフォーカスされていて面白かった。
中国がバックボーンということでこれからどうなるか不透明になってきたが、期待しているSNSの一つ。ショートムービーに未来があるのは間違いない。


スマートフォンアプリマーケティング 現場の教科書

アプリマーケティングについてざっとまとめた本。細かい知識がどんどんアップデートされていく領域なので、復習として。
ASOなんかは単に知ってるか否かで結果が変わってくるので、知識は常に更新していく必要がある。

少々古い情報も含まれるが、有益なツールなどの情報もよくまとまっており一度目を通す価値はあるかと。というか、具体的なマーケティング関連の本は何冊か目を通せば、「ここまでは一般化された知識があって、ここからは無いから試すしかない」というラインがなんとなく見えるようになるので、一定は読んでおいた方が良いと思っている。


パパ1年目のお金の教科書

将来のことを考えて何となく手に取った。
特段目新しい話は無く、体に気を使って、無駄な投資に手を出さないといった内容。

結局そんなに上手い話がある訳でも無く、地道に知識を付けて、その時その時の最適解を選ぶしかないかなと。FP3級くらいの知識は皆持っておいた方が良いというのは同意。日本は教育でお金の話が出ないが、これからの時代、理解していないと損する領域が増えてくる。


Quora 世界最大級の知識共有プラットフォーム

個人的に大好きなサービス、Quoraに関する本。Quoraについて日本語で紹介された本は、今のところこれだけだと思う。

前半はQuoraというサービスの紹介や設計についての解説、後半はベスト質問&回答集を載せてある。

設計として面白いのは、人でも回答でも無く質問を軸にしているところ。質問は匿名であげられるようになっており、パートナープログラムなど、「良い質問が良い知識集積プラットフォームを作る」という思想に基づいている。

Quoraについてはまた紹介したいが、ベスト回答集がなかなかに面白い。
機械学習が優秀なため普段は自分に関連性の高い回答を読むことが多くなるが、この本では自分が全く考えもしなかった質問と回答を読めるため、知的好奇心をくすぐられる。

読めばQuoraを使ってみたくなるはずだ。インプットとアウトプットを自然にライフスタイルに取り入れるツールとして、Quoraは是非オススメしたい。


SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方

「モテクリエイター」で有名なゆうこすの本。

IGTVが出た際に真っ先にノウハウ記事をアップしたり、SNSに対する感度が超高いことでも有名。

ソーシャルマーケティングで考えることが結構凝縮されていて面白かった。別々のSNSに同じ内容を書かないとか、Instagramのハッシュタグは検索揺れを意識してカバーするとか。たかがSNSでも、本気でやってる人の細かいノウハウはやっぱり凄い。


未来いそっぷ

ショートショートで有名な星新一。短編小説が好きなんだが、読んだことがなかったので適当に一冊手に取ってみた。

本作品は、好きなものとそうでないものが半々くらい。未来系の、特にロボット系の話はかなり面白い。短いストーリーで、オチまで綺麗に付けてるのには感心させられる。

ちなみに星新一さんは既に1,000本くらいは短編を書いているらしく、これはおそらく世界でもそういないだろうとのこと。一つのスタイルを貫き続けるって、かっこいいなぁ。


Team Geek

プログラマの生産性向上みたいなテーマでは超有名な一冊。

プログラマだけではなく、複雑化した現代のホワイトカラー業務に従事する人であれば結構な示唆がある。

HRTという考え方が根底にあり、要約すると、

・Humility 謙虚であれ
・Respect 敬意を持て
・Trust 信頼しろ

となる。

あらゆる人間関係の問題はこれらが欠けているために起こる、というのには激しく同意する。結局は、「謙虚で敬意を持って信頼して仕事をしましょう」という一文で解決できるという話は、是非とも頭に刻み込んでおきたい。


数学物語

教養を身に着けたいと思ってなかなか手に取れていなかった数学本。

かなり古くに出た本だが、軽妙な語り口で数についてのおもしろ雑学を語ってくれている。数の成り立ちからいろんな定理が発見された過程の説明まで、順を追って説明してくれているので、「アルキメデスすげー」とか、少年に戻った気持ちで楽しく読めるまさに数学「物語」です。

プラトンとかデカルトとかニュートンとか、いろんなところで人類の寄与に発展している人たちの頭の中はどうなってるんだろう。

数学史の一つ一つ積み重ねて皆でリレーして発展させていく感じ、尊いですね。


ママはテンパリスト1

育児漫画。ただただ面白く読めます。

実際子育てって大変なことが多いイメージですが、親も完璧でなく、テンパりつつ楽しんでけば良いのかなーとか。

こういうめっちゃ面白いのにさくっと読める本は循環速度が高いからか、図書館でも待ちなく結構すぐ借りられるのでおすすめ。漫画はラーニング速度が圧倒的に高いコンテンツタイプなので、活用しない手はない。


- おわりに

今月は他にもナレッジマネジメントの本とかWeb技術的な本なんかも読んでたんですけど、暑さもあり途中で断念したものも多数。

読みすぎると次書かないとという気になってnoteを書いてみたり、このインプットとアウトプットのバランスを保たないと、なんかうまくいかない気がしますね。

8月はとにかく暑いしか言っていないと思います。読みたい本はいろいろあるんだけど、ちょっと図書館ライフの循環が悪くなってきたので対応策を考え中。Kindleでビジネス書読むの、どうもダメなんだよなぁ。


では。





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