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あばれる君主催の大会「ぜ!!」を振り返る~初めてのジャッジ~
■はじめに
おはこんばんちわ、SHOです。
あばれる君主催の小学生大会「ぜ!!」の大会レポートがようやく書けました。イマサラタウンでさよならバイバイ(?)かもしれませんが、公式側の結果報告がポケんちのオンエアだけでしたので備忘録という意味も込めて記事にさせていただきます。あばれる君の大会の決勝の様子はどうだったのか気になったり、親子で参加された方が検索してこの記事にたどり着くかもしれません。その時はぜひ当時のことを思い出しながら読んでいただけると嬉しいです。恐縮ですが、投稿の励みになるので投げ銭もお待ちしています。最後まで読んでいただければ幸いです。
「ぜ!!」とは、あばれる君が主催した小学生限定のポケカ大会で、2019年11月29日に発売した5種類のスタートデッキのみで対戦する大会です。
ちなみになんの略かというと・・・
『ポケんちPresentsポケカ小学生大会~勉強が好きな君も運動が好きな君もついでにお父さんお母さんもどんなに初心者の君でもすぐに始められるポケカでとりあえず闘おうぜ!!なっ!』の略です。(長いし略すところそこかよ(゚Д゚;)!)
この大会の優勝賞品はWCS2020ロンドン大会のサイドイベント参加と観戦の権利(渡航費タダ)というなんとも太っ腹な企画。さすがあばれる君。
この権利をかけて全国6か所で予選を行い、各予選の優勝者6名で決勝大会に臨むというものでした。弟がちょうど小6だったので小学生最後の記念にと思い、参加することにしました。※残念ながら新型コロナウィルスのためWCS2020は中止になりましたが、招待権利はWCS2021に引き継がれます。
決勝大会自体は2020年の1月12日に終了し、2月2日にポケんちでオンエアされました。オンエア後にすぐにでも記事にしたかったのですが、社畜と化し多忙な日々が続いたため今になりました^^;(言い訳)。
「ぜ!!」のテーマソングを流しながら記事を読むと、より当時のテンションが蘇ると思うので、大会に参加された方もそうでない方も流してみてくださいね。
【テーマソング(歌詞なし)】 【テーマソング(歌詞あり)】
■岡山予選に向けて
今大会は、初めてのポケモンVが収録されたスターターセットVのみを使った大会で、構築済みデッキそのまま使用し対戦します。岡山大会は予選最後の大会だったのでメタがある程度回る可能性も考えつつ、自宅で練習することにしました。
あばれる君主催 ポケカ小学生大会「ぜ!!」大阪エリア大会も東京に引き続きMCをさせていただきました✨
— 鈴木笑里(すずきえみり) (@emr_belltree) December 8, 2019
優勝は草デッキと予想してたけど、なんと炎デッキ‼️
決勝戦は16名中8名が闘デッキを使っていてレジロックV大活躍😆🌟
笑顔が溢れる素敵な大会でした💖#ぜ#ポケカ#ポケカ大会#ポケモンカード pic.twitter.com/km4sKwWkzv
MCの鈴木笑里さんがツイートされていたデッキ分布を参考にしました。大阪大会の優勝デッキは炎でしたが、決勝トーナメント進出者の半分が闘デッキということで草デッキも考慮に入れることにしました。
一通りのデッキを回しましたが、やはり闘と炎のデッキパワーが強く感じたのを覚えています。
炎デッキに関しては、ビクティニVの技が上下とも使いやすく、エースバーンは2進化ですが2エネで160ダメージというコスパの良さと、上技が実質70ダメージというのも強いので使用者を増やすと考えました。
闘デッキに関しては、スターターの中で一番高いHPを持つレジロックV、特性で実質HP160になるサダイジャ、1進化1エネで60ダメージとコスパの良いダグトリオ、この3匹が魅力的だと感じました。
また、闘デッキにのみ収録されているカードが2種類あります。ともだちてちょうとポケモンセンターのお姉さんです。
レジロックVの上技はレシラム&リザードンGXでおなじみのげきりんと同じ技であり、自身の高HPとのシナジーが強く、半端な攻撃を耐えながら30点追加して返せる大変優秀な技です。闘ミラーになった際は先にレジロックで30ダメージ与えて、次の番に下技のがんせきタックルで倒すというプランを意識して練習しました。ポケモンセンターのお姉さんは闘ミラーになったときに先にレジロックVが攻撃を受けても回復できる大変貴重なサポートになります。このカードを対戦中に最大2回使う可能性を見出してくれるともだちてちょうの強さは言うまでもないですね。
実際に闘デッキを回してみると隙が少ないデッキだと実感し、闘デッキを握ることにしました。
闘デッキを握る人は当然多いと予想できますが、草デッキを握る人も増えるのではないかとも考え、岡山予選までは闘・炎・草デッキに絞って練習することに。
草デッキに負けたくないので、対草の練習を先攻後攻入れ替えて最低でも各10戦以上はしたと思います。
体感的でしか覚えてないですが、先攻6-4、後攻4-6くらいの勝率だったと思います。
そもそも草デッキはベンチポケモンをより多く並べてセレビィVの技の威力を上げて戦います。そのため技でポケモンを手札に加えたり、ベンチに出す効果を持つポケモンが多いのが特徴です。
特に先攻を取られてキツイと感じたのはアイアントを育てられることでした。技「いっしょにかむ」はベンチにもアイアントが出ていると90ダメージとなり、弱点を突かれるとほぼ全てのポケモンが倒されてしまいます。
エルフーンの技「わたながし」も強力で、せっかく後ろで育てたサダイジャやレジロックが無に帰す可能性があります。1進化ですが1エネで技が使えるのも闘デッキにはつらいです。
ではどうやって草デッキに勝つか。。。
それは・・・「じゃんけんに勝って先攻を取る」ことでしたw
そう、単純明快。即断即決電撃戦術です。(ジェネシス理論)(知ってる人おらんやろ^^;)
草デッキは弱点が突かれるとはいえ、技を打つために2エネ起動が多いため準備に時間がかかります。ゴリランダーラインもあるので事故ることも少なくありません。先に育てて殴る!基本的な戦い方は他のデッキに対してのそれとほとんど変わらないと思います。
しかし、当然うまくいかない日もありました。闘デッキが後攻の場合どうやっても勝てず、その日の練習を投げ出す日もありました。そのたびに、「じゃあ負けでいいんだね?」とわざと挑発して発破をかけたりしました。
この苦行のような練習が岡山予選で活きるとは、思いもしていませんでした・・・。
■岡山予選開幕! ~初めてのジャッジ稼働~
2019年12月15日にイオンモール倉敷にて予選大会が行われました。
岡山大会で一緒にジャッジとして参加したのは、
かじゅさん(Twitter:@kajuholy2)
ZINさん(Twitter:@00000zin5555555)
ズンさん(Twitter:@zunzun_doko)
夜桷さん(Twitter:@yazu_momon)
以上4名の方々。かじゅさんは同じ地元で活動しており、ZINさんとは何度かジムバトルでも対戦したことがあります。
ズンさんと夜桷さんは夫婦で、主に広島で活動されています。ズンさんは自身のブログに今大会の記事を上げていますので、こちらもぜひ読んでください。(ズンさんが言いたいことほぼ書いてるから自分は上げなくていいやって思ったのは内緒)
予選はガンスリンガー形式で行われ、3勝で本戦に出場、先着16名というものでした。弟はストレートで3勝。11番目で本戦出場が決まりました。
余談ですが、3勝したことを報告する際にデッキチェックがあるのですが、1名だけ博士の研究をエネルギーと差し替えて1枚多く入れているお子さんがいました。運営の方が対応し、親御さんが納得し失格扱いになりました。
きちんとルールを守って対戦する、当たり前のことを当たり前にできる強いプレイヤーになっていることを願うばかりです。
ということで、無事に決勝トーナメントに進むことができました。
~決勝トーナメント~
1回戦目、2回戦目は闘デッキミラーでしたがどちらもレジロックVをしっかり立てて勝ち。準決勝までは進みました。
一方、次の対戦相手が決まる卓は炎デッキVS草デッキというマッチアップ。これはさすがに炎が勝つだろうと、草デッキは回避できるだろうと思っていました・・・・
ところが!!!
まさかの大番狂わせ、炎デッキ側が事故って草デッキが勝ちました(内心涙目)
そして準決勝が始まります。
ただひたすら心の中で(じゃんけん勝ってじゃんけん勝ってじゃんけん勝って)と連呼しながら見守ります。。。
最初はグー、じゃんけんぽん・・・
弟が勝ちました。まずはひと安心。
弟が先攻で事故らずに順当にサイドを取りますが、やはりアイアントを育てられます。お互い残りのサイドが2枚となり、下のような盤面に(記憶違いがあるかもしれませんが)。
相手のバトル場には2エネ付いたアイアント、セレビィVにはエネルギー無し。トラッシュにはポケモンいれかえが2枚。
前の相手の番に相手はベンチにカビゴンを並べてきました。それをここぞとばかりにキャッチャーで呼び出すことに成功。ここから逆転劇が始まります。
相手は既にポケモンいれかえを使い切り、カビゴンを逃がすことができません。カビゴンが逃げられない間にサダイジャを育てる作戦に。マリィも使い、どうにかセレビィが育てられないことを祈りながらダグトリオで攻撃します。
キャッチャー、マリィ打ってディグダに手張り。ダグトリオでカビゴンを攻撃し120ダメージ。
相手の番。セレビィにエネルギーが付かず。
番が返ってきます。この時、セレビィV以外のポケモンを2匹倒して勝つにはサダイジャに3エネ必要になることを考慮し、弟はダグトリオを逃がしてディグダで殴ります。ここのプレイングは本当に機転が利いていました。
サダイジャに2枚目のエネルギーを張り、ディグダで攻撃。20ダメージ。カビゴンのHPは残り10。
相手の番。もしここでセレビィにエネルギーが付いたとしても、ディグダでカビゴンを倒しつつ、ダグトリオに手張りできれば、セレビィをダグトリオ+サダイジャで倒せるルートを取れます。
が、またまたセレビィにエネルギー付かず。そして、ベンチのバチンキーにおおきなおまもりが付きました。これはヒヤッとした瞬間でした。サダイジャに3エネ付けば130ダメージ出せるようになりますが、アイアントに付けられると、HP140となり1撃で倒せません。そうなると、ディグダでカビゴン倒す→お守り付きアイアントでディグダ倒す→お互いサイド1枚→サダイジャでワンパンできず負け、となってしまいます。負け筋を回避しました。
番が返り、サダイジャに3枚目のエネルギーを張りながらディグダでカビゴンを倒します。残りサイド1枚。
相手はアイアントでディグダを倒して番が返ってきます。3エネ付いたサダイジャでアイアントを倒して見事勝利しました。
もうこの時点でやり切った感ハンパなかったですが、次が決勝。決勝の相手は炎デッキでした。
決勝は炎デッキ側の種切れで勝利。横で3位決定戦をしていましたが、それよりも早く決着がついたのを覚えています。
ということで岡山エリア大会、優勝!
あばれる君主催の倉敷大会「ぜ!!」が無事終了しました!優勝は、ななななんと、我が弟!!!おめでとう🥳
— SHO (@gengar_25_pk) December 15, 2019
使用デッキは闘でした! pic.twitter.com/18PpKSr9dK
ひとまずエリア代表になれました。
初めてのジャッジ稼働ということもあり、終始あたふたしていましたが、一緒に参加してくださったオーガナイザーの方々のお陰でなんとか乗り切れました。本当に感謝です。
喜びも束の間、決勝大会は約1か月後に開催されるので、岡山大会の翌日から1日1戦以上は練習しました。使用デッキについては、弟の中で答えが決まっていたようで闘デッキにするとの返事がすぐに返ってきました。決勝大会では闘と炎の使用者が多いと考え、闘ミラーと対炎デッキの練習を重点的にしました。
■決勝大会
いよいよ決勝大会です。決勝大会は2020年1月12日、ポケモンセンタートーキョーベイで開催されました。ポケカ四天王の面々が飾られていて決勝大会にふさわしい会場ですね。
決勝大会は各エリア代表6名でスイスドロー形式4戦、上位2名で決勝戦というものでした。受付を済ませるころには、あばれる君を一目見ようと店内が観客で一杯になりました。招待された同伴者の方々はちょうどポケカ四天王の写真の真下の辺に用意されたスペースで観戦できました。
あばれる君や小池ニャース、岡崎体育さんが登場しテーマソングを歌って会場は熱気に包まれます。そしていよいよ決勝大会の予選が始まりました。
▶1回戦目 福岡エリア代表選手 使用デッキ 闘
弟が先攻。レジロックで先に攻撃し始めることができ勝ち。初戦勝てて一安心。
▶2回戦目 愛知エリア代表選手 使用デッキ 炎
弟が先攻。順当にサイド取って勝ち。やはり闘と炎しかいないのか?
▶3回戦目 東京エリア代表選手 使用デッキ 闘 Twitter:@pokeka_ayu
安定の闘ミラー。東京エリア予選の様子はポケんちでオンエアされていて顔は知っていました。ポケカ始めて2~3か月と紹介されていましたが“手さばきが違う”ので他のTCGやってたんだろうなという印象でした。
(そういえば名札に好きな技を記入する欄があったのですが、録画していたポケんちを見返すと、その技が「ダウナーショック」でした^^;)
じゃんけんに負けて弟が後攻。決勝大会の様子がオンエアされた時にバンバドロの技を使っていましたが、弟との対戦でも使われて負けてしまいました。この時点で予選1位抜けが怪しくなりました。4戦目は確実に勝ちたいところです。
▶4回戦目 大阪エリア代表選手 使用デッキ 炎
やはり炎と闘しかいない。弟が後攻だったようだが練習の甲斐あって勝ち。
予選が終わり、弟は3勝1敗。東京代表選手が全勝していても2位で決勝に進めると思っていました。
ところが、なんと3勝1敗が3人。もう2人は東京代表選手と福岡代表選手でした。
さあ、決勝に進む2人は・・・・
と、その前にあばれる君が最強のポケカ仲間を呼んでの「最強あばれるチームVS代表チーム」のサブイベントへ。
この対戦はオンエアされた通り、代表チームが5勝1敗の圧勝でした。あばれる君が勝ったところは会場大盛り上がりでした。(意地の1勝)
会場の興奮が最高潮に達し、いよいよ決勝に進む2人の発表です・・・
決勝に進んだのは岡山エリア代表の弟と、福岡エリア代表選手でした!!!!!!
なんと弟が1位通過でした。これには弟自身も驚いていた様子でしたw
~決勝の様子~
決勝は予選1回戦目で対戦した福岡エリア代表選手。お互い闘デッキです。じゃんけんで弟が勝ち、先攻を取ります。オンエアでは対戦準備の場面がカットされていましたが、実は弟が1回マリガンしました。そして引き直した手札にはドロバンコ、レジロックV、闘エネ、マグノリア博士があるのは見えました。以下、試合の流れを簡潔に書いていきます。
バトル場レジロックでスタート。レジロックに手張り、ベンチにドロバンコ置く。スーパーボールでスナヘビ引けて、ベンチに置いて終わり。
相手のバトル場スナヘビスタート。後ろのスナヘビに手張りで終わり。
弟、マグノリアで展開。ベンチのスナヘビ進化して、レジロックに手張りしてレイジングハンマーでスナヘビに30乗せて終わり。
相手スナヘビを入れ替えて壁ポケ出す(たしかディグダ)
レジロックで先行してサイド2枚取る。
相手もレジロック育てながらサダイジャで殴る
お互いレジロックで殴り合い、先に弟のレジロックが倒されるが、後ろのサダイジャで倒す。
この時点で相手のアタッカーが3点乗ったサダイジャ(先2で乗せた)とダグトリオくらい。
弟は無傷サダイジャ(バトル場)と1エネ付いたサダイジャがいて有利盤面。
相手は序盤で手帳を使い、マグノリアとマリィを戻していたが、弟は未使用のため長期戦になれば有利。相手は3点乗ったサダイジャで殴るしか無く、ホップを使ったが、オボンのみを引けず。返しで3エネつけたサダイジャで倒して残りサイド1枚。相手のアタッカーはダグトリオのみになり、どろばくだんでエンド。サダイジャ耐える。返しにサダイジャで倒して試合終了。
見事、優勝!!!!
一緒に来ていた母親は「え、ロンドン!?ロンドン行けるの!?ホント!?え!?」と少しうれし泣きの様子。弟は、「なんか勝っちゃったw」と言わんばかりのあっさりした表情。優勝した実感がないカンジでしょうか。ともあれ、ロンドン行きの切符を手に入れることができました。(対戦後の家族へのインタビューは全カット)
■おわりに
ここまで読んでいただき、大変感謝です。記事を読んでいただいた方の中には、お子様をこの大会に参加させた親御さんもいるかもしれません。エリア予選で対戦した方、決勝大会で対戦した方、皆様の熱い思いも一緒にロンドンへ持っていき、世界大会をこの目で観たいと、そうなふうに思っています。頂いた投げ銭は現地での費用に使わせていただき、この記事を読んでくださった方に可能な限り還元できればと考えていますので、WCS2021の会場で購入したサプライなどをプレゼントしたいと考えております。まだまだ予断を許さない社会情勢ですが、無事に世界大会が開かれることを願っています。
スタートデッキで世界大会を観戦できる、なんとも夢のある大会を開催してくれたあばれる君に感謝です。ありがとうございました。
■おまけ
2020年2月20日に開催された「ポケカキャラバン2020冬」でポケカの伝道師、ポニータ石井氏と弟が対戦しましたw
Tシャツのサインはこの時に書いてもらったものです。このTシャツは一生の宝ですね!!
画像引用元:https://www.pokemon-card.com/