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#1 AI活用「まずは使ってみよう」1

生成AI利用の統計データが数多く発表されています。差はあるもののどのデータでもおおよそ日本では15-40%くらいの生成AI利用者となっています。この差は、アンケートの対象によって大きく変わると思われます。例えば、大企業であればほとんど使用しないにもかかわらず会社として導入してくれている、一方で中小企業だと会社としての導入がないため個人で利用しているケースも多くあるようです。


職場をじっくりと観察してみる

無料版でも一日の使用回数や使用できる機能に制限があるものの、ある程度の利活用はできるようになってきています。ただ、やはり使い込む、しっかりと理解して肌感覚で生成AIを使用するには、有料版を検討する必要がでてきます。ChatGPT4が登場してから1年半ほどになりますが、周囲では驚くほど課金の有無は別として使い込むひとと、まったく使わないひとに分かれています。みなさんの身の回りではいかがでしょうか。

もちろん生成AIといっても、ChatGPTのように問答するものや、Midjourneyのようなイラストを生成するもの、動画や音楽、音声の生成に特化したものなど数多くのAIツールがいまや探しきれないほど登場してきています。

何れもとても興味深いものが多く、時間とお金があればひたすら使ってみたいところでありますが、一方で不思議なくらい全く興味がないひとが多いのも事実です。なぜここまで差が出るのか考えてみたのですが、ひとつの要因として積極的な「解決思考」の有無があるのではないかと考えています。解決思考があれば「情報収集」も必然的に自ずから行動を起こすようになります。

比較的簡易で波の少ないルーティンワークを日常業務としているひとがその傾向があるように思います。もちろん業務はそうでもプライベートではMidjourneyを大活用しているひともいますので一概に言えませんが、いったん今回の内容は生成AIの業務利用としたいと思います。

つまり、日常において今この時間にあるタスクを一気に片付ける必要がある、目処をつける必要があるという必要性に迫られることが少ない。もしくは突如として急な依頼はあるけれども、ラベルの貼付やその他の手作業など現時点では生成AIでは解決が難しいことだったりします。

ChatGPTに全く興味がないひとにまずは使ってもらう

小難しいことから始めてしまうと、苦手意識をもってしまったり、面倒だと意識にすり込まれてしまう可能性があるため、できる限り簡単なことから始めるのがよいと思います。

例えば、私の場合は「朝礼のテーマ」を考えるときに使用してもらってみました。意外と朝礼のテーマを決めるのは困るときがあり、このネタは困ったときに頻繁に使ってしまっているな、台風が来るときは同じネタだな、などと偏りがあることにも気がつきます。

第一歩としてのプロンプトのコツ

初期登録して、準備して、、、とやっていると、これまたその時点で面倒そうな顔つきになるひともいますので、取り敢えず準備済みのPCで試してみます。

朝礼のテーマを考えてください。

いくつか候補と簡単な内容が素早く出力されPC画面に表示されるため、少し興味を持ってきます。ただ、出てきたテーマはあまりにも幅広すぎて、明日から使えるテーマかと言えばなかなか難しいですよね。そんなことを伝えながら、「では次に、こういった条件を設定してみよう」と進めます。

マイコプラズマ肺炎が流行ってきているため、注意喚起する朝礼のテーマを考えてください。

テーマだけではなく、日常生活で留意すること、咳エチケット、症状が出た場合にどうするか、などテーマだけではなく、話す内容までしっかりと意に沿ったものが出力されます。このあとは、プロンプトの内容を変更すれば、第一歩としては十分です。あまり求めすぎるとまた嫌気がさしてしまうため、少しずつのステップアップでよいと思います。全く使わないよりもよいと考えましょう。

大きなテーマを提示して、徐々に焦点を絞っていく

門外漢の分野で説明したり、言語化することは大抵のひとにとって難しいと思います。同じように生成AIを全く使用していない、その気もないひとも同じことが当てはまることもあると思います。

まずは大きなテーマ、例えば「朝礼のテーマ」などを入力して、徐々に焦点を絞り込んでいく方法で馴染んでいくのがよさそうです。

如何でしたでしょうか。次回は、少しずつプロンプトの焦点を絞り込んでいくプロセスをお伝えできればと思います。


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