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【鳴潮】リナシータ産音骸、どれ使う?【Ver2.0】

おはようございます。ジェネです。

今回はVer2.0にて追加された32種の音骸たちを見ていきます。
同時に実装された5種のハーモニー効果も併せて紹介していくので、装備に最適な音骸を選ぶ参考になれば幸いです。

なお敵として現れる残像についてはノータッチでいきます。
どれもモーション作り込まれてて面白いんですが紹介しだしたらキリがないので。

それでは参りましょう。



リナシータ・新音骸


Ver2.0音骸の概要

Ver2.0のアップデートにより、新たに32種の音骸(ナイトメア含む)が実装された。
中でもコスト4に相当する怒涛級・津波級音骸は11種も追加されており、これによって装備する音骸のバリエーションは広がった。

新音骸の多くはこれまた新規のハーモニー効果を持っており、それらを発動させることで既存のキャラクターでもより高い性能を発揮できるようになった。
さらに「メイン音骸として装備する」だけで特定属性と特定の攻撃のダメージを上昇させる効果を持つものもあり、音骸をスキルとして使わずにキャラの強化パーツとみなせるようにもなった。

このようにキャラビルドの一部としての音骸はさらに深みを増しており、様々な組み合わせが検討できるようになっている。
当記事ではそれらの試行錯誤の一助として、新音骸や新ハーモニー効果の特質を解説していく。
その後に新たな音骸による装備更新の考え方を私見ではあるが紹介したい。


新ハーモニー効果


まず追加された5種のハーモニー効果について、既存のハーモニーと比較しつつ使用例を検討する。


フロステッド・ハート

2セットで共鳴スキルダメージ強化、5セットで各攻撃に応じて凝縮ダメージか共鳴スキルダメージを強化する。
現状では凝縮属性かつ共鳴スキルダメージ特化のアタッカーに最適な効果であり、カルロッタの強みを最大限に引き出せるセット。
共鳴スキルの発動をトリガーにして得られる凝縮ダメージ強化は22.5%と高く、『夜にこびり付く白霜』5セットの強化幅20.0%を上回る。
ゆえに共鳴スキルダメージが主体でないアタッカーでなくても凝縮属性であれば採用圏内となる。
他の使い方では共鳴スキルダメージ強化を目当てに2セット効果だけ発動させ、他のハーモニーを2セットつけて火力を底上げしつつ4-4-1-1-1の組み合わせを実現させる運用も可能。


エターナル・ライト

2セットで回折ダメージ強化、5セットで敵に付与した【騒光効果】に応じたバフを得られる効果を持つ。
【騒光効果】は現状漂泊者・回折の共鳴スキルと共鳴解放でしか付与できない効果(詳細はゲーム内のチュートリアルを参照)であるため、必然的に5セット効果を最も使いこなせるのも漂泊者ということになる。
しかし使いどころがあまりにも限られてしまうため、実戦的に用いるのであれば他の2セット効果と組み合わせるのも視野に入る。
元々回折を強化する『闇を取り払う浮星』は変奏スキルをトリガーに回折ダメージを強化する5セット効果であったため、回折アタッカーの運用の仕方によっては2+2セットの運用も活きる……かも。


ミッドナイト・ヴェール

2セットで消滅ダメージ強化、5セットで終奏スキル時にダメージ追加次に交代するキャラに消滅ダメージアップ効果付与を行う。
これらの効果を余すことなく使うには装備者が消滅属性であること、そして交代先キャラも消滅属性であることが条件となる。
現状の消滅キャラには終奏スキルで消滅ダメージブーストを付与できる丹瑾がおり、近日実装予定のロココも終奏スキルは消滅ダメージブースト+通常攻撃ダメージブーストを付与するものとなっている。
したがってこの2キャラはこのハーモニー効果と相性が良く、双方ともに5セット持たせれば往復するだけで常にブースト効果を渡し合えるようになり強力(机上論だが)。
裏を返せば終奏スキルを積極的に狙わない編成であったり単独で編成した消滅キャラには『二度と輝かない沈日』を持たせるほうがよいともいえる。

こんなどえっちな音骸出しちゃっていいんだっていう衝撃


セレッシャル・アンサム

2セットで共鳴効率アップ、5セットで協同攻撃ダメージアップ協同攻撃のクリティカルをトリガーにした攻撃力アップを付与。
言うまでもなく協同攻撃持ちのキャラクターを強化するパーツであり、協同攻撃そのものの火力も大幅アップできるのが独自性だといえる。
攻撃力アップの条件が協同攻撃のクリティカルの発生であるためやや厳しく、持続時間も4秒間と短いため扱い方を捻る必要がある。
現状で相性の良いキャラは共鳴解放によって協同攻撃を付与できる折枝やヴェリーナということになるが、どちらも早めに終奏スキルを撃ちたい性能ゆえに『月を窺う軽雲』のほうが扱いやすくなってしまう。
今後協同攻撃を主体にするメインアタッカーが実装されると化ける可能性もある。


タイズターニング・ヴァラ

2セットで共鳴効率アップ、5セットで攻撃力アップと条件付の全属性ダメージ強化が発動する。
まず攻撃力アップだが、倍率が15%なので『絶えない余韻』の2セット効果を上回っており、この時点で火力の底上げに優れている。
そしてもう一方の全属性ダメージブーストだが、共鳴効率が250%以上というかなり厳しい条件が課せられている。
この条件さえクリアできれば攻撃力15%upと全属性ダメージ30%upの効果を持続させられるので、サブステータス厳選をおこなって発動を狙う価値は十二分にあるといえるだろう。
ただやはり共鳴効率250%というのは相応の火力とトレードオフで達成できる数値であるため、共鳴効率が無駄にならないように共鳴解放が強力なキャラに装備させるのが良いと考えられる。
ショアキーパーは共鳴解放によるバフフィールドの効果を最大まで伸ばすために共鳴効率を盛るビルドが主流のため、このハーモニー効果を試用してみるのにはうってつけのキャラといえる。
(奥義である慧眼のダメージはHP依存な点には注意)


ナイトメア音骸


ナイトメア音骸は既存の怒涛級音骸の亜種ともいえる音骸で、原種とは異なる音骸スキルとハーモニー効果を有している(例外あり)。

特に大きな変化としてはメイン音骸として装備するだけで常時ダメージアップバフを受けられる効果が備わっていること。
原種では音骸スキルの最後段をヒットさせなければ得られなかったバフをナイトメア音骸ならばほぼ無条件で得られるため、より戦闘で扱いやすくなった音骸だといえる。

本項ではそんなナイトメア音骸の登場による既存ビルドへの影響について触れていく。

ナイトメア音骸のリポップごとに狩る日々。気の遠くなる厳選


ナイトメア・飛廉の大猿

ハーモニー効果:谷を突き抜ける長風
メイン装備効果:気動ダメージアップ、重撃ダメージアップ

このハーモニーでは待望の追加コスト4音骸であるため、気動属性のアタッカーにとっての強化パーツとなる。
特にメイン装備時の重撃ダメージアップは忌炎鑑心のどちらにも有効に働き捨てるところがない。
音骸スキルも原種が変身タイプだったのが召喚タイプになっており気軽に扱いやすくなった。


ナイトメア・無情のサギ

ハーモニー効果:ミッドナイト・ヴェール
メイン装備効果:消滅ダメージアップ、重撃ダメージアップ

ミッドナイト・ヴェールを持つコスト4音骸は現状コレとローレライのみのため、4-4-1-1-1のビルドをする際は自然に入ってくる。
原種の音骸スキルによる補助効果が共鳴エネルギー獲得と次キャラのダメージアップだったのと比べると、こちらは装備者の火力アップに貢献する音骸であるといえる。
特に消滅&重撃という組み合わせはロココ丹瑾漂泊者・消滅と相性が良く、また前述の通りハーモニー効果ともシナジーが期待される。
メイン音骸として比較対象になるローレライは重撃の代わりに通常攻撃を強化できるため、使い分けも可能。


ナイトメア・哀切の凶鳥

ハーモニー効果:エターナル・ライト
メイン装備効果:回折ダメージアップ

原種にあった共鳴解放ダメージアップがオミットされ、代わりに音骸スキルが召喚タイプになり使いやすくなった。
攻撃対象が【騒光効果】を10スタックしている場合に音骸スキルダメージが強化されるが、これはハーモニー効果との組み合わせで活きるため、特化したビルドでは火力リソースとして期待できる。


ナイトメア・無冠者

ハーモニー効果:二度と輝かない沈日
メイン装備効果:消滅ダメージアップ、通常攻撃ダメージアップ

原種からダメージアップ対象が共鳴スキル→通常攻撃となり、ツバキでのメイン枠採用価値が増した。
そうでなくても原種の音骸スキルはモーションが長めでバフを得るのに手間がかかったため、単純に火力底上げのための採用もしやすい。


ナイトメア・雷刹のウロコ

ハーモニー効果:空を切り裂く冥雷、セレッシャル・アンセム
メイン装備効果:電導ダメージアップ、共鳴スキルダメージアップ

音骸スキルが2連撃から自身を中心とする範囲攻撃に変わり、モーションの長い変身ゆえにキャラチェンジ前の置き土産として使えるようになった。
ダメージアップ対象も重撃→共鳴スキルに変わったことでより恩恵を受ける幅が広がったのも良いポイント。
また今回追加された怒涛級音骸のなかで何故かコイツだけは2種のハーモニー効果を有し得るので、地味に厳選が大変になっている。

音骸スキル中ってカメラ使えないんだっていう気づき


ナイトメア・雲閃のウロコ

ハーモニー効果:空を切り裂く冥雷
メイン装備効果:電導ダメージアップ、共鳴解放ダメージアップ

なんといっても音骸スキルが格段に使いやすくなったのが大きい。
原種ではあまりにモーションが長くダメージ自体もパッとせず、バフを得るために使うのも躊躇われるレベルだったのが(代替わりという形で)救われたことになる。言うほど救われてるか?
共鳴解放ダメージアップ効果は電導属性にとって切っても切れない好相性であるため、今後はコレをメイン音骸にする機会が増えるだろう。


ナイトメア・燎原の炎騎

ハーモニー効果:山を轟かせる崩火
メイン装備効果:焦熱ダメージアップ、共鳴スキルダメージアップ

待ちに待った2つ目の焦熱コスト4音骸。
長離との相性があらゆる面で良く、今後はこちらをメイン音骸に据えて装備を組むことになるだろう。
原種も依然として音骸スキルによるバフがアンコと噛み合いがいい点が評価できるため、今後の焦熱新キャラによっては使い分ける形になるか。
なお燎原の炎騎はバイクとしての用途が目立つが、ナイトメア音骸も長押しによるバイク搭乗は健在。
ただしクールタイムが原種よりも長くなっている点には注意。


ここまでで紹介した以外にも新たな怒涛級・津波級の個体として『嘆きのドレイク』『ローレライ』『ゼノコロッサス』『ヘカテー』がいるが、今回は尺の都合で紹介を省略する。
いずれもメイン音骸として装備した際のバフ効果を備えるため、装備キャラの特性に合わせて使い分けることになるだろう。


装備更新の考え方について


「属性×みなしダメージ」の組み合わせで考える

新ハーモニー効果のうち、凝縮、回折、消滅の3属性は既存のハーモニー効果と比較して考える必要がある。

凝縮属性の場合、『夜にこびり付く白霜』が単純な凝縮ダメージ強化であったのに対し『フロステッド・ハート』は共鳴スキルも併せて強化するものになっている。
現状使える凝縮アタッカーが凌陽カルロッタである以上、共鳴スキル強化の乗る後者のほうがダメージの出やすい状況が多いだろう。

つまり、これまでは属性バフのみを目当てに組んでいたビルドを、今後は属性バフ+各種攻撃に対応したバフの組み合わせで選ぶ余地が生まれたということになる。

この恩恵が分かりやすいのは電導属性で、これまでは共鳴解放アタッカーであるカカロ相里要に共鳴解放バフ持ちの雲閃ではなく雷刹を装備するケースが多かった。
これはひとえに音骸スキルによるバフの受けづらさゆえだったが、今回のナイトメア音骸実装によって音骸スキル発動が不要になった。
こうして電導ダメージアップと共鳴解放ダメージアップの両方の恩恵を受けやすくなり、装備更新が実現している。

他にもこのような「無駄の出ない」組み合わせがやりやすくなったため、場合によっては一から音骸の厳選をしてでもビルドを一新したいキャラが現れることになった。
これから新たに音骸セットを組む予定のプレイヤーはまずそういった相性の良さ、無駄のなさに着目して組み合わせを考えてみてほしい。


2セット×2セットの可能性

ここからは余談になるが、音骸の多様化に伴ってハーモニー効果のうち2セット効果を2種類採用する形のビルドに可能性を感じている。

このビルドの最大の利点として、これまでの主流であったコスト4-3-3-1-1や4-4-1-1-1以外の組み合わせを模索できることが挙げられる。
たとえば5セット効果を無理に目指さないことで3-3-3-3といった組み合わせも実用圏内(個人の感想)となるし、極端にコスト4音骸の少ない属性でも4-4-1-1-1(あるいは4-4-3-1)のクリティカル偏重ビルドを強引ながら組めるようにもなる。

もちろんサブステータスも加味すると音骸を5つフルに装備する価値のほうが高い。
ゆえに越えるべき壁も高く、研究途中の提言であるため真に受けないでほしい。急に弱気になったな

何が言いたいかというと、既存の強いと言われるビルド以外にもユニークな組み合わせはそこかしこに転がっているということである。
音骸育成のリソースが厳しい点については重々承知しているが、それでも新たな地平に興味がある方はぜひ自分なりの探究をしてみてはどうだろうか。


まとめ


新音骸について長々と紹介したが、今回取り上げなかった水風級・巨浪級の音骸にも無二の個性を持つものがいくつか存在する。
詳しい性能については省いた部分も多いため、ゲーム内の音骸図鑑などを用いてより理解を深めていただければと思う。

特にリナシータでのボスに相当する4体の音骸については使ってみて強さを実感できるものもあるため、その点も試しつつビルドに頭を捻ってみてほしい。
音骸の厳選は大変だが、その先に快適なプレイが待っていると思うとこれもまた楽しいコンテンツであろう。



厳選、というほどではないけどある程度妥協の編成ができるまで高難度には行きづらい。
そんなわけでまだ挟撃作戦無双版Ⅲがやれてません。
早くしないと開催期間が終わっちまうんだが……?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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