現代のエンジニアは売り手市場
今回は、あなたがより有利に生きていくための方法を説明する。
例えが株やFXなどのトレードをやっている人向けになってしまったが、今の仕事に満足できていない人は参考にして欲しい。
現代、フリーランスのエンジニアが求人サービスなどを介して、良い仕事にありつくのは容易い。
思い立ったらものの数日で、高単価で、残業もなく快適な環境へ参画できる。
あなたは牛丼は好きだろうか?
エンジニア向け案件も「早い、高い、ウマい話」とまるで牛丼屋のようだ。
これは他の記事でも説明しているようにエンジニア需要に供給が追いついていないからである。言い換えると【売り手市場】というわけだ。
エンジニアが自分を売り込む上で、強気に立ち回れる世界なのだ。
コロナの影響で多くのフリーランスエンジニアが一度現場を追われた。だいたい今年の春ごろのことだ。まあ自分も含めそのほとんどが「持続化給付金」100万円を受け取って、働かずして休業していた間の金を得ることができた。
自分の場合は2ヶ月間、ほとんど働かなかった。簡単な打算だが、この2ヶ月ほど働いて100万余りの報酬を得るよりも働かずに100万をもらったほうが合理的であったからだ。
これからフリーランサーになろうという人も心配しないで欲しい。
コロナの猛威で経済が打撃を受けている真っ只中であっても、新しい職場の紹介などいくつもあった。だからワーカホリックの人だって働きたければ働くことができたはずだ。
自分の【エンジニア相場観】によると、コロナにより【エンジニア市場】は高値圏を維持したまま一時的な下落を見せただけだ。
どういうことかというと、それでも働きたいエンジニアを企業からすれば【技量のわりに安く雇える】もしくは【同じ報酬でも高スキル人材を雇える】傾向になると考えた。これはあくまで自分の仮説だ。
ちなみに、相場観とは正しいか間違っているかではなく、自分の中に【シナリオ】(仮説)をひとつ立てているかが重要である。もちろん結果は全ての後に分かることだが、それまでは自分のシナリオが正しい前提で動いていく。
もちろん企業はエンジニアを押し目買いをするだろう。
だが、エンジニアとひとくくりに言っても、自分自身は一人しかいないわけだ。企業からすればエンジニア各個人は【One of them】なのだが、少なくとも自分くらいは自分を大切にしてあげて欲しい。
だから、自分はこのコロナ相場で自分自身を売らなかった。エンジニアとしての自分はどこかで作業をする限りその時間は金に変換され続けるわけだが、それを売り物にしなかったということは、自分で自分を買っていたと言い換えることができる。自社株買いのような状態だ。
買われるものは価値が上がり、売られるものは価値が下がるのが相場だ。
なので、給付金も100万円いただいて、休業分もおおよそ賄えたのでそろそろ働こうと求人サービスのほうで仕事を探し始めてもらうことにした。
一生懸命に就職活動やハローワークで就活している人には衝撃的だろうが、フリーランスのエンジニアは、口を開けていれば仕事を持ってきて目の前にいくつか選択肢を並べてくれるのだ。
だから、疲弊するほど自分を売り歩いている学生や、他にいくアテがないだろうと雇用主にナメられて、良い扱いを受けていないあなたも、早くフリーランスのエンジニアになったほうがいい。
そして、それらの仕事を眺めて自分は1つ選んで報酬を交渉したのだ。まずこの段階で月額10万円アップした。聞いてみるものだ。
さらに、ここで「いますぐ働かなくても数年は生活に困らないから、コロナ市場が終わって優位性が高まるのをのんびり待つことにいたします。」と切り出すのだ。ここで辞退する意を表明するのだ。
これは、自分という【板】に高い値段で買い注文をいれておくのに等しい行為だ。
【買い】が入り、それでも自分の事を買いたい企業はより高い値段で注文を入れないといけなくなる。
結局、その案件は最初は常駐案件のはずだったが、【部分的にリモートで将来的にフルリモートも可】となるよう求人サービスが交渉を進めてくれた。
ここから学んで欲しいことがひとつある。
実はあなた自身に値段をつけられるのはあなたなのだ。あなたはいかなる交渉にも拒否する権利がある。それを忘れないで欲しい。
だから、もし次のような問題をかかえているとしたら、あなたに問題があり改善の余地は幸いあなた自身にあるので喜んで欲しい。
残業が辛い
給与が少ない
職場が快適でない
家から遠い
これらの問題を抱えているなら、あなたはこれらの条件であなたを売ってしまったのだ。割りに合わないと思うなら、売らなければよかっただけのことだ。今すぐ買い戻せ。(その仕事をやめろ。)
もし「買い手がつかないから安く売るしかなかった 」というのなら、あなたはあなたの品質を高めるべきだ。今すぐに。
それがもっとも再現性のある改善方法だ。
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