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総合内科専門医/第85問(呼吸器)/2018

総合内科専門医試験
2018年度予想

82歳の男性。意識障害を主訴に救急搬送された。救急隊接触時にSpO2 75%であったため、酸素投与(リザーバー付マスク10L/分)を行いながら搬送された。本人から病歴を十分に得ることはできなかったが、救急要請を行った別居している家族の話によると、肺気腫で7年前から在宅酸素療法が導入されており、現在は2L/分の酸素を吸入、2日ほど前から微熱、咳嗽が出現し、本日より呼吸困難感が強くなったため酸素投与量を5L/分まで増量したとのことであった。
現 症:意識レベルはJCSⅢ-100。体温37.9℃。脈拍120/分,整。血圧123/87 mmHg。呼吸数7/分。SpO 90%(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下)。体格はやせ型で、呼吸はやや弱く喘鳴が著明である。いびき呼吸は認めない。
検査所見:動脈血ガス分析(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与下):pH 7.21、PaCO2 89Torr、PaO2 58Torr、HCO3- 32.3mEq/L、BE 8.9mEq/L。
この患者の病態・治療について正しいものを 2つ選べ。
a 引き続き高濃度酸素投与が必要である。
b 病初期には徐脈を呈する。
c 進行期には乳頭浮腫を呈する。
d 肺胞低換気は原因となる。
e pH値が正常になるまで治療が必須である。

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解答

c 、d

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1,316字

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