総合内科専門医/第279問(代謝)/2022

第50回総合内科専門医試験
2022年度予想

63歳の女性。前院で脂質異常症のコントロール不良を認め、紹介されて受診した。5年前に急性心筋梗塞と診断され、経皮的冠動脈インターベンションを受けている。同時期より脂質異常症(LDL-コレステロール値:189mg/dL)に対して、ロスバスタチンによる内服治療開始するも改善なく、小腸コレステロールトランスポーター阻害薬併用とするも、半年前に再度心筋梗塞を発症している。
既往歴:急性心筋梗塞
生活歴:喫煙習慣と飲酒習慣とはない。
家族歴:父親が80歳時に脳出血で死亡。母親が84歳時に胃癌で死亡。
身長160cm、体重57kg、腹囲76cm。脈拍76/分、整。血圧132/80mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。
血清生化学所見:空腹時血糖128mg/dL、総コレステロール246mg/dL、LDL-コレステロール148mg/dL(基準60~140)、HDL-コレステロール54mg/dL、トリグリセリド149mg/dL。胸部エックス線写真、心電図検査に異常を認めない。内服コンプライアンスは良好。
次に行うべき治療薬として適切なのはどれか。1つ選べ。
a. フィブラート系薬
b. PCSK9阻害薬
c. 多価不飽和脂肪酸
d. 陰イオン交換樹脂
e. 選択的PPARαモジュレーター


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解答

b

解説

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747字

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