総合内科専門医/第204問(呼吸器)/2019
総合内科専門医試験
2019年度予想
52歳の男性。就寝中のいびきを主訴に来院した。会社で日中の居眠りが多く、最近、注意力の低下を自覚している。妻にいびきがひどいことを指摘され受診した。飲酒はビール1,000ml/日を18年間。身長165cm、体重90kg。ポリソムノグラフィにて無呼吸指数測定を行った(基準5未満)。
睡眠時無呼吸症候群ガイドライン2020において、重症の診断となる無呼吸低呼吸指数基準を答えよ。
a. 5 以上
b. 10 以上
c. 15 以上
d. 30 以上
e. 45 以上
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解答
d
試験のポイント
「SAS重症度分類」と「CPAP適応基準」とで、無呼吸低呼吸指数AHIを覚える必要があり、混同しやすい。CPAP適応は、簡易検査でAHI : 40以上、PSGで 20以上、である。一方、重症度分類は、軽度:5 〜15、中等度:15〜30、重度:30以上である。試験でも引っ掛けやすいため再度確認を。
解説
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